ご存知ように、レオスキャピタルワークスは、独立系投資信託会社の一つで、「ひふみ投信(ひふみプラス)」、「ひふみワールド(ひふみワールドプラス)」、「まるごとひふみ(15・50・100)」、「ひふみらいと」の4つの商品があります。
ひふみ投信(ひふみプラス)は、積立NISA対象です。
ひふみプラスは、これまで一般的な証券口座や直販口座で購入できましたが、2018年からtsumiki(つみき)証券でも購入できるようになりました。
「ひふみプラスを、積立NISAで投資したい」、「資産形成の中心をひふみプラスで考えている」と思っているなら、tsumiki証券とそれ以外の証券会社のどちらがお得か、知っておいて損はありません。
そのようなあなたのために、ひふみプラスをtsumiki証券で購入するメリットとデメリット、及びそれ以外の証券会社のメリットを解説します。
それ以外の証券会社として、SBI証券、松井証券、楽天証券、直販口座をピックアップしました。
結論から述べれば、次の通りです。
- エポスカードでポイントを貯めたい(最大年0.5%)、積立NISAでセゾン投信も購入したい:tsumiki証券
- 投信マイレージサービス(最大0.25%)、三井住友カード(NL)(0.5%)でポイントを貯めたい、一括投資したい:SBI証券
- 投信毎月現金還元サービスで現金を受け取りたい(年0.055%)、一括投資したい:松井証券
- 楽天カード(1%)でポイントを貯めたい、一括投資したい:楽天証券
- 信託報酬の還元を受けたい(最大年0.4%)、「ひふみらいと」にも投資したい:ひふみ投信直販口座
更新履歴
- 全体をアップデートしました。[2022.1.22]
ひふみプラスをtsumiki証券で購入するメリット・デメリット
tsumiki証券のメリットは、次の2点です。
- ポイントが貯まり、ポイント投資が可能
- セゾン投信との組合せ投資が可能
tsumiki証券では、エポスカード(クレジットカード)で投資信託が購入でき、エポスポイントが貯まります。
エポスポイントは、積立年数に応じて付与率が変わります。
- 1年目:購入金額の年0.1%
- 2年目:年0.2%
- 3年目:年0.3%
- 4年目:年0.4%
- 5年目以降:年0.5%
例えば、積立NISAの上限である年40万円投資した場合、 40万円×0.1%=400円相当貯まります。5年目以降なら、2000円相当貯まるので、長く投資を続けるほどお得です。
貯まったエポスポイントは、商品やAmazonギフト券への交換、ポイント投資に利用できます。
ポイント投資は、tsumiki証券の投資信託を特定口座で購入できます。
1pt=1円分として、100pt以上、100pt単位で利用できます。
また、tsumiki証券では、ひふみプラスとセゾン投信の組合せで購入できます。
セゾン投信の商品は、以下2点です。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- セゾン・資産形成の達人ファンド
セゾン投信は、tsumiki証券、もしくは直販口座でしか購入できません。[参考:セゾン投信を買うなら、tsumiki証券と直販どっち?メリットとデメリット]
そのため、積立NISAで、セゾン投信とひふみプラスの組合せで購入したい方にはtsumiki証券が最適です。
一方、tsumiki証券のデメリットは、次の2点です。
- 投資上限が月5万円まで
- 一括投資できない
tsumiki証券で購入できる金額は、月5万円まで、年60万円までと上限があります。
そのため、一時的な暴落時に、一括投資できません。一括投資のメリットは、後述します。
ひふみプラスをtsumiki証券以外で購入するメリット
それ以外の証券会社として、ポイント還元率が高い以下3社、及び直販口座をピックアップしました。
- SBI証券
- 松井証券
- 楽天証券
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
ひふみプラスをSBI証券で購入するメリット
SBI証券のメリットは、次の3点です。
- 投信マイレージサービスで、ポイントが貯まる
- 三井住友カード(NL)で、ポイントが貯まる
- 一括投資できる
投信マイレージサービスとは、投資信託を保有するだけで、Tポイント又はPontaポイントが貯まります。
ひふみプラスのポイント付与率は、以下の通りです。
- 月間平均保有額1000万円未満:保有額の年0.15%
- 月間平均保有額1000万円以上:保有額の年0.25%
例えば、100万円保有している場合、100万円×0.15%=1500ptです。
貯まったポイントは、投資信託の購入等にあてることができます。
また、三井住友カード(NL)で積立設定すると、購入金額の0.5%分のVポイントが貯まります。
三井住友カード(NL)は、年間費永久無料です。積立以外にも、コンビニ決済(セブン-イレブン、ローソン等)やマクドナルドで利用すると、最大5%のポイント還元が受けられお得です。
積立設定は、月上限5万円なので、最大年60万円×0.5%=3000ptも貯まります。
SBI証券の場合、保有ポイントと積立ポイントを活用すれば、0.15%+0.5%=0.65%のポイント還元を受けれます。
SBI証券を含め、一般的な証券会社では、好きな時に好きな金額で一括投資できます。
よく、「積立投資と一括投資は、どちらの方がリターンが高いか」疑問に思う方がいます。優良なアクティブファンドでは、とりわけ一括投資の方がリターンが高いです。
例えば、ひふみプラス(ここでは、10年分のデータがあるひふみ投信を利用)を、過去10年、月3万円積立投資した場合と、一括投資した場合のリターンは次の通りでした。[2021.12基点]
- 投資元本:360万円
- 積立投資:747.23万円
- 一括投資:1862.51万円
一括投資では、積立投資と比較して、+1115.28万円多かったです。
その差は歴然です。
ただ、一括で360万円も投資できないですよね。
積立NISAでは、月3.3万円積立しておき、余力がある月や、一時的な暴落時に一括投資を行うのが良いでしょう。
一時的な暴落時とは、例えば、2020年2月~3月に起きたコロナショック時です。
下図は、直近3年のパフォーマンスを示したものです。[2022.1.21時点]
緑枠部分がコロナショック時です。
[出典:SBI証券]
基準価額は、40,724円→31,331円(-23.0%)も下落しました。
この時に、少しでも一括投資できていれば、わずか7ヶ月ほどで基準価額は元の水準に戻り、大きなリターンを得ることができました。
ひふみプラスを松井証券で購入するメリット
松井証券のメリットは、次の3点です。
- 投信毎月現金還元サービスで、信託報酬の一部がキャッシュバック
- 一括投資できる
投信毎月現金還元サービスとは、信託報酬のうち、松井証券が受け取る部分について一部がキャッシュバックされます。
ひふみプラスでは、保有金額の年0.055%キャッシュバックされます。
例えば、100万円保有している場合、100万円×0.055%=550円です。
松井証券では、積立設定によるポイント付与はありません。
一括投資については、SBI証券の欄で記載した説明を参照ください。
現金で還元を受けたいという方は、松井証券が最適です。
ひふみプラスを楽天証券で購入するメリット
楽天証券のメリットは、次の3点です。
- 楽天カードで、ポイントが貯まる
- 一括投資できる
楽天カードで積立設定すると、購入金額の1%分の楽天ポイントが貯まります。
楽天カードは、年間費永久無料です。入会キャンペーンも通年で行われており、カードを作るだけで、数千ポイントがゲットできます。
積立設定は、月上限5万円なので、最大年60万円×1%=6000ptも貯まります。
楽天証券では、保有によるポイント付与はありません。
一括投資については、SBI証券の欄で記載した説明を参照ください。
積立投資で最も還元率が高いものを希望する場合は、楽天証券が最適です。
ひふみ投信を直販口座で購入するメリット
直販口座で購入する場合、ひふみ投信とういうファンドですが、ひふみプラスと投資方針もリターンも基本的には同じです。
直販口座のメリットは、次の2点です。
- 資産形成応援団で、保有期間に応じて信託報酬を一部還元
- 「ひふみらいと」を購入できる
直販口座では、以下の通り、保有期間に応じて信託報酬の一部が還元されます。
- 保有期間5年~10年:年率0.2%実質割引
- 保有期間10年~:年率0.4%実質割引
また、バランス型ファンド「ひふみらいと」を購入できます。
ひふみらいとは、株式10%・債券90%を基本ポートフォリオとしたファンドです。
まとめ
ひふみプラスは、一般的な証券会社に加え、tsumiki証券でも購入できます。
各証券会社のポイントは、次の通りです。
- エポスカードでポイントを貯めたい(最大年0.5%)、積立NISAでセゾン投信も購入したい:tsumiki証券
- 投信マイレージサービス(最大0.25%)、三井住友カード(NL)(0.5%)でポイントを貯めたい、一括投資したい:SBI証券
- 投信毎月現金還元サービスで現金を受け取りたい(年0.055%)、一括投資したい:松井証券
- 楽天カード(1%)でポイントを貯めたい、一括投資したい:楽天証券
- 信託報酬の還元を受けたい(最大年0.4%)、「ひふみらいと」にも投資したい:ひふみ投信直販口座
あなたが最適な証券会社を選ぶ参考になれば幸いです。
より深く、ひふみ投信を理解するなら、社長である藤野さん著書の「投資家みたいに生きろ 将来の不安を打ち破る人生戦略」や「投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書) 」も併せて読んでおきましょう。
その他、tsumiki証券に関するトピックは、「tsumiki証券活用のための資産運用ガイド」でまとめていますので、ご覧ください。
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