こんにちは。SOLS(ソルス)は、簡単に言えば、少額からプロが選定した不動産に投資できるサービスです。
2021年12月にサービスが開始されました。
「SOLSとはどんなサービス?」
「少額から、不動産投資で資産運用したい」
「相場に影響されにくい投資がしたい」
「ポートフォリオの拡大や分散先を考えている」
と思うなら、SOLSを知っておいて損はありません。
そのようなあなたのために、SOLSを始める前に必ず知っておきたいトピックスを1ページにまとめています。
- 更新履歴
- 1.SOLSの運営会社
- 2.SOLSの3つの特徴
- 3.SOLSのファンドの利回り分析及び配当分析
- 4.SOLSの評判
- 5.SOLSの会員登録と手数料
- 6.SOLSのキャンペーン
- 7.SOLSの配当金の確定申告
- まとめ
更新履歴
- 全体をアップデートしました。[2024.10.1]
1.SOLSの運営会社
まず、SOLSのサービス内容を理解する前に、運営会社について理解しておきましょう。
運営会社は、株式会社LEVECHYです。
2008年8月に設立され、以下3事業を営んでいます。
- 収益不動産再生事業
- コンサルティング事業
- 建物管理事業
運営会社で見るべきポイントは、信用性を担保するため、顔と名前がきちんと掲載されていることです。
責任を果たすという表れでもあります。
SOLSでは、代表取締役社長の猪子能史 氏が掲載されています。
[出典:SOLS]
また、運営会社の財務状況も確認しておきたいところです。
ただし、非上場企業の場合は、開示されていない場合も多いです。その場合は、サービスの運営状況や実績を確認しましょう。
SOLSでは、残念ながらHP上で財務状況を確認できませんでした。
その場合は、サービスの実績として、後述するファンド募集到達率や実績利回りで確認しましょう。
これらを踏まえ、現時点では、SOLSは利用しても問題ないと考えています。
2.SOLSの3つの特徴
ここからSOLSのサービスを深堀していきます。
SOLSは、不動産クラウドファンディングという分類のサービスです。
「不動産クラウドファンディング」とは、インターネットを通じて投資家(あなた)から資金を集め、集めた資金をもとに不動産運用を行い、運用益や売買差益を投資家に分配する仕組みです。
元本保証ではありません。
SOLSの特徴は、以下3点です。
- 5万円から投資可能
- SOLS、SOLS α、SOLS WALLETの3タイプの不動産ファンドをラインナップ
- 優先劣後出資方式で、元本割れリスクを低減
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
簡単に理解したい方には、以下の動画もおすすめです。
5万円からの投資可能
「不動産投資するには、大金が必要なんでしょ」と思われる方が多いですよね。
いいえ、SOLSでは5万円と少額から不動産投資が可能です。
また、SOLSでは、不動産投資の手間もかかりません。
通常の不動産投資では、物件調査、書類申請、物件メンテナンスなど多くの手間がかかります。
SOLSでは、その点を運営会社不二興産が実施しているため、あなたはインターネット上で物件を選ぶだけで面倒なく投資できます。
以下は、ファンドの詳細画面です。
物件情報も丁寧にまとめられています。
[出典:SOLS]
上記画像の下に、以下の情報がまとめられています。
「ファンド情報」では、ファンドの概要がまとめられています。
「運用スケジュール」では、ファンドの運用スケジュールがまとめられています。
「ファンド詳細」では、ファンドの募集方式、想定利回り、募集金額、投資単位、最低出資口数、出資口上限数等がまとめられています。
「物件情報」では、ファンドの投資対象の物件情報がまとめられています。
「投資条件その他」では、その他の補足的な情報がまとめられています。
SOLS、SOLS α、SOLS WALLETの3タイプの不動産ファンドをラインナップ
SOLSでは、3タイプの不動産ファンドをラインナップしています。
- SOLS
- SOLS α
- SOLS WALLET
SOLSは、匿名組合形式と呼ばれ、運用期間が数ヶ月~1年程度の短期運用型ファンドです。
1口5万円から投資可能です。
SOLS αは、任意匿名形式と呼ばれ、運用期間が数年~10年程度の中長期型ファンドです。
1口50万円からとやや金額が大きめです。
SOLS WALLETは、出し入れ自由形式と呼ばれ、運用期間を自由に選択できるファンドです。
1口5万円から投資可能です。下記の動画も参考になります。
SOLS(匿名組合形式)とSOLS α(任意組合形式)は大きく異なります。
ポイントをまとめると、以下の通りです。
SOLS(匿名組合形式) | SOLS α(任意組合形式) | |
初期費用 | なし | 不動産所得税 |
税金対策 | なし | 相続税評価額圧縮効果あり |
所有権登記 | 運営会社 | 運営会社 |
責任 | 有限責任(投資額以上の損失負担は無い) | 無限責任(投資額以上の損失の可能性がある) |
リスク | 優先劣後出資方式でリスク低減 | 複数人で分散保有でリスク分散 |
事業者倒産時 | 出資金が返還されない可能性がある | 自身の不動産権利は残る |
分配金の課税区分 | 雑所得 | 不動産所得 |
「責任」について一番注意が必要です。
SOLS αでは、投資額以上の損失の可能性があります。
そのため、投資初心者の方には、SOLS(匿名組合形式)をおすすめします。
優先劣後出資方式で、元本割れリスクを低減
SOLSは、元本割れリスクの低減のため、優先劣後出資方式を採用しています。
簡単に言うと、ファンド出資時に、あなた(優先出資者)と運営会社等(劣後出資者)の両者からお金を集め、収益分配や元本償還に優先順位をつける仕組みです。
劣後出資者が売却損を先に負担することになるので、仮に物件の売却価格が想定価格を下回っても、優先出資は元本割れしにくいことになります。
具体的な元本割れケースは、「SOLS(ソルス)の元本割れリスクを理解していますか?」で詳しく解説していますので、ご覧ください。
3.SOLSのファンドの利回り分析及び配当分析
あなたが一番気になっているのは、ファンドの利回りと配当ではないでしょうか。
ここでは、想定利回りに基づく分析と、実績利回りに基づく分析を理解しておきましょう。
想定利回り分析
SOLS(匿名組合形式)の利回り分析
現時点、8ファンド募集がありました。
わかりやすいように、横軸に想定運用期間(ヶ月)、縦軸に想定利回り(%/年)を分布図にしています。
想定運用期間は122日~731日、想定利回り3.0%~7.0%で、中央値は366日で4.85%です。
安定性が高い日経平均採用銘柄のうち、最も予想利回りが高いJFEホールディングス(証券コード:5411)でも4.69%です。[2024.7.12時点]
その点を考慮しても、SOLSの想定利回りは、株式より高いと言えます。
各ファンドについて、最小投資額である5万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。
SOLSでは、5万円投資時に、想定配当金739~4,512円が期待できるようです。
ファンド名のリンク先は、各ファンドの解説記事です。
ファンド名 | 運用期間(日) | 利回り(%) | 配当金(円)* |
大阪市北区南森町 | 549 | 6.0 | 4,512 |
ロジュマンプラティーク | 180 | 6.0 | 1,479 |
サンブリエ北品川 | 731 | 4.5 | 4,506 |
空家再生ファンド @愛媛県今治市 | 180 | 3.0 | 739 |
F-studio VERONICA | 547 | 4.7 | 3,521 |
フジテラス用賀(世田谷区玉川台) | 548 | 4.5 | 3,378 |
ピュアライフ長草 | 184 | 7.0 | 1,764 |
グループホーム春日井 | 122 | 5.0 | 835 |
最小 | 122 | 3.0 | 739 |
最大 | 731 | 7.0 | 4,512 |
中央値 | 366 | 4.85 | --- |
平均値 | 380 | 5.1 | --- |
*配当金は、5万円投資時で、小数点以下、切り捨てで算出。
SOLS α(任意組合形式)の利回り分析
現時点、1ファンド募集がありました。
わかりやすいように、横軸に想定運用期間(ヶ月)、縦軸に想定利回り(%/年)を分布図にしています。
想定運用期間は7年、想定利回り12.08%で、中央値は7年で12.08%です。
各ファンドについて、最小投資額である50万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。
SOLS αでは、50万円投資時に、想定配当金422,800円が期待できるようです。
ファンド名 | 運用期間(年) | 満室想定 表面利回り |
配当金* |
SOLS α<フジテラス小幡> | 7 | 12.08 | 422,800 |
最小値 | 7 | 12.08 | 422,800 |
最大値 | 7 | 12.08 | 422,800 |
中央値 | 7 | 12.08 | --- |
平均値 | 7 | 12.08 | --- |
*配当金は、50万円投資時で、小数点以下、切り捨てで算出。
SOLS WALLET(出入れ自由形式)の利回り分析
現時点、SOLS WALLET(想定利回り2.5%)が随時募集中です。
実績利回り分析
上記の想定利回りは、あくまでファンド募集時の「想定」です。
重要なのはファンド終了時の「実績」です。
現在、分析記事を作成中です。
4.SOLSの評判
SOLSを使うか検討しているなら、評判が気になりますよね。
しかし、ネット検索で出てくるのは、個人の見解に基づく主観的な評判が多いです。
そこで、私は客観的な評判を分析するために、「ファンド募集到達率」を用いています。
「ファンド募集到達率」は、私が独自に定義した用語で、募集金額に対する応募金額の割合を指します。
この数値が、不動産クラウドファンディングの評判(人気度)を客観的に判断できるため、最も重要な指標と考えています。
現時点、7ファンドの募集が終了しています。
募集金額960万円~18,700万円に対して、ファンド募集到達率はすべてのファンドで100%以上で、非常に良好なサービスと考えられました。
過去最大ファンドは「フジテラス用賀(世田谷区玉川台)」の1.87億円でしたが、131%のファンド募集到達率でその人気度が伺えました。
詳しい分析は、「SOLS(ソルス)の評判をファンド募集到達率で客観的に分析」でまとめていますのでご覧ください。
5.SOLSの会員登録と手数料
SOLSでは、以下の手数料が無料です。
- 会員登録費用
- 口座開設費用
- 口座維持費用
かかるのがファンド投資時の出資金の振込手数料と、分配金を受け取る際の送金手数料です。
SOLSでは、GMOあおぞらネット銀行又は住信SBIネット銀行が用いられています。(ファンドにより異なります。)
これらの銀行をお持ちの方は手数料がかかりません。
お持ちでない場合は、振込手数料について無料回数がついている銀行を利用しましょう。
詳しい会員登録方法は、「最新キャンペーンはコレ!SOLS(ソルス)のお得な会員登録方法」をご覧ください。
6.SOLSのキャンペーン
SOLSでは、不定期ではありますが、お得なキャンペーンがあります。
現時点、当メディア限定Amazonギフト券プレゼントキャンペーンが実施中です。
概要は、以下の通りです。
- 実施期間:2024.9.26~10.15(23:59)
- 対象条件:期間中に、当メディア限定リンクより、新規会員登録完了(本人確認まで)した方
- 特典:もれなく、Amazonギフト券1,000円分プレゼント
条件は、新規会員登録だけなので厳しくありません。
めったにないキャンペーンなので、当メディア限定リンクをご活用ください。(※他のメディアやポイントサイト経由だとキャンペーンの対象となりません)
7.SOLSの配当金の確定申告
SOLS(匿名組合形式)とSOLS WALLET(出し入れ自由形式)の配当金(分配金)は、「雑所得」となり、総合課税扱いとなります。
分配金から20.42%(所得税+復興特別所得税)の源泉徴収をした後、登録されている取引口座に振込されます。
源泉分離課税ではないため、原則ご自身で確定申告が必要です。
ただし、給与所得を1ヵ所から受けていて、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円以下の方は、確定申告は不要です。
確定申告時には、会社名、会社住所、支払金額、源泉徴収額が必要です。
SOLS α(任意組合形式)の配当金(分配金)は、「不動産所得」となります。
そのため、SOLSから発行する財産管理報告書や利益分配金明細書を基に、確定申告を行う必要があります。
まとめ
SOLSは、5万円と少額から不動産に投資でき、想定利回りの配当金に期待できる不動産クラウドファンディングサービスです。
不動産クラウドファンディングには、株式や債券と異なり相場がなく、日々の価格変動を追って、ハラハラする必要はありません。
そのため、相場に影響されにくい投資をしたい方には、SOLSが最適です。
また、株式や債券を保有していて、ポートフォリオの拡大や分散のために、想定利回りが決まっているSOLSを利用しても良いでしょう。
SOLSを利用するか否かの参考になれば、幸いです。
さらに詳しい情報は、公式ページをご覧ください。
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