NISA SCHOOL

独学で資産形成を目指すスクール

あおぞら銀行(8304)は、配当株投資の候補銘柄として有りか無しか?

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎(Udemy認定講師

あおぞら銀行,配当分析

こんにちは。国内株の配当株投資している永松です。

2020.8.11以降、あおぞら銀行(8304)は配当株として「有り」と判断して、配当狙いポートフォリオに組み入れています。

 

あおぞら銀行の業種分類は、銀行業です。

銀行業を中心に、金融商品の販売、投資運用・投資助言業務、ベンチャーキャピタル業務、債券管理慣習業務等を営んでいます。

 

「あおぞら銀行を、配当株として組み入れるか検討中」という方のため、あおぞら銀行の配当分析をまとめています。

あくまで個人的な見解で、銘柄推奨するものではありません。配当株投資の参考になれば幸いです。

 

 

更新履歴

  • 2022年3月期の情報を反映させました。[2022.6.11]

 

 

四半期決算チェック

通期決算発表のため、本文の情報に反映しました。

 

 

あおぞら銀行の業績推移

2013年3月期~2022年3月期の売上高、経常利益、当期利益は次の通りです。

売上高は、右肩上がりで推移していましたが、2021.3期は若干減少しました。

当期利益は、2019.3期以降は減少傾向にありましたが、直近では回復傾向にありました。

2023.3期の業績予想では、当期利益は+2.8%の36,000百万円と増益が見込まれています。

あおぞら銀行,業績推移

決算期 売上高 経常利益 当期利益
2013/03 118,109 41,080 40,559
2014/03 131,834 52,186 42,328
2015/03 130,035 59,671 43,689
2016/03 124,054 55,721 43,499
2017/03 134,704 51,764 43,849
2018/03 148,819 57,984 43,064
2019/03 160,136 47,796 36,130
2020/03 184,406 43,330 28,142
2021/03 155,755 38,982 28,972
2022/03 134,737 46,294 35,004

※単位:百万円

 

 

あおぞら銀行のキャッシュフロー推移

2013.3期~2022.3期の各キャッシュフロー(CF)は次の通りです。

あおぞら銀行,キャッシュフロー推移

決算期 営業CF 投資CF 財務CF 現金・現金等価物 フリーCF
2013/03 140,863 117,499 -122,500 347,736 258,362
2014/03 -87,801 179,321 -51,715 387,540 91,520
2015/03 -139,546 291,989 -39,083 500,900 152,443
2016/03 180,160 -6,014 -185,339 489,707 174,146
2017/03 33,243 -28,244 -20,705 474,001 4,999
2018/03 227,599 -211,578 -21,990 468,031 16,021
2019/03 147,285 -55,862 -19,710 539,743 91,423
2020/03 -286,284 121,823 -17,871 357,411 -164,461
2021/03 728,732 -223,529 -14,882 847,732 505,203
2022/03 253,900 -23,830 -16,059 1,061,743 230,070

 

営業CFは、2015.3期~2019.3期まではプラスで推移していましたが、2020.3期は大幅にマイナスに転じました。しかし、翌年の2021.3期は大きく回復しました。

現金・現金等価物は、2020.3期はやや減少するも、一定以上保有しています。

フリーCFは、2020.3期はマイナスに転じましたが、2021.3期は大きく回復しました。

 

 

あおぞら銀行の配当分析

私が分析しているのは、次の3点です。

  1. 配当方針
  2. 配当実績と配当成長率
  3. 配当性向(当期利益、フリーCFベース)

 

配当株投資の対象には、「配当利回り4.5%以上」を条件に銘柄スクリーニングしています。

あおぞら銀行の場合、株価2660円(2022.6.10終値)で、配当が予想通り年154円であったと仮定すると、配当利回りは5.79%です。

 

配当方針

あおぞら銀行の配当方針は、「配当・株主優待制度 | あおぞら銀行」によれば、配当性向50%が設定されています。

 

配当実績と配当成長率

配当に関する基本情報は次の通りです。

  • 配当回数:年4回
  • 配当権利確定日:6.30、9.30、12.31、3.31

 

あおぞら銀行は、年4回配当が得られる日本では珍しい銘柄の一つです。[参考:年4回配当金(四半期配当)がもらえる日本株はこの11銘柄

 

2017.3期~2022.3期の配当実績、及び2023.3期の配当予想は、次の通りでした。

決算期 配当金 配当成長率
2017/03 187 ---
2018/03 184 -2%
2019/03 154 -16%
2020/03 156 1%
2021/03 124 -21%
2022/03 145 17%
2023/03(予想) 154 6%

 

2018.3期以降、やや減配傾向にあります。あおぞら銀行は、配当性向50%と決まっていますので、当期利益に準じて変動します。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース)

配当性向は、当期利益ベースとフリーCFベースの2通りで算出しています。

米国株投資ではフリーCFベースで分析されます。私はこれを日本株にも応用しています。

フリーCFとは、営業CF+投資CFで算出される数値で、簡単に言えば、企業が自由に使える現金です。

フリーCFは、新たな設備投資、借入金の返済、内部留保、そして配当に使われます。そのため、配当株投資では重要な分析対象となりえます。

フリーCFが潤沢にあれば、配当の増額にも期待できます。一方、フリーCFが少ないのに配当を維持していたら、「そろそろ減配が近づいているかもしれない」と事前にリスクを察知できます。

詳しくは、書籍『「年100回配当」投資術ー日本人が知らない秘密の収入源』を読むと配当投資のレベルがグッと上がります。

 

2017.3期~2022.3期の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、118,289,418株(2022.6.10時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 当期利益ベース フリーCFベース
2017/03 50% 442%
2018/03 51% 136%
2019/03 50% 20%
2020/03 66% 非算出
2021/03 51% 3%
2022/03 49% 7%
2023/03(予想) 51% ---

※数値がマイナスとなるものは、「非算出」と表現しています。

 

当期利益ベースでは、49%~66%と100%以下で安全圏内でした。

2019.3期までは、配当方針通り、配当性向50%に設定されていました。2020.3期は、配当性向66%とやや方針以上の支払いがあります。

フリーCFベースでは、2017.3期、2018.3期は100%超と注意水準でした。2020.3期はマイナスですが、それ以外は安全圏内でした。

今後もフリーCFは十分に留意しておきましょう。

 

 

まとめ

私が、あおぞら銀行を配当株として「有り」と判断した理由は次の通りです。

売上高は、右肩上がりで推移しています。当期利益は、2019.3期以降は減少傾向にありました。

営業CFは、2015.3期~2019.3期まではプラスで推移していましたが、2020.3期はマイナスに転じました。2021.3期には再びプラスに転じました。

配当方針は、「配当性向50%」と株主還元が十分に考えられています。

配当実績は、過去8年間、無配当はなく、継続性が十分にあります。

四半期配当なので、3ヶ月に1回の決算発表で、保有するか売却するか検討できます。配当停止、もしくは大幅な減配がされれば、売却を検討します。

以上のことから、配当狙いポートフォリオに組み入れても問題ないと判断しました。

 

 

関連記事

会社員が手軽に年50回の配当を日本株投資で得るための3ステップ

最新キャンペーンはコレ!SBIネオモバイル証券のお得な口座開設方法

 

1株単位で、配当株ポートフォリオを作るなら

SBIネオモバイル証券,公式ページSBIネオモバイル証券は、月額固定手数料で、1株投資や1株IPO抽選できる証券会社です。少額から株式投資を始めたい方にピッタリです。
まずは、SBIネオモバイル証券で株式投資するメリットをチェック!

公式ページはこちら