ご存知ように、セゾン投信は、独立系投資信託会社の一つで、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン・資産形成の達人ファンド」の2つの商品があります。
これまで直販口座でしか購入できませんでしたが、2018年からtsumiki(つみき)証券でも購入できるようになりました。
「セゾン投信を、積立NISAで投資したい」、「資産形成の中心をセゾン投信で考えている」と思っているなら、両者のメリットとデメリットを比較しておいて損はありません。
そのようなあなたのために、セゾン投信をtsumiki証券と直販口座で購入するメリットとデメリットを解説します。
結論から述べれば、次の通りです。
更新履歴
- 全体をアップデートしました。[2021.1.20]
セゾン投信をtsumiki証券で購入するメリット・デメリット
tsumiki証券のメリットは、次の2点です。
- ポイントが貯まり、ポイント投資が可能
- セゾン投信以外にも投資可能
tsumiki証券では、エポスカード(クレジットカード)で投資信託が購入でき、エポスポイントが貯まります。
エポスポイントは、積立年数に応じて付与率が変わります。
- 1年目:購入金額の年0.1%
- 2年目:年0.2%
- 3年目:年0.3%
- 4年目:年0.4%
- 5年目以降:年0.5%
例えば、積立NISAの上限である年40万円投資した場合、 40万円×0.1%=400円相当貯まります。5年目以降なら、2000円相当貯まるので、長く投資を続けるほどお得です。
貯まったエポスポイントは、商品やAmazonギフト券への交換、ポイント投資に利用できます。
ポイント投資は、tsumiki証券の投資信託を特定口座で購入できます。
1pt=1円分として、100pt以上、100pt単位で利用できます。
また、tsumiki証券では、積立NISAでセゾン投信以外の投資信託も購入できます。
セゾン投信以外の商品は、以下3点です。
- コモンズ30ファンド
- ひふみプラス
- まるごとひふみ15 ※積立NISA対象外
tsumiki証券は、積立NISAで、セゾン投信+コモンズ30ファンドや、セゾン投信+ひふみプラスの組合せで購入したい方には最適です。
一方、tsumiki証券のデメリットは、次の2点です。
- 投資上限が月5万円まで
- 一括投資できない
tsumiki証券で購入できる金額は、月5万円まで、年60万円までと上限があります。
そのため、一時的な暴落時に、一括投資できません。一括投資のメリットは、後述します。
セゾン投信を直販口座で購入するメリット・デメリット
直販口座のメリットは、次の2点です。
- 一括投資(スポット購入)できる
- 新ファンド「セゾン共創日本ファンド」を購入できる
直販口座では、好きな時に、好きな金額で一括投資できます。
一方、tsumiki証券では、決められた日付で月1回の積立投資しかできませんでした。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと、セゾン・資産形成の達人ファンドはアクティブファンドのため、長期的には基準価額が右肩上がりになるように運用されています。
よく、「積立投資と一括投資は、どちらの方がリターンが高いか」疑問に思う方がいます。優良なアクティブファンドでは、とりわけ一括投資の方がリターンが高いです。
例えば、過去10年、月3万円積立投資した場合と、一括投資した場合のリターンは次の通りでした。[2021.12基点]
ファンド名 | 投資元本(万円) | 積立投資(万円) | 一括投資(万円) |
セゾン・バンガード・グローバルバランス | 360 | 563.92 | 979.88 |
セゾン・資産形成の達人 | 360 | 786.48 | 1869.2 |
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドでは、投資元本360万円に対し、積立投資では563.92万円、一括投資では979.88万円と、一括投資の方が+415.96万円多かったです。
セゾン・資産形成の達人ファンドでも、投資元本360万円に対し、積立投資では786.48万円、一括投資では1869.2万円と、一括投資の方が+1082.72万円多かったです。
その差は歴然です。
ただ、一括で360万円も投資できないですよね。
積立NISAでは、月3.3万円積立しておき、余力がある月や、一時的な暴落時に一括投資を行うのが良いでしょう。
一時的な暴落時とは、例えば、2020年2月~3月に起きたコロナショック時です。
下図は、直近3年のパフォーマンスを示したものです。[2022.1.19時点]
緑枠部分がコロナショック時です。
[出典:楽天証券 ※楽天証券idecoでは、セゾン投信を購入可能]
基準価額は、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドで16,085円→13,544円(-15.7%)、セゾン・資産形成の達人ファンドで24,153円→17,257円(-28.5%)も下落しました。
この時に、少しでも一括投資できていれば、わずか7ヶ月ほどで基準価額は元の水準に戻り、大きなリターンを得ることができました。
また、直販口座では、2022年1月より、セゾン投信初の個別株ファンド「セゾン共創日本ファンド」を購入できます。
既存のセゾン投信は、世界分散投資で、ファンズオブファンド(他社のファンドを複数組み入れて運用するスタイル)でした。
一方、セゾン共創日本ファンドは、徹底したボトムアップ・リサーチにより長期的に利益が成長する可能性を秘めた企業に直接投資されます。
セゾン投信が運用する日本株ファンドを購入したい方は、直販口座を準備しておくことをおすすめします。
まとめ
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと、セゾン・資産形成の達人ファンドは、tsumiki証券、又は直販口座で購入できます。
両者のメリット・デメリットを踏まえた結論は、次の通りです。
あなたの希望にあった方を選んでみてはいかがでしょうか。
もし、資産形成の中心をセゾン投信で考えており、手間でなければ、積立NISAはtsumiki証券で、余力のある月や一括投資には直販口座を利用するのが良いでしょう。
その他、tsumiki証券に関するトピックは、「tsumiki証券活用のための資産運用ガイド」でまとめていますので、ご覧ください。
関連記事
・最新キャンペーンはコレ!エポスカードとtsumiki証券のお得な口座開設方法
・tsumiki証券で投資信託を購入してマイナポイントを5000ptもらう方法
© tsumiki Co.,Ltd.