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不動産クラウドファンディング COZUCHIとは?特長と利回り分析を解説

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎(Udemy認定講師

COZUCHI,こづち,特長と利回り分析

こんにちは。COZUCHI(コヅチ)は、1万円と少額からプロが厳選した不動産に投資できるサービスです。

運営会社は、株式会社LAETORIです。1999年7月に設立された不動産会社です。

COZUCHIのサービスは、2019年7月からスタートしていますが、一部のユーザー限定だったようです。2020年12月から一般募集が開始されました。

 

「少額から、不動産投資で資産運用したい」、「相場に影響されにくい投資がしたい」、「ポートフォリオの拡大や分散先を考えている」と思うなら、COZUCHIを知っておいて損はありません。

そのようなあなたのために、COZUCHIのコレだけは知っておきたい3つの特長、及びファンドの利回り分析を解説します。

 

 

更新履歴

  • 利回り分析を更新しました。[2024.4.7]

 

 

COZUCHIのコレだけは知っておきたい3つの特長

COZUCHIは、不動産クラウドファンディングというサービスです。

「不動産クラウドファンディング」とは、インターネットを通じて投資家から資金を集め、集めた資金をもとに不動産運用を行い、運用益や売買差益を投資家に分配する仕組みです。

元本保証ではありません。

 

COZUCHIの3つの特長は、以下3つです。

  1. 1万円から投資可能で、途中換金も可能
  2. インカムゲイン型とキャピタルゲイン重視型の2種類のファンドをラインナップ
  3. 優先劣後出資方式、マスターリース契約、買取保証で、元本割れリスクを低減

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

1万円から投資可能で、途中換金も可能

「不動産投資するには、大金が必要なんでしょ」と思われる方が多いですよね。

いいえ、COZUCHIでは1万円と少額から不動産投資が可能です。

 

また、COZUCHIでは、不動産投資の手間もかかりません。

通常の不動産投資では、物件調査、書類申請、物件メンテナンスなど多くの手間がかかります。

COZUCHIでは、その点を運営会社LAETORIが実施しているため、あなたはインターネット上で物件を選ぶだけで面倒なく投資できます。

 

以下は、ファンドの詳細画面です。

物件情報も丁寧にまとめられています。

COZUCHI,ファンド画面

[出典:COZUCHI] 

 

「概要」では、ファンドの特長やポイント、投資シミュレーション、配当ポリシーなどがまとめられています。

「プロジェクト情報」では、不動産の詳細情報がまとめらています。土地、建物の情報などを確認できます。

「マーケット情報」では、対象物件のエリアに関するマーケット情報がまとめられています。

「スケジュール」では、ファンドの運用、配当、償還などのスケジュールがまとめられています。

「リターン」は、ファンドの出資者のみ確認できる内容です。

「リスク」では、一般的な不動産投資に関するリスクがまとめられています。

「事業者概要」では、ファンドの運営会社と販売会社がまとめられています。

 

これだけ詳細にまとめられていると、安心して投資判断を行うことができます。

 

万が一、現金が必要になれば、途中換金も可能です。

ただし、事務手数料が3.0%~5.5%がかかる点には留意しておきましょう。

 

インカムゲイン型とキャピタルゲイン重視型の2種類のファンドをラインナップ

「インカムゲイン型」とは、賃料収入(運用益)から安定的な配当に期待できるファンドです。

「キャピタルゲイン重視型」とは、賃料収入に加え売却益からより高利回りな配当に期待できるファンドです。

 

一般的な不動産クラウドファンディングは、インカムゲイン型が多いですが、COZUCHIではキャピタルゲイン重視型のファンドも取り扱っています。

(具体的なファンドは、利回り分析のリストを参照してください。)

このキャピタルゲイン重視型は、運営会社の不動産の目利き(安く、良い物件を仕入れること)が重要です。

COZUCHIは、この目利きに強みを持っており、高利回りの実績があります。 

 

優先劣後出資方式、マスターリース契約、買取保証で、元本割れリスクを低減

COZUCHIは、元本割れリスクの低減のため、優先劣後出資方式を採用しています。

COZUCHI,優先劣後出資方式

 

簡単に言うと、得られた利益があなたに優先的に配分される仕組みです。

COZUCHIでは、ファンド出資時に、あなた(優先出資者)と運営会社(劣後出資者)の両者からお金を集めています。

これにより、仮に物件の売却価格が、想定価格を下回っても元本割れしにくい体制が整っています。

 

また、安定的な配当を実現するため、マスターリース契約を採用しています。

マスターリース契約とは、簡単に言うと、賃料保証です。物件運用時の空室による賃料収入減に対するリスクを低減しています。

COZUCHIでは、リーシングリスク(賃貸物件において、建物完成後もテナントが決まらず見込み通りの収入を上げることができないリスク)が高いと判断される場合に、マスターリース契約が行われる場合があります。

元本割れがどのような場合に起きるのかは、「不動産クラウドファンディング COZUCHIのデメリットは?元本割れリスクを解説」で詳しく解説していますので、ご覧になってください。

 

さらに、物件の買取保証を採用しています。

キャピタルゲイン重視型は、対象物件を売却してリターンを得るため、物件を売却できないリスクを低減するために、買取保証契約が行われる場合があります。

 

 

COZUCHIファンドの利回り分析

短期運用型ファンドの利回り分析

ここでは、一般募集以降のファンドについて利回り分析を解説します。

2024.4.5時点では、81ファンド募集がありました。

利回り分布をわかりやすいように可視化していきます。

横軸に想定運用期間(ヶ月)、縦軸に想定利回り(%/年)をプロットしています。

COZUCHI,利回り分析

 

各ファンドについて、ファンド種別(I:インカムゲイン型、C:キャピタルゲイン重視型)、運用期間(ヶ月)、想定利回り(%/年)、最低投資額である1万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。

ファンド名 ファンド種別 運用期間(ヶ月) 利回り
(%)
配当金
南青山開発プロジェクト フェーズ1 追加取得 C 10 4.0 333
高円寺プロジェクト C 8 6.0 400
中央区銀座 商業ビル C 12 9.0 900
大田区 南千束 レジデンス用地 C 12 4.5 450
北青山 開発プロジェクト フェーズ2 C 14 9.0 1050
千駄ヶ谷 開発プロジェクト フェーズ2 C 11.5 4.0 383
港区南麻布プロジェクト-ビル2棟- C 12 5.0 500
港区南麻布プロジェクト-区分マンション- I 12 5.0 500
港区南麻布プロジェクト-底地- C 12 5.0 500
相模原リニア開発残土受入れプロジェクト フェーズ3 I 12 7.5 750
渋谷区広尾底地フェーズ3 I 24 4.5 900
京都"ANAクラウンプラザホテル” バリューアッププロジェクト フェーズ2 C 12 9.0 900
渋谷区道玄坂プロジェクト C 14 4.5 525
南青山開発プロジェクト フェーズ1 C 16 4.0 533
渋谷区松濤 一棟レジデンス C 24 6.0 1200
大船 マンション用地 プロジェクト C 18 7.0 1050
京都 ANAクラウンプラザホテル バリューアッププロジェクト 敷地共有持分 追加買取 C 4 7.0 233
代々木公園 プロジェクト C 8 5.0 333
京都“HOTEL CANATA KYOTO” I 60 5.0 2500
横浜 元町・中華街 プロジェクト C 12 5.0 500
栃木県日光市 ホテル開発素地 C 24 6.0 1200
広尾区分店舗 フェーズ3 I 12 4.5 450
六本木事業用地Ⅱ フェーズ3 C 15 7.0 875
茨城県つくばみらい市 事業用地 C 15 5.0 625
稲村ケ崎開発プロジェクトフェーズ2 C 12 6.0 600
京都 ANAクラウンプラザホテル C 9 9.0 675
箱根町 強羅 事業用地 C 18 7.0 1050
千駄ヶ谷 開発プロジェクト フェーズ1 C 11 4.0 366
北青山 開発プロジェクト フェーズ1 C 12 4.0 400
目黒区東が丘レジデンス C 12 5.0 500
西麻布 一棟マンション フェーズ2 C 24 6.0 1200
相模原 リニア開発プロジェクト フェーズ2 I 12 7.5 750
虎ノ門 再開発プロジェクト 追加買取ファンド C 3 8.0 200
新宿区〈曙橋〉事業用地 フェーズ1 追加買取ファンド C 6 6.0 300
渋谷区広尾底地プロジェクトフェーズ2 I 12 4.5 450
世田谷区 下馬 C 12 4.5 450
新橋 事業用地Ⅱ C 12 4.5 450
新橋 事業用地Ⅰ C 14 5.3 618
神宮前 開発プロジェクト C 12 5.0 500
渋谷駅前開発プロジェクト C 10 9.0 750
自由が丘 一棟ビル I 18 5.0 750
広尾 一棟ビル C 12 7.0 700
新宿区〈曙橋〉事業用地 追加買取 C 10 6.0 500
市ヶ谷 区分オフィス C 18 5.0 750
市ヶ谷 区分店舗 C 18 5.0 750
湯島 事業用地 C 18 6.0 900
秋葉原 事業用地 C 12 4.5 450
代々木公園 事業用地 追加取得ファンド C 10 8.0 666
伊東市川奈 リゾート開発用地<EXITプラス>フェーズ2 C 12 8.0 800
虎ノ門 再開発プロジェクト フェーズ1 C 12 4.0 400
新宿区〈曙橋〉事業用地 フェーズ1 C 12 6.0 600
六本木 事業用地Ⅱ C 12 10.0 1000
代々木公園 事業用地 C 12 10.0 1000
広尾 区分店舗II I 12 4.5 450
稲村ヶ崎開発プロジェクト C 12 6.0 600
学芸大学 EXITファンド C 3 13.0 325
銀座 EXITファンドⅡ C 3 10.0 250
渋谷区広尾借地プロジェクト I 9 6.5 487
西麻布 一棟マンション C 12 6.0 600
相模原 リニア開発プロジェクト I 12 7.5 750
銀座 EXIT C 6 10.0 500
渋谷区広尾 底地プロジェクト I 12 4.5 450
六本木事業用地Ⅱ C 6 10.0 500
渋谷区神泉エリア 開発プロジェクト C 6 5.5 275
下赤塚 一棟マンション I 36 6.0 1800
中央区八丁堀 開発用地 C 12 6.0 600
渋谷区神泉エリア 区分店舗 I 24 6.0 1200
平塚 一棟マンション C 6 10 500
豊島区目白 区分マンション I 12 4.5 450
品川駅前 再開発エリア3区分レジ C 84 10.0 7000
六本木 事業用地 C 3 20.0 500
江東区東陽町 区分マンション I 6 4.5 225
伊東市川奈 高級リゾート開発用地 C 12 8.0 800
三宿エリア複合ビル I 12 5.0 500
田端 EXITファンドI C 3 12.0 300
品川区 五反田Ⅱ C 6 9.0 450
広尾 区分店舗 I 12 4.5 450
練馬区 武蔵関I C 6 12.0 600
神奈川県 武蔵新城1 C 6 10.0 500
世田谷区 経堂II I 6 4.5 225
神奈川県 茅ヶ崎I I 12 6.0 600
min. --- 3 4.0 225
max. --- 84 20.0 7000

※配当金は、小数点以下、切り捨てで算出。

※ファンド名をクリックすると、ファンド解説記事を確認できます。

 

COZUCHIのファンドでは、運用期間3ヶ月~84ヶ月、想定利回り4.0%~20.0%、想定配当金225円~7000円に期待できます。

 

中長期運用型ファンドの利回り分析

2023.9.7時点では、3ファンド募集がありました(募集中・予定も含む)。

利回り分布をわかりやすいように可視化していきます。

横軸に運用期間(年)、縦軸に想定利回り(%/年)をプロットしています。

COZUCHI,利回り分析,中長期運用型ファンド

 

各ファンドについて、運用期間(年)、想定利回り(%/年)、最低投資額である10万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。

ファンド名 運用期間(年) 利回り 配当金*
熱海 ACAO FOREST Parking プロジェクト 10 4.0 40000
三軒茶屋ターミナルビル区分(地下1階~2階部分) 10 4.1 41000
ウィスタリアプラザ 10 3.6 36000
min. 10 3.6 36000
max. 10 4.1 41000

※配当金は、小数点以下、切り捨てで算出。

 

COZUCHIの中長期運用型ファンドでは、運用期間10年、想定利回り3.6%~4.1%、想定配当金36,000円~41,000円に期待できます。

 

元本保証ではありませんが、預金金利が0.01%/年を踏まえると、得られるリターンはかなり大きいです。

 

 

まとめ

COZUCHIは、1万円と少額から不動産に投資でき、想定利回りの配当金に期待できる不動産クラウドファンディングサービスです。

不動産クラウドファンディングには、株式や債券と異なり相場がなく、日々の価格変動を追って、ハラハラする必要はありません。

そのため、相場に影響されにくい投資をしたい方には、COZUCHIはおすすめです。

また、株式や債券を保有していて、ポートフォリオの拡大や分散のために、想定利回りが決まっているCOZUCHIを利用してみてはいかがでしょうか。

 

COZUCHIを利用するか否かの参考になれば、幸いです。

その他、COZUCHIに関するトピックは、「不動産クラウドファンディング COZUCHIの資産運用ガイド」でまとめていますので、ご覧ください。

 

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