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不動産クラウドファンディング ファンドロップとは?特長と利回り分析を解説

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎Udemy認定講師

ファンドロップ,FUNDROP,特長と利回り分析

こんにちは。FUNDROP(ファンドロップ)は1万円と少額からプロが選定した不動産に投資できるサービスです。

運営会社は、ONE DROP INVESTMENT 株式会社です。2013年1月に設立され、不動産クラウドファンディング事業、不動産流動化事業、アセットマネジメント事業を行っています。

ファンドロップのサービスは、2020年11月からスタートしています。

 

「少額から、不動産投資で資産運用したい」、「相場に影響されにくい投資がしたい」、「ポートフォリオの拡大や分散先を考えている」と思うなら、ファンドロップを知っておいて損はありません。

そのようなあなたのために、ファンドロップのコレだけは知っておきたい3つの特長、及びファンドの利回り分析を解説します。

 

 

更新履歴

  • 利回り分析を更新しました。[2024.4.26]

 

 

ファンドロップのコレだけは知っておきたい3つの特長

ファンドロップは、不動産クラウドファンディングというサービスです。

「不動産クラウドファンディング」とは、インターネットを通じて投資家から資金を集め、集めた資金をもとに不動産運用を行い、運用益や売買差益を投資家に分配する仕組みです。

元本保証ではありません。

 

ファンドロップの3つの特長は、以下3つです。

  1. 1万円から投資可能
  2. 安定収益に期待できる居住用賃貸住宅ファンドをラインナップ
  3. 優先劣後出資方式やマスターリース契約で、元本割れリスクを低減

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

1万円から投資可能

「不動産投資するには、大金が必要なんでしょ」と思われる方が多いですよね。

いいえ、ファンドロップでは1万円と少額から不動産投資が可能です。

 

また、ファンドロップでは、不動産投資の手間もかかりません。

通常の不動産投資では、物件調査、書類申請、物件メンテナンスなど多くの手間がかかります。

ファンドロップでは、その点を運営会社ONE DROP INVESTMENTが実施しているため、あなたはインターネット上で物件を選ぶだけで面倒なく投資できます。

 

以下は、ファンドの詳細画面です。

物件情報も丁寧にまとめられています。

ファンドロップ,ファンド画面

[出典:ファンドロップ]

 

「ファンド概要」では、ファンド概要、運用スケジュールがまとめられています。

「物件概要」では、投資対象の物件概要がまとめられています。

「投資スキーム」では、投資の流れが記載されています。

「リスク」では、該当ファンドに対するリスクがまとめられています。

「運営者」では、運営会社の概要が記載されています。

「想定収支」は、会員登録すると閲覧できます。

これだけ詳細にまとめられていると、安心して投資判断を行うことができます。

 

安定収益に期待できる居住用賃貸住宅ファンドをラインナップ

ファンドロップでは、投資対象を居住用賃貸住宅に特化しています。

やや景気の影響を受けるオフィスビルや商業施設の運用と比較すると、賃料収入による安定配当が期待できるためです。

物件の立地は、東京都、神奈川県、山梨県と関東圏が多かったです。

 

優先劣後出資方式やマスターリース契約で、元本割れリスクを低減

ファンドロップ,優先劣後出資方式

 

ファンドロップは、元本割れリスクの低減のため、優先劣後出資方式を採用しています。

簡単に言うと、得られた利益があなたに優先的に配分される仕組みです。

ファンドロップでは、ファンド出資時に、あなた(優先出資者)と運営会社(劣後出資者)の両者からお金を集めています。

これにより、仮に物件の売却価格が、想定価格を下回っても元本割れしにくい体制が整っています。

元本割れがどのような場合に起きるのかは、「不動産クラウドファンディング ファンドロップの元本割れリスクを解説」で詳しく解説していますので、ご覧になってください。

 

また、安定的な配当を実現するため、マスターリース契約を採用しています。

マスターリース契約とは、簡単に言うと、賃料保証です。物件運用時の空室による賃料収入減に対するリスクを低減しています。

 

 

ファンドロップの利回り分析

2024.4.26時点では、24ファンド募集がありました。

利回り分布をわかりやすいように可視化していきます。

横軸に想定運用期間(ヶ月)、縦軸に想定利回り(%/年)をプロットしています。

ファンドロップ,利回り分析

 

各ファンドについて、想定運用期間(ヶ月)、想定利回り(%/年)、最低投資額である1万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。

ファンド名 想定運用期間(ヶ月) 想定利回り(%) 想定配当金(円)*
FUNDROP 22号「東京都中野区」賃料保証×インカム 12 5.5 550
FUNDROP 21号「東京都目黒区」賃料保証×インカム 12 5.0 500
FUNDROP 20号「東京都八王子市」賃料保証×再組成 6 8.0 400
FUNDROP 19号「東京都北区」賃料保証×再組成 12 5.0 500
FUNDROP 18号「神奈川県横浜市」賃料保証×再組成 12 5.0 500
FUNDROP 17号「目黒区中目黒」賃料保証×インカム 18 4.0 600
FUNDROP 16号「愛知県犬山市」賃料保証×再組成 12 5.0 500
FUNDROP 15号「東京都八王子市」賃料保証×再組成 6 8.0 400
FUNDROP 14号「東京都練馬区」賃料保証×再組成 12 5.5 550
FUNDROP 13号「東京都中野区」賃料保証×再組成 12 5.5 550
FUNDROP 12号「東京都北区」賃料保証×再組成 12 5.0 500
FUNDROP 11号「神奈川県横浜市」賃料保証×再組成 12 5.0 500
FUNDROP 10号「愛知県犬山市」賃料保証×インカム 12 5.0 500
FUNDROP 9号「東京都八王子市」賃料保証×再組成 12 6.0 600
FUNDROP 8号 「東京都練馬区」賃料保証×インカム 12 6.0 600
FUNDROP 7号「横浜市旭区」賃料保証×再組成 6 6.0 300
FUNDROP 6号「東京都中野区」 12 5.5 550
FUNDROP 5号「東京都八王子市」 3 8.0 200
FUNDROP 4号「東京都北区」 12 5.0 500
FUNDROP 3号「山梨県甲府市」 6 8.0 400
FUNDROP 2号「東京都板橋区」 6 6.0 300
FUNDROP 1号「神奈川県横浜市」 6 7.0 350
ODF 2号ファンド 6 8.0 400
ODF 1号ファンド 3 12.0 300
min. 3 4.0 200
max. 18 12.0 600

*配当金は、1万円投資時で、小数点以下、切り捨てで算出。

 

ファンドロップでは、想定運用期間3ヶ月~18ヶ月、想定利回り4.0%~12.0%、想定配当金200円~600円に期待できるようです。

元本保証ではありませんが、預金金利が0.01%/年を踏まえると、得られるリターンはかなり大きいです。

 

 

まとめ

ファンドロップは、1万円と少額から不動産に投資でき、想定利回りの配当金に期待できる不動産クラウドファンディングサービスです。

不動産クラウドファンディングには、株式や債券と異なり相場がなく、日々の価格変動を追って、ハラハラする必要はありません。

そのため、相場に影響されにくい投資をしたい方には、ファンドロップはおすすめです。

また、株式や債券を保有していて、ポートフォリオの拡大や分散のために、想定利回りが決まっているファンドロップを利用してみてはいかがでしょうか。

 

ファンドロップを利用するか否かの参考になれば、幸いです。

その他、ファンドロップに関するトピックは、「不動産クラウドファンディング ファンドロップの資産運用ガイド」でまとめていますので、ご覧ください。

 

 

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