こんにちは。ロボプロ(ROBOPRO)は、AIによるマーケットデータを活用し、長期に加え短期パフォーマンス向上も目指したロボアドバイザーです。
運営会社は、株式会社FOLIOです。2015年12月に設立され、個人及び金融機関向けに、金融サービスを提供しています。
フォリオ・ロボプロのサービスは、2020年1月から開始されました。
「長期投資目的でロボアドバイザーを使っているけど、短期パフォーマンスも気になる」、「他社のロボアドバイザーから乗り換え先を検討している」という方は、フォリオ・ロボプロを知っておいて損はありません。
そのようなあなたのために、ロボプロのコレだけは知っておきたい3つの特長を解説します。
更新履歴
- 全体をアップデートしました。[2022.1.18]
ロボプロのコレだけは知っておきたい3つの特長
ロボプロの特長は、以下3つです。
- プロ向け「マーケット予測AI」をロボアドバイザーに搭載
- 運用はすべてお任せ可能で、スマホで完結
- AI技術利用でも、手数料は1%とリーズナブル
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
プロ向け「マーケット予測AI」をロボアドバイザーに搭載
ロボプロは、Alpaca Japan 株式会社が提供する「マーケット予測AI」が搭載されたロボアドバイザーです。
Alpaca社は、AIとビッグデータ技術を活用した金融プロダクトの開発する企業です。
中長期マーケット予測AI「Alpaca Radar」や短期為替予測AI「Alpaca Forecast」のサービスは、国内外の金融機関で使用されています。
「マーケット予測AI」を活用したロボプロのしくみは、次の通りです。
[出典:FOLIO]
従来のロボアドバイザーは、上図の「主要なロボアドの枠組み」にあるように、長期的なデータに基づき、Black-Littermanモデルと平均分散法を用いて、最適なポートフォリオを決定しています。
ここに、質問(年齢、年収、金融資産、投資目的、急落時の対応等)から、あなたのリスク許容度(多くは5プランくらい)を算出して、基本ポートフォリオが決定されます。
一方、ロボプロは、「マーケット予測AI」がリターンを予測後、Black-Littermanモデルと平均分散法を用いて、最適なポートフォリオを決定しています。
「マーケット予測AI」では、世界各国の株式、債券、通貨、コモディティ(金、銅、原油等)などの40種類以上のマーケットデータを学習データとして参照しています。
さらに統計的処理によって、膨大な量のデータを計算しています。
その膨大な特徴量をAIに機械学習させ、マーケット予測に役立つスコアを生成します。さらに厳密に評価し、平均精度が高く、性能のばらつきが少ない予測スコアを選択します。
それを元に、AIに短期的なマーケット予測を行わせます。各資産クラスが1ヶ月後どれくらいのリターンになるのかまで算出します。
ロボプロでは、短期的なマーケット予測と長期的なデータに基づくリスクを考慮することで、価格変動の安定を目指した最適なポートフォリオが決定されています。
ロボプロには、リスク許容度の選択はなく、1プランです。また、基本ポートフォリオも固定ではなく、都度AIが判断して決定されています。
ロボプロリリース時(2020年1月15日)から、2021年12月30日において、従来のロボアドバイザーと、ロボプロのリターンを比較した結果は次の通りです。
ロボプロのリターンは+33.54%で、従来のロボアドバイザーよりも+6.48%もパフォーマンスが高かったです。
この高パフォーマンスの要因は、2020年2月に起きたコロナショック時のポートフォリオ調整と考えられます。
コロナショック時は、NYダウやTOPIX等の株式指数が-30%近く下落しました。
ロボプロも-15%程度下落したものの、株式指数と比較して、大幅にパフォーマンスが高かったです。
コロナショック直前のロボプロのポートフォリオは、株価の暴落を予測し、株式比率を下げ、債券比率を上げていました。
その結果として、資産全体の下落を回避できていました。
これは、ロボプロの短期的なマーケット予測AIがうまく機能した事例の一つと言えるでしょう。
このように、ロボプロは従来のロボアドバイザーにはない下落時の対応も備えたロボアドバイザーです。
運用はすべてお任せ可能で、スマホで完結
ロボプロでは、「国際分散投資」になるように様々なETF(市場全体を購入する投資信託)に投資されています。
国際分散投資とは、世界経済全体の成長の恩恵を受けられる投資方針で、最も中立的と言われています。
ロボプロでは、次のETFを投資対象としています。
- 株式:米国株、先進国株(米国を除く)、新興国株
- 債券:米国債、新興国債、ハイイールド債
- 不動産:米国リート
- コモディティ:金
株式は、全世界を対象としています。
債券は、米国と新興国とハイイールドに限定されています。ハイイールド債券とは、高利回りの債券です。その分リスク(価格の変動幅)も高めです。
不動産は、米国のみです。日本の不動産もリターンは良いですが、長期的に見ると人口減少なので、不向きと判断されているのでしょう。
コモディティとは、原油やガソリンといったエネルギー、金やプラチナといった貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物に投資することを言います。
一般的に価格変動が安定的な「金」に投資されています。
これらの資産に、自動的に配分が決定され、売買されて運用されています。
これにより、初心者には難しい、ETF銘柄選びやポートフォリオの決定、ポートフォリオの調整(リバランス)、売買タイミングの決定等が不要です。
また、スマホでも口座開設から運用開始までできるため、手間なく始められます。
AI技術利用でも、手数料は1%とリーズナブル
ロボプロには、マーケット予測AIが搭載されているにもかかわらず、運用手数料は、従来のロボアドバイザーと同様に年1%(税込1.1%)で利用できます。
また、積立投資(月1万円~)をすると、長期積立特典を受けられます。
最低15回継続すると、3ヶ月に一度自動で特典の抽選を受けられます。当選すると、直前の過去3か月分の手数料の一部または全部についてキャッシュバックをされます。[2022.1.18時点]
まだ、ロボプロのユーザー数は発展段階にあるため、特典は抽選ですが、今後ユーザー数が増えてくれば、更なる特典が出てくることに期待しています。
まとめ
フォリオ・ロボプロは、プロ向け「マーケット予測AI」を搭載し、長期に加え短期パフォーマンス向上も目指したロボアドバイザーです。
運用はすべてお任せ可能で、スマホで完結できます。
また、手数料は1%とリーズナブルです。
特に、下落時に備えた資産運用をロボアドバイザーで行いたい方は、ロボプロを検討するのが良いでしょう。
ロボプロを利用するか否かの参考になれば、幸いです。
その他、ロボプロに関するトピックは、「AI搭載ロボアドバイザー フォリオ・ロボプロの資産運用ガイド」でまとめていますので、ご覧ください。
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