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三井住友フィナンシャルグループは、配当株投資の候補銘柄として有りか無しか?

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こんにちは。国内株の配当株投資している永松です。2020.8.8時点、三井住友フィナンシャルグループ(8316)は配当株として「有り」と判断して、配当狙いポートフォリオに組み入れています。

 

三井住友FGの業種分類は、銀行業です。グリーンカラーの銀行ですよね。

グループ会社には、SMBC日興証券、三井住友カード、三井住友ファイナンス&リース、三井住友DS投信等、多くが属しています。

また、世界の銀行業でみても、ROEが7.6%と高いことも注目されています。

 

「三井住友FGを、配当株として組み入れるか検討中」という方のため、三井住友FGの配当分析をまとめています。

あくまで個人的な見解で、銘柄推奨するものではありません。配当株投資の参考になれば幸いです。

 

次の3点をモニタリング又は分析しています。

  • 業績推移
  • キャッシュフロー推移
  • 配当分析

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

 

更新履歴

  • 2021年3月期1Q(4月~6月)の決算資料を反映しました。[2020.8.8]

 

三井住友FGの業績推移

2013年3月期~2020年3月期の経常収益(売上高)、経常利益、当期利益は次の通りです。

経常収益は、2013.3期~2019.3期までは綺麗な右肩上がりで推移していました。2020.3期は若干ではありますが、減少しました。

経常利益や当期利益も、大きな変動はなく安定していました。

直近の決算資料(2020.7)では、2021.3期の経常利益は400,000(百万円)と、対前年比-43.2%が見込まれています。

三井住友FG,業績推移

 

決算期 経常収益 経常利益 当期利益
2013.3 4,326,424 1,073,745 794,059
2014.3 4,641,880 1,432,332 835,357
2015.3 4,851,202 1,321,156 753,610
2016.3 4,772,100 985,284 646,687
2017.3 5,133,245 1,005,855 706,519
2018.3 5,764,172 1,164,113 734,368
2019.3 5,735,312 1,135,300 726,681
2020.3 5,314,313 932,064 703,883

 

三井住友FGのキャッシュフロー推移

2013年3月期~2020年3月期の各キャッシュフロー(CF)は次の通りです。

三井住友FG,キャッシュフロー

 

決算期 営業CF 投資CF 財務CF 現金・現金等価物 フリーCF
2013.3 91,455 1,253,136 -742,948 5,202,119 1,344,591
2014.3 8,303,752 14,520,523 -1,038,814 26,993,164 22,824,275
2015.3 8,240,226 -1,457,188 -302,589 33,598,680 6,783,038
2016.3 -1,127,308 5,240,950 -55,995 37,556,806 4,113,642
2017.3 4,514,377 581,347 -166,524 42,478,393 5,095,724
2018.3 9,342,794 -3,395,299 -350,468 47,983,114 5,947,495
2019.3 4,596,242 1,006,260 -632,819 53,120,963 5,602,502
2020.3 7,087,460 -3,011,660 -1,024,554 56,097,807 4,075,800


営業CFは、2016.3期はマイナスでしたが、それ以外はすべてプラスで推移していました。

現金・現金等価物は、2014.3期に大幅に増加し、年々着実に増加傾向でした。

フリーCFも、2014.3期を除き、ほぼ安定してプラスを維持していました。

 

三井住友FGの配当分析

私が分析しているのは、次の3点です。

  1. 配当方針
  2. 配当実績と配当成長率
  3. 配当性向(当期利益、フリーCFベース)

配当株投資の対象には、「配当利回り4.5%以上」を条件に銘柄スクリーニングしています。

三井住友Fの場合、株価2902円(2020.8.7終値)で、配当が直近と同じ、年190円であったと仮定すると、配当利回りは6.55%です。

 

配当方針

三井住友FGの配当方針は、次の2点です。

  • 配当は累進的
  • 配当性向は、2022年度までに40%を目指す

公式サイト「 株主還元方針: 三井住友フィナンシャルグループ 」に明記されています。

明記されているため、「株主還元もしっかりする(配当を支払う)」という意思表示だと判断しています。

 

「累進的」とは、一般的に「累進的配当政策」とも言われ、配当を減配せず、維持もしくは増配に期待できることを意味しています。少数ではありますが、この政策をとる企業があります。

ただし、2020年に起きた感染症の影響で、先行きが不透明であるため、方針変更される可能性にも注意が必要です。

三井住友FGは、配当性向が低いため(詳細は後述)、段階的に40%以上に引き上げる予定です。

直近の決算資料(2020.7)では、2021.3期の配当は、2020.3期と同様に190円(中間、期末ともに95円)が予想されています。

この予想に基づく、配当性向は65.1%と算出されています。当期利益の大幅減少が予定されているため、計算上、配当性向は高くなります。

 

配当実績と配当成長率

配当に関する基本情報は次の通りです。

  • 配当回数:年2回
  • 配当権利確定日:9.30(中間配当)、3.31(期末配当)

 

2013.3期~2020.3期の配当実績は、次の通りでした。

「配当は累進的」の宣言通りに、過去8年間、減配は一度もありませんでした。

三井住友FG,配当金

 

直近3年間、2017.3期~2021.3期の配当成長率を算出すると、次の通りです。

決算期 配当金 配当成長率
2017.3 150 ---
2018.3 170 13%
2019.3 180 6%
2020.3 190 6%
2021.3(予想) 190 0%

 

2018.3期は、対前年で20円と13%もアップしましたが、2019.3期、2020.3期は、6%ずつとコンスタントにアップしていました。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース)

配当性向は、当期利益ベースとフリーCFベースの2通りで算出しています。

理由は、「 松井証券は、配当株投資の候補銘柄として有りか無しか? 」で解説しています。

 

2017.3期~2020.3期の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、1,373,171,556株(2020.3.31時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 当期利益ベース フリーCFベース
2017.3 29% 4%
2018.3 32% 4%
2019.3 34% 4%
2020.3 37% 6%

 

当期利益ベースは、目標値の40%に徐々に近づいています。それでも、まだまだ安全圏です。

フリーCFベースは、4%~6%と余力が十分にあり超安全圏と考えています。

2021.3期は減収が予定されていますが、減配せざるを得ない状況にはならないと推定しています。

2021.3期も、フリーCFベースの配当性向に注目しておきましょう。

 

まとめ

私が、三井住友フィナンシャルグループを配当株として「有り」と判断した理由は次の通りです。

経常収益、当期利益が非常に安定しています。また、フリーCFも安定してプラスで、配当の支払いも問題ないでしょう。

配当方針は、「累進的」と減配はされにくいと考えらます。直近の方針変更もなし。

配当実績は、過去8年間一度も無配当はなく、継続性が十分にあります。また数%の増配にも期待できます。

2020年3月期のフリーCFベースの配当性向は、6%と超安全圏にあると考えています。

以上のことから、直近では配当維持に期待し、配当利回り6.55%の配当狙いポートフォリオに組み入れても問題ないと判断しました。

 

2021年3月期は、減収が見込まれているため、EPS(1株あたり当期純利益)は292.07円と予想されています。2020年3月期では、511.9円です。

結果として、株価の下落は起こってくる可能性には、注意しておきたいですね。配当狙いなので、下落局面では買い増しを考えても良いでしょう。

次回、10月に短信が開示されましたら、本ページの配当分析を更新予定です。

 

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