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不動産クラウドファンディング プロパティプラスとは?特長と利回り分析を解説

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎(Udemy認定講師

プロパティプラス,特長と利回り分析

こんにちは。プロパティプラス(property+)は、1万円と少額からプロが選定した不動産に投資できるサービスです。

運営会社は、飯田グループホールディングス(証券コード:3291)に属する、株式会社リビングコーポレーションです。2015年8月に設立された不動産会社です。

プロパティプラスのサービスは、2021年5月にスタートしました。

 

「少額から、不動産投資で資産運用したい」、「相場に影響されにくい投資がしたい」、「ポートフォリオの拡大や分散先を考えている」と思うなら、プロパティプラスを知っておいて損はありません。

そのようなあなたのために、プロパティプラスのコレだけは知っておきたい3つの特長、及びファンドの利回り分析を解説します。

 

 

更新履歴

  • 利回り分析に、「Branche桜山Ⅲファンド12」を追記しました。[2022.11.5]

 

 

プロパティプラスのコレだけは知っておきたい3つの特長

プロパティプラスは、不動産クラウドファンディングというサービスです。

「不動産クラウドファンディング」とは、インターネットを通じて投資家から資金を集め、集めた資金をもとに不動産運用を行い、運用益や売買差益を投資家に分配する仕組みです。

元本保証ではありません。

 

プロパティプラスの3つの特長は、以下3つです。

  1. 1万円と少額から投資可能
  2. 自社開発物件を中心とした、優良物件ファンドをラインナップ
  3. 優先劣後出資方式、マスターリース契約で、元本割れリスクを低減

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

1万円と少額から投資可能

「不動産投資するには、大金が必要なんでしょ」と思われる方が多いですよね。

いいえ、プロパティプラスでは1万円と少額から不動産投資が可能です。

 

また、プロパティプラスでは、不動産投資の手間もかかりません。

通常の不動産投資では、物件調査、書類申請、物件メンテナンスなど多くの手間がかかります。

プロパティプラスでは、その点を運営会社リビングコーポレーションが実施しているため、あなたはインターネット上で物件を選ぶだけで面倒なく投資できます。

 

以下は、ファンドの詳細画面です。

物件情報も丁寧にまとめられています。

プロパティプラス,ファンド画面

[出典:プロパティプラス]

「ファンド概要」では、ファンドの概要の他、投資の目標、投資のポイントがまとめられています。

「物件情報」では、立地、建物情報、交通アクセス、設備(バス・トイレ別など)が詳細に記載されています。

「マーケット情報」では、全国の人口・GDPの推移と家賃の推移、大都市の人口推移、対象地域のマーケット情報がまとめられています。

「リターン」では、配当スケジュール、配当シミュレーション等を確認できます。
「リスク」では、一般的なリスク要因がまとめられています。
「ファンド情報」では、該当業務の管理会社や管理者が明記されています。

 

自社開発物件を中心とした、優良物件ファンドをラインナップ

運営会社のリビングコーポレーションは、東京、名古屋、福岡を中心にマンション開発、アパート開発、ホテル開発、PM(プロパティ・マネジメント)事業、投資事業、海外事業を展開しています。

290棟超の供給実績を誇るデザインマンションをはじめ、木造アパートは名古屋・福岡エリアの厳選した立地で290棟超の供給実績があります。

プロパティプラスでは、これらのノウハウを活かし、自社開発物件を中心とした優良物件ファンドをラインナップしています。

現時点では、自社開発物件「Brancheシリーズ」がファンド設定されています。

 

優先劣後出資方式とマスターリース契約で、元本割れリスクを低減

プロパティプラスは、元本割れリスクの低減のため、優先劣後出資方式を採用しています。

簡単に言うと、得られた利益があなたに優先的に配分される仕組みです。

プロパティプラスでは、ファンド出資時に、あなた(優先出資者)と運営会社(劣後出資者)の両者からお金を集めています。

これにより、仮に物件の売却価格が、想定価格を下回っても元本割れしにくい体制が整っています。

元本割れがどのような場合に起きるのかは、「不動産クラウドファンディング プロパティプラスの元本割れリスクを解説」で詳しく解説していますので、ご覧になってください。

 

また、安定的な配当を実現するため、マスターリース契約を採用しています。

マスターリース契約とは、簡単に言うと、賃料保証です。物件運用時の空室による賃料収入減に対するリスクを低減しています。

 

 

プロパティプラスの利回り分析

2022.11.5時点では、25ファンド募集がありました(募集中、予定も含む)。

利回り分布をわかりやすいように可視化していきます。

横軸に運用期間(ヶ月)、縦軸に想定利回り(%/年)をプロットしています。

プロパティプラス,利回り分析

 

各ファンドの運用期間(ヶ月)、想定利回り(%/年)、最低投資額である1万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。

ファンド名 運用期間(ヶ月) 利回り(%) 1万円投資時(円)
Branche桜山Ⅲファンド12 14 3.4 396
Branche桜山Ⅲファンド11 14 3.4 396
Branche桜山Ⅲファンド10 14 3.4 396
Branche桜山Ⅲファンド9 14 3.4 396
Branche桜山Ⅲファンド8 14 3.4 396
quador中野ファンド6 14 3.2 373
quador中野ファンド5 14 3.2 373
quador中野ファンド4 16 3.2 426
quador中野ファンド3 14 3.2 373
quador中野ファンド2 14 3.2 373
Branche阿佐ヶ谷ファンド7 3 10.0 250
quador中野ファンド1 14 3.2 373
Branche阿佐ヶ谷ファンド6 3 10.0 250
Branche桜山Ⅲファンド7 12 3.5 350
Branche桜山Ⅲファンド6 12 3.5 350
Branche阿佐ヶ谷ファンド5 3 10.0 250
Branche桜山Ⅲファンド5 12 3.5 350
Branche阿佐ヶ谷ファンド4 3 10.0 250
Branche桜山Ⅲファンド4 12 3.5 350
Branche桜山Ⅲファンド3 12 3.5 350
Branche阿佐ヶ谷ファンド3 3 10.0 250
Branche阿佐ヶ谷ファンド2 3 10.0 250
Branche桜山Ⅲファンド2 12 3.5 350
Branche阿佐ヶ谷ファンド1 3 10.0 250
Branche桜山Ⅲファンド1 12 3.5 350
min. 3 3.2 250
max. 16 10.0 426

※小数点以下、切り捨てで算出

 

プロパティプラスのファンドでは、運用期間3ヶ月~16ヶ月、想定利回り3.2%~10.0%、想定配当金250円~426円に期待できます。

元本保証ではありませんが、預金金利が0.01%の現代と比較すると、得られるリターンはかなり大きいです。

 

 

まとめ

プロパティプラスは、1万円と少額から不動産に投資でき、想定利回りの配当金に期待できる不動産クラウドファンディングサービスです。

不動産クラウドファンディングには、株式や債券と異なり相場がなく、日々の価格変動を追って、ハラハラする必要はありません。

そのため、相場に影響されにくい投資をしたい方には、プロパティプラスが最適です。

また、株式や債券を保有していて、ポートフォリオの拡大や分散のために、想定利回りが決まっている、プロパティプラスを利用しても良いでしょう。

 

その他、プロパティプラスに関するトピックは、「不動産クラウドファンディング プロパティプラスの資産運用ガイド」でまとめていますので、ご覧ください。

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