こんにちは。LEVECHY(レベチー)は、簡単に言えば、1万円と少額からプロが選定した不動産に投資できるサービスです。
2023年6月にサービスが開始されました。
「レベチーとはどんなサービス?」
「少額から、不動産投資で資産運用したい」
「相場に影響されにくい投資がしたい」
「ポートフォリオの拡大や分散先を考えている」
と思うなら、レベチーを知っておいて損はありません。
そのようなあなたのために、レベチーを始める前に必ず知っておきたいトピックスを1ページにまとめています。
- 更新履歴
- 1.レベチーの運営会社
- 2.レベチーの3つの特徴
- 3.レベチーのファンドの利回り分析及び配当分析
- 4.レベチーの評判
- 5.レベチーの口座開設(会員登録)と手数料
- 6.レベチーのポイントサイト及びキャンペーン
- 7.レベチーの配当金の確定申告
- 8.その他気になること
- まとめ
更新履歴
- その他気になることを追加しました。
1.レベチーの運営会社
まず、レベチーのサービス内容を理解する前に、運営会社について理解しておきましょう。
運営会社は、株式会社LEVECHYです。
2024年7月に、ジャパン・プロパティーズ株式会社より社名変更されました。
2012年1月に設立され、以下3事業を営んでいます。
- クラウドファンディング事業「LEVECHY」の開発、運営
- 次世代型、オフィス&レジデンスのクリエイト事業「JP-BASE」の開発、運営
- オフィス・リーシング、プロパティ・マネジメント、アセット・マネジメント、インベストメント各事業
運営会社で見るべきポイントは、信用性を担保するため、顔と名前がきちんと掲載されていることです。
責任を果たすという表れでもあります。
レベチーでは、代表取締役社長の高 将司 氏が掲載されています。
また、社長以外のメンバーも、運営会社HPにきちんと掲載されていました。
これらの点を踏まえ、レベチーの信用性はOKと言えるでしょう。
[出典:レベチー]
また、運営会社の財務状況も確認しておきたいところです。
ただし、非上場企業の場合は、開示されていない場合も多いです。その場合は、サービスの運営状況や実績を確認しましょう。
レベチーでは、残念ながらHP上で財務状況を確認できませんでした。運営会社に開示していないことを確認済みです。
ただし、運営会社HPの「HISTORY」の欄において、売上の推移を確認できます。
2021年より大きく上昇し、直近2023年では66.2億円としっかりと運営(売上を上げている)されていることがわかります。
また、サービスの実績では、後述するファンド募集到達率や実績利回りでも確認できます。
以上を踏まえ、現時点では、レベチーは利用しても問題ないと考えています。
2.レベチーの3つの特徴
ここからレベチーのサービスを深堀していきます。
レベチーは、不動産クラウドファンディングという分類のサービスです。
「不動産クラウドファンディング」とは、インターネットを通じて投資家(あなた)から資金を集め、集めた資金をもとに不動産運用を行い、運用益や売買差益を投資家に分配する仕組みです。
元本保証ではありません。
レベチーの特徴は、以下3点です。
- 1万円と少額から投資可能
- 優先劣後出資方式、倒産解離、信託保全で、元本割れリスクを低減
- 金融機関からの借入も活用し、高配当の実現した不動産ファンドをラインナップ
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1万円と少額から投資可能
「不動産投資するには、大金が必要なんでしょ」と思われる方が多いですよね。
いいえ、レベチーでは1口1万円と少額から不動産投資が可能です。
また、レベチーでは、不動産投資の手間もかかりません。
通常の不動産投資では、物件調査、書類申請、物件メンテナンスなど多くの手間がかかります。
レベチーでは、これらを運営会社が実施しているため、あなたはインターネット上でファンドを選ぶだけで面倒なく投資できます。
以下は、ファンドの詳細画面です。
物件情報も丁寧にまとめられています。
「投資概要」では、ファンド概要(ポイント、投資スキーム、申込方法)がまとめられています。
「物件概要」では、物件の立地がまとめられています。
「リスク」では、本ファンドに投資することによるリスクがまとめられています。
「会員限定情報」については、会員登録すると閲覧できます。
優先劣後出資方式、倒産解離、信託保全で、元本割れリスクを低減
レベチーは、一般的な不動産クラウドファンディングとはひと味違います。
一般的なクラウドファンディングが不動産特定共同事業1号・2号事業を取得しているのに対し、レベチーは不動産特定共同事業3号・4号事業を取得して事業を行っています。
以下は、1号・2号と、3号・4号の違いをまとめたものです。
簡単に言うと、レベチーは高利回りを実現(レバレッジ)でき、かつ安全性も高いです。
※1:約款で認められる必要があります。
※2:一部実施しているケースもあります。
レバレッジについては後述します。
レベチーは、元本割れリスクの低減のため、優先劣後出資方式を採用しています。
簡単に言うと、ファンド出資時に、あなた(優先出資者)と運営会社等(劣後出資者)の両者からお金を集め、収益分配や元本償還に優先順位をつける仕組みです。
劣後出資者が売却損を先に負担することになるので、仮に物件の売却価格が想定価格を下回っても、優先出資は元本割れしにくいことになります。
具体的な元本割れケースは、「レベチーの元本割れリスクを理解していますか?」で詳しく解説していますので、ご覧ください。
レベチーは、元本割れリスクの低減のため、倒産解離スキームを採用しています。
下図は、一般的なクラウドファンディング(左)と、倒産解離スキームを採用したレベチー(右)の倒産時の投資家の資金を比較したものです。
一般的な不動産クラウドファンディングでは、仮に運営会社Aが倒産した場合、投資家の出資で購入した不動産の名義が運営会社Aのため、運営会社の債権者に差押えられる可能性があります。
差押え金額によっては、出資額が全額棄損する可能性があります。
一方、レベチーでは、仮に運営会社が倒産した場合、投資家の優先出資で購入した不動産の名義がSPC(Special Purpose Company:特別目的会社)(運営会社と異なる)のため、運営会社の債権者による差押ができません。
このため、投資家様の資産である不動産は差押等の対象となりません。
すなわち、一般的な不動産クラウドファンディングと比較して、レベチーの方が元本割れリスクが低いと考えられます。
レベチーは、元本割れリスクの低減のため、信託保全を採用しています。
レベチーでは、投資家の出資金、分配金及び償還金(未投資資金)を、運営会社の口座ではなく、信託銀行の口座にて信託管理しています。
これにより、万が一運営会社が倒産した場合にも、投資家の資産は債権者からの差押えの対象にならず、保全されます。
金融機関からの借入も活用(レバレッジ)し、高配当の実現した不動産ファンドをラインナップ
先ほど解説したように、レベチーは不動産特定共同事業3号・4号事業を取得しているため、運営会社が金融機関からローンを組み、レバレッジの効いたファンドを作ることができます。
下図は、一般的な不動産クラウドファンディング(左)と、レベチー(右)のファンド例を示したものです。
一般的な不動産クラウドファンディングでは、投資家からの資金のみによって、不動産を購入することになり、ほとんどの場合レバレッジがかかりません。
一方、投資家からの資金に加えて、金融機関からのローンを併用して不動産を購入することができます。
ローン金利が物件の運用利回りより低い場合はレバレッジがかかり、投資家へより高い配当が可能です。
3.レベチーのファンドの利回り分析及び配当分析
あなたが一番気になっているのは、ファンドの利回りと配当ではないでしょうか。
ここでは、想定利回りに基づく分析と、実績利回りに基づく分析を理解しておきましょう。
想定利回り分析
現時点、13ファンド募集がありました。
わかりやすいように、横軸に想定運用期間(ヶ月)、縦軸に想定利回り(%/年)を分布図にしています。
想定運用期間は8ヶ月~18ヶ月、想定利回り6.0%~12.0%で、中央値は12ヶ月で8.0%です。
安定性が高い日経平均採用銘柄のうち、最も予想利回りが高いJFEホールディングス(証券コード:5411)でも4.69%です。[2024.7.12時点]
その点を考慮しても、レベチーの想定利回りは、非常に高いと言えます。
各ファンドについて、最小投資額である1万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。
レベチーでは、1万円投資時に、想定配当金600~1,500円が期待できるようです。
ファンド名のリンク先は、各ファンドの解説記事です。
ファンド名 | 予定運用期間(ヶ月) | 想定利回り(%) | 配当金(円)* |
LEVECHYファンド13号 | 8 | 12.0 | 800 |
LEVECHYファンド12号 | 18 | 8.0 | 1,200 |
LEVECHYファンド11号 | 11 | 8.0 | 733 |
LEVECHYファンド10号 | 12 | 6.0 | 600 |
LEVECHYファンド9号 | 12 | 8.0 | 800 |
LEVECHYファンド8号 | 12 | 8.0 | 800 |
LEVECHYファンド7号 | 18 | 10.0 | 1,500 |
LEVECHYファンド6号 | 12 | 6.0 | 600 |
LEVECHYファンド5号 | 12 | 6.0 | 600 |
LEVECHYファンド4号 | 18 | 7.0 | 1,050 |
LEVECHYファンド3号 | 12 | 8.0 | 800 |
LEVECHYファンド2号 | 12 | 8.0 | 800 |
LEVECHYファンド1号 | 12 | 10.0 | 1,000 |
最小 | 8 | 6.0 | 600 |
最大 | 18 | 12.0 | 1,500 |
中央値 | 12.0 | 8.0 | --- |
平均値 | 13.0 | 8.1 | --- |
*配当金は、1万円投資時で、小数点以下、切り捨てで算出。
実績利回り分析
上記の想定利回りは、あくまでファンド募集時の「想定」です。
重要なのはファンド終了時の「実績」です。
現時点、3ファンドの運用が終了しています。
想定利回り8.0%~10.0%に対して、実績利回り8.0%~10.0%と想定通り運用されていました。
詳しい分析は、「レベチーは怪しいのか?ファンドの実績利回りで判断しよう」でまとめていますのでご覧ください。
4.レベチーの評判
レベチーを使うか検討しているなら、評判が気になりますよね。
しかし、ネット検索で出てくるのは、個人の見解に基づく主観的な評判が多いです。
そこで、私は客観的な評判を分析するために、「ファンド募集到達率」を用いています。
「ファンド募集到達率」は、私が独自に定義した用語で、募集金額に対する応募金額の割合を指します。
この数値が、不動産クラウドファンディングの評判(人気度)を客観的に判断できるため、最も重要な指標と考えています。
現時点、12ファンドの募集が終了しています。
募集金額6,200万円~91,440万円に対して、ファンド募集到達率はすべてのファンドで100%以上で、非常に良好なサービスと考えられました。
過去最大ファンドは「LEVECHYファンド3号」の約9億円でしたが、222%のファンド募集到達率でその人気度が伺えました。
詳しい分析は、「レベチーの評判をファンド募集到達率で客観的に分析」でまとめていますのでご覧ください。
5.レベチーの口座開設(会員登録)と手数料
レベチーでは、以下の手数料がかかりません。
- 会員登録費用
- 口座開設費用
かかるのは、入金・出金手数料です。
入金時は、GMOあおぞら銀行だと無料です。それ以外の銀行を利用する場合は、振込手数料が無料回数がついている銀行等を利用しましょう。
出金時は、GMOあおぞら銀行だと無料です。それ以外は、145円かかります。
詳しい口座開設方法は、「最新キャンペーンはコレ!レベチー(LEVECHY)のお得な口座開設方法」をご覧ください。
6.レベチーのポイントサイト及びキャンペーン
レベチーのポイントサイト
ポイ活でお得に始めたいと思いますよね。
残念ながら、現時点では、レベチーはポイントサイト経由の特典はありませんでした。
レベチーのキャンペーン
レベチーでは、不定期ではありますが、お得なキャンペーンがあります。
現時点、当メディア限定新規登録キャンペーン、LEVECHY1周年記念特別キャンペーン(第2弾)が実施中です。
当メディア限定新規登録キャンペーン概要は、次の通りです。
- 実施期間:2024.7.5~8.9
- 対象条件:期間中に、当メディア限定リンクより、会員登録申請し、8.16までに本会員登録を完了した方 ※キャンペーン規約もご一読ください。
- 特典:もれなく、Amazonギフトカード2,000円分プレゼント
対象条件は、会員登録完了だけなので厳しくありません。
めったにない機会ですので、下記の当メディア限定リンクを活用し、お得にレベチーを始めてください。
※ポイントサイト等、他のメディア経由ではキャンペーン対象外となりますので、ご留意ください。
LEVECHY1周年記念特別キャンペーン(第2弾)の概要は以下の通りです。
- 実施期間:2024.7.5~8.9
- 対象条件:会員登録がまだの方は済ませ、初めての方がLEVECHY13号ファンドに投資完了した方
- 特典:投資額の5%に相当するAmazonギフトカードをプレゼント(一人当たり上限100万円)
対象条件は、投資完了だけなので、厳しくありません。
5%と非常に還元率が高いです。
非常にお得なキャンペーンですので、下記の会員登録リンクを、ご活用ください。
過去のキャンペーン分析及び最新のキャンペーンは、「2024年最新キャンペーンはコレ!レベチー(LEVECHY)のお得な口座開設方法」でまとめていますのでご覧ください。
7.レベチーの配当金の確定申告
レベチーの配当金(分配金)は、「雑所得」となり、総合課税扱いとなります。
分配金から20.42%(所得税+復興特別所得税)の源泉徴収をした後、登録されている取引口座に振込されます。
源泉分離課税ではないため、原則ご自身で確定申告が必要です。
ただし、給与所得を1ヵ所から受けていて、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円以下の方は、確定申告は不要です。
確定申告時には、会社名、会社住所、支払金額、源泉徴収額が必要です。
レベチーでは、マイページの各種書類→支払調書で必要書類を取得できます。
8.その他気になること
Q1.レベチーの抽選は、応募金額が多い方が当たりやすいのか?
いいえ。抽選式では募集枠に対してシステムで当選者を自動的に決定されます。
[運営会社に確認済み]
Q2.レベチーの抽選は、部分当選はあるのか?
(例えば、最低1口からの応募で、5口応募した場合に、1口だけ当選するなど)
いいえ。部分当選はありません。
[運営会社に確認済み]
まとめ
レベチーは、1万円と少額から不動産に投資でき、想定利回りの配当金に期待できる不動産クラウドファンディングサービスです。
不動産クラウドファンディングには、株式や債券と異なり相場がなく、日々の価格変動を追って、ハラハラする必要はありません。
そのため、相場に影響されにくい投資をしたい方には、レベチーがおすすめです。
また、株式や債券を保有していて、ポートフォリオの拡大や分散のために、想定利回りが決まっているレベチーを利用してみてはいかがでしょうか。
レベチーを利用するか否かの参考になれば、幸いです。
© LEVECHY Inc.