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2024年最新!年4回配当金(四半期配当)がもらえる日本株はこの11銘柄

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎(Udemy認定講師

日本株,年4回配当株

こんにちは、配当株投資をしている永松です。日本株の配当は、年1回又は2回が多いですよね。「米国株と同じく、年4回配当がもらえる日本株はないんだろうか」と思っていませんか。

 

日本株でも、数は少ないながらも、年4回配当政策を掲げている銘柄があります。

年4回の配当銘柄であれば、例えば、配当権利確定日が3.31、6.30、9.30、12.31と4回チャンスあります。すなわち1年の途中で株を購入しても、配当が3ヶ月ごとに支払われます。

仮に企業が配当を出さないと決めれば、3ヶ月に1度、その株を売却するという判断ができます。

そのため、年4回配当は、保有し続けるか否かのリスクコントロールがしやすいと感じています。

 

年4回の配当銘柄を投資先に検討したい方のため、年4回配当(四半期配当)の日本株の紹介と配当分析を解説します。

次の11銘柄です。[2024.2.10時点]

  1. Lib Work銘柄コード:1431
  2. リンクアンドモチベーション(2170)
  3. ホギメディカル(3593)
  4. コムチュア(3844)
  5. リソー教育(4714)
  6. 構造計画研究所(4748)
  7. GMOフィナンシャルホールディングス(7177)
  8. 日本創発グループ(7814)
  9. あおぞら銀行(8304)
  10. 光通信(9435)
  11. GMOインターネット(9449)

 

それぞれについて、配当利回り、配当方針、配当実績、配当性向(当期利益ベース、フリーキャッシュフロー(CF)ベース)、配当成長率を分析しています。

配当投資の参考になれば、幸いです。

 

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更新履歴

  • 最新情報に更新しました。「あおぞら銀行(8304)」が第3四半期は無配になった点はご留意ください。[2024.2.10]

 

 

Lib Work

Lib Work(2170)の業種分類は、建設業です。

インターネットやVR(ヴァーチャルリアリティ)活用した戸建て・住宅・不動産販売を行っています。

配当利回りは、株価795円(2024.2.10終値)で、予想通り6.40円とすると、0.81%です。

 

配当方針

 株価情報の「剰余金の配当基準日」を確認すると、「四半期配当」を導入している旨がわかります。

基本方針は、特に記載されていませんでした。

具体的な配当性向の数値は、記載されていませんでした。

 

配当実績

配当に関する基本情報は、次の通りです。

  • 配当回数:年4回
  • 配当権利確定日:9.30、12.31、3.31、6.30

 

2016.6期~2024.6期(予想)の配当、及び配当成長率は次の通りです。[2024.2.10時点]

決算期 配当金 配当成長率
2016.6 0.63 ---
2017.6 1.25 98%
2018.6 2.19 75%
2019.6 3.13 43%
2020.6 4.50 44%
2021.6 4.58 2%
2022.6 5.80 27%
2023.6 6.40 10%
2024.6(予想) 6.40 0%

 

配当は、過去7年間連続で増配されていました。配当成長率も、2%~98%とコンスタントに増加していました。

2024.6期は、前年と同様に6.40円が予定されています。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース)

日本では、配当性向を当期利益ベースで算出します。

しかし、最近学んだこととして、米国株投資ではフリーCFベースで分析されます。私はこれを日本株にも応用しています。

フリーCFとは、営業CF+投資CFで算出される数値で、簡単に言えば、企業が自由に使える現金です。

フリーCFは、新たな設備投資、借入金の返済、内部留保、そして配当に使われます。そのため、配当株投資では重要な分析対象となりえます。

フリーCFが潤沢にあれば、配当の増額にも期待できます。一方、フリーCFが少ないのに配当を維持していたら、「そろそろ減配が近づいているかもしれない」と事前にリスクを察知できます。

詳しくは、書籍『「年100回配当」投資術ー日本人が知らない秘密の収入源』を読むと配当投資のレベルがグッと上がります。

 

2016.6期~2024.6期(予想)の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、23,292,040株(2024.2.10時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 (百万円) 配当性向
当期利益 フリーCF 当期利益 フリーCF
2016.6 17 -348 86% ---
2017.6 147 380 20% 8%
2018.6 254 -123 20% ---
2019.6 391 2 19% 3645%
2020.6 137 -333 77% ---
2021.6 336 -465 32% ---
2022.6 444 -143 30% ---
2023.6 173 -1,893 86% ---
2024.6(予想) 370 --- 40% ---

 

当期利益ベースでは、2016.6期~2023.6期は19%~86%と100%以下で安全圏でした。

フリーCFベースでは、2017.6期のみ100%以下で安全圏でした。2019.6月期は100%超で注意水準でした。それ以外は、フリーCFがマイナスのため、算出していません。

不動産企業なので、フリーCFがマイナスでも黒字の場合もあるようですが、要観察です。

 

 

リンクアンドモチベーション

リンクアンドモチベーション(2170)の業種分類は、サービス業です。

組織開発(コンサルクラウド事業、イベントメディア事業)、個人開発(キャリアスクール事業、学習塾事業)、マッチング(国内外人材紹介・派遣事業)の3本柱です。

配当利回りは、株価571円(2024.2.9終値)で、予想通り11.30円とすると、1.98%です。

 

配当方針

利益還元方針・配当金に、「四半期配当」を導入している旨が記載されています。

基本方針は、次のように記載されています。

剰余金の配当の回数については、機動的な株主還元ができるよう、中間配当、および期末配当の他、四半期配当を積極的に導入してまいります。

 

具体的な配当性向の数値は、記載されていませんでした。

 

配当実績

配当に関する基本情報は、次の通りです。

  • 配当回数:年4回
  • 配当権利確定日:3.31、6.30、9.30、12.31

 

2013.12期~2023.12期(予想)の配当、及び配当成長率は次の通りです。[2024.2.10時点]

決算期 配当金 配当成長率
2013.12 3.15 ---
2014.12 4.20 33%
2015.12 4.40 5%
2016.12 5.30 20%
2017.12 6.20 17%
2018.12 6.80 10%
2019.12 7.20 6%
2020.12 7.20 0%
2021.12 7.40 3%
2022.12 7.70 4%
2023.12(予想) 11.30 47%

 

配当は、過去7年間連続で増配されていました。配当成長率も、0%~33%とコンスタントに増加していました。

2023.12期は、前年より3.6円増配の11.30円が予定されています。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース)

2016.12期~2023.12期(予想)の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、113,068,000株(2024.2.10時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 (百万円) 配当性向
当期利益 フリーCF 当期利益 フリーCF
2016.12 1,353 1,253 44% 48%
2017.12 2,107 -2,288 33% ---
2018.12 1,945 490 40% 157%
2019.12 1,086 837 75% 97%
2020.12 -996 5,939 -82% 14%
2021.12 918 3,588 91% 23%
2022.12 1,941 3,281 45% 27%
2023.12(予想) 2,630 --- 48% ---

 

当期利益ベースでは、2016.12期~2019.12期は33%~75%と100%以下で安全圏でした。

2020.12期は、当期利益がマイナスのため、算出できませんでした。

フリーCFベースでは、2016.12期、2019.12期は100%以下で安全圏でしたが、2018.12期は100%超となっていたので、注意水準でした。

2020.12期は、フリーCFは大幅に増加して、配当性向は14%まで下がりました。

2023.12期は、当期利益が大幅に改善されることが予想されています。

 

 

ホギメディカル

ホギメディカル(3593)の業種分類は、繊維製品です。

医療用具、医療用消耗品、医療用不織布、滅菌用品を開発・販売しています。その他、手術管理システム「オペラマスター」のマネジメントソリューションも提供しています。

配当利回りは、株価3490円(2024.2.9終値)で、予想通り80円とすると、2.29%です。

 

配当方針

有価証券報告書に、「四半期配当」を導入している旨が記載されています。

基本方針は、次のように記載されています。

経営成績の成果をいち早く株主に還元することを基本方針とし、取締役会の決議によって、会社法第459条第1項の規定に基づき、四半期末毎に金銭による剰余金の配当を行う旨定款に定めており、剰余金の配当の決定機関を取締役会とし、四半期配当を実施しております。 

 

具体的な配当性向の数値は、記載されていませんでした。

 

配当実績

配当に関する基本情報は、次の通りです。

  • 配当回数:年4回
  • 配当権利確定日:3.31、6.30、9.30、12.31

 

2013.3期~2024.3期(予想)の配当、及び配当成長率は次の通りです。[2024.2.10時点]

決算期 配当金 配当成長率
2013.3 50.00 ---
2014.3 54.00 8%
2015.3 56.00 4%
2016.3 58.00 4%
2017.3 60.00 3%
2018.3 62.00 3%
2019.3 64.00 3%
2020.3 66.00 3%
2021.3 68.00 3%
2022.3 68.00 0%
2023.3 71.00 4%
2024.3(予想) 80.00 13%

 

配当は、過去9年間連続で、増配されていました。配当成長率も、3%~8%とコンスタントに増加していました。

2024.3期は、前年より9円増配の80円が予定されています。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース) 

2016.3期~2023.3期(予想)の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、25,256,963株(2023.8.10時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 (百万円) 配当性向
当期利益 フリーCF 当期利益 フリーCF
2016.3 5,910 -8,860 25% ---
2017.3 5,786 6,198 26% 24%
2018.3 5,262 6,560 30% 24%
2019.3 6,043 9,073 27% 18%
2020.3 5,529 1,101 30% 151%
2021.3 4,959 -96 35% ---
2022.3 4,370 4,689 39% 37%
2023.3 4,316 7,225 42% 25%
2024.3(予想) 2,760 --- 73% ---

 

当期利益ベースでは、2016.3期~2022.3期は32%~51%と安定しており、かつ100%以下で安全圏でした。

フリーCFベースでは、2017.3期~2019.3期は23%~32%と低く安全圏でしたが、2020.3期は100%超となっていたので、注意水準でした。

2023.3期はフリーCFが大幅に改善されています。

 

 

コムチュア

コムチュア(3844)の業種分類は、情報・通信です。

企業向けITサービスを提供しています。グループウェア、統合業務基幹システム、webソリューション、ネットワーク運用の4つの事業を行っています。

配当利回りは、株価1778円(2024.2.9終値)で、予想通り46円とすると、2.59%です。

 

配当方針

株式情報 - 株主還元方針に、「四半期配当」を導入している旨が記載されています。

基本方針は、次のように記載されています。

安定経営により四半期業績も安定しているため、年4回の配当を実施してまいります。

 

具体的な配当性向の数値は、記載されていませんでした。

 

配当実績

配当に関する基本情報は、次の通りです。

  • 配当回数:年4回
  • 配当権利確定日:3.31、6.30、9.30、12.31

 

2013.3期~2024.3期(予想)の配当、及び配当成長率は次の通りです。[2024.2.10時点]

決算期 配当金 配当成長率
2013.3 4.33 ---
2014.3 7.00 62%
2015.3 8.00 14%
2016.3 11.00 38%
2017.3 12.83 17%
2018.3 16.23 27%
2019.3 24.00 48%
2020.3 29.00 21%
2021.3 31.00 7%
2022.3 37.00 19%
2023.3 44.00 19%
2024.3(予想) 46.00 5%

 

配当は、過去10年間連続で、増配されていました。配当成長率も、7%~62%と高い成長率を示していました。

2024.3期は、前年より2円増配の46円が予定されています。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース) 

2016.3期~2024.3期(予想)の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、32,241,600株(2024.2.10時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 (百万円) 配当性向
当期利益 フリーCF 当期利益 フリーCF
2016.3 823 677 43% 52%
2017.3 1,061 306 39% 135%
2018.3 1,395 2,331 38% 22%
2019.3 1,807 1,435 43% 54%
2020.3 1,974 1,034 47% 90%
2021.3 2,083 171 48% 584%
2022.3 2,517 4,451 47% 27%
2023.3 2,695 240 53% 591%
2024.3(予想) 3,150 --- 47% ---

 

当期利益ベースでは、2016.3期~2022.3期は38%~48%と安定しており、かつ100%以下で安全圏でした。

フリーCFベースでは、2017.3期、2021.3期以外は22%~90%と100%以下で安全圏でしたが、2017.3期、2021.3期は100%超となっていたので、注意水準でした。

直近、2023.3期はフリーCFが減少して注意水準に戻りました。

 

 

リソー教育

リソー教育(4714)の業種分類は、サービスです。事業は、首都圏を中心に学習塾を展開しています。

配当利回りは、株価238円(2024.2.10終値)で、予想通り10円とすると、4.20%です。

 

配当方針

「四半期配当制度」は導入されてはいますが、実質的に年1回の配当になっています。

 

配当実績

配当に関する基本情報は、次の通りです。

  • 配当回数:年4回
  • 配当権利確定日:2末、5.31、8.31、11.30

 

2013.2期~2024.2期(予想)の配当、及び配当成長率は次の通りです。[2024.2.10時点]

決算期 配当金 配当成長率
2013.2 11.00 ---
2014.2 6.67 -39%
2015.2 0.00 ---
2016.2 3.33 ---
2017.2 8.33 150%
2018.2 9.33 12%
2019.2 11.00 18%
2020.2 12.00 9%
2021.2 9.00 -25%
2022.2 16.00 78%
2023.2 16.00 0%
2024.2(予想) 10.00 -38%

 

配当は、2015.2期は無配当でしたが、それ以外では継続的に支払われていました。配当成長率は、二度減配はあるるものの、9%~150%と高い成長率を示していました。

2023.4.21に配当方針の変更がなされたため、やや減配されています。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース) 

2016.2期~2024.2期(予想)の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、156,209,829株(2024.2.10時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 (百万円) 配当性向
当期利益 フリーCF 当期利益 フリーCF
2016.2 1,428 1,217 36% 43%
2017.2 1,275 1,954 102% 67%
2018.2 1,381 1,685 106% 86%
2019.2 1,576 1,976 109% 87%
2020.2 1,953 2,259 96% 83%
2021.2 555 -691 253% ---
2022.2 2,431 2596 103% 96%
2023.2 1,492 1,763 168% 142%
2024.2(予想) 2,060 --- 76% ---

 

当期利益ベースでは、2016.2期を除き、100%前後で推移していました。これは、配当方針の配当性向100%をきちんと守り、株主還元されているためと思われます。

2021.2期は、配当性向が通常よりも2.5倍増加しているため、やや留意が必要でした。

フリーCFベースでは、2016.2期~2020.2期では、43%~87%と100%以下で安全圏でした。

2021.2期は、フリーCFがマイナスのため、算出できませんでした。

業績に連動して、配当を支払うか否かが判断されるため、無配当や減配になる場合もあります。当期利益とフリーCFには留意しておきましょう。

 

 

構造計画研究所

構造計画研究所(4748)の業種分類は、情報・通信です。

建設・防災分野での自然現象の解析やシミュレーション、情報通信分野でのソフトウェア開発、製造分野でのソフトウェア販売やカスタマイズ、人間の意思決定支援分野でのコンサルティングなどの提供しています。

配当利回りは、株価3955円(2024.2.10終値)で、予想通り140円とすると、3.54%です。

 

配当方針

 直近の決算資料(2023.11)では、「四半期配当」を導入している旨の記載がありました。

基本方針は、株主還元 | 株主・株式情報に、次のように記載されています。

経営基盤の強化及び将来の事業展開に備えての内部留保を勘案しつつ、継続的かつ安定的に配当を行うことを基本方針とし、配当性向50%、DOE(株主資本配当率)10%程度を目指しております。

 

配当性向は、50%目標です。

 

配当実績

配当に関する基本情報は、次の通りです。

  • 配当回数:年4回
  • 配当権利確定日:3.31、6.30、9.30、12.31

 

2013.6期~2024.6期(予想)の配当、及び配当成長率は次の通りです。[2024.2.10時点]

決算期 配当金 配当成長率
2013.6 20.00 ---
2014.6 35.00 75%
2015.6 40.00 14%
2016.6 55.00 38%
2017.6 60.00 9%
2018.6 80.00 33%
2019.6 90.00 13%
2020.6 120.00 33%
2021.6 120.00 50%
2022.6 120.00 33%
2023.6 140.00 17%
2024.6(予想) 140.00 0%

 

配当は、過去10年間連続で、増配されていました。配当成長率も、9%~75%とコンスタントに増加していました。

2024.6期は、2023.6期と同様に140円が予定されています。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース) 

2016.6期~2024.6期(予想)の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、5,500,000株(2024.2.10時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 (百万円) 配当性向
当期利益 フリーCF 当期利益 フリーCF
2016.6 671 -255 45% ---
2017.6 615 844 54% 39%
2018.6 860 68 51% 647%
2019.6 682 180 73% 275%
2020.6 1,204 688 55% 96%
2021.6 1,330 786 50% 84%
2022.6 1,359 1405 49% 47%
2023.6 1,613 932 41% 71%
2024.6(予想) 1,700 --- 45% ---

 

当期利益ベースでは、2016.6期~2022.6期は45%~73%と100%以下で安全圏でした。

フリーCFベースでは、2018.6期と2019.6期は100%超となっていたので、注意水準でした。

2016.6期はマイナスのため、算出していません。

当期利益ベースの配当性向では、配当停止は考えにくいでしょう。しかしながら、フリーCFには留意しておきましょう。

 

 

GMOフィナンシャルホールディングス

GMOフィナンシャルホールディングス(7177)の業種分類は、証券業です。

個人投資家向け金融サービスです。GMOインターネットグループで、傘下にGMOクリック証券やGMOコインがあります。

配当予想が未定のため、配当利回りは算出していません。

 

配当方針

配当情報 | 株式・格付情報に、「四半期配当」を導入している旨が記載されています。

基本方針は、次のように記載されています。

当社は、株主に対する利益還元と内部留保の充実を総合的に勘案し、収益性、成長性、企業体質の強化を考慮しつつ、継続的かつ安定的に配当を行うことを基本方針としております。2022年12月期については、親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向50%以上を目途に、四半期ごとに配当することを目標としています。

 

配当性向は50%です。

 

配当実績

配当に関する基本情報は、次の通りです。

  • 配当回数:年4回
  • 配当権利確定日:3.31、6.30、9.30、12.31

 

2017.12期~2024.12期(予想)の配当、及び配当成長率は次の通りです。[2024.2.10時点]

決算期 配当金 配当成長率
2017.12 21.60 ---
2018.12 32.25 49%
2019.12 25.78 -20%
2020.12 37.42 45%
2021.12 52.17 39%
2022.12 21.00 -60%
2023.12 32.80 56%
2024.12(予想) 未定 ---

 

配当は、過去7年間一度も無配当はなく、支払われていました。

配当成長率は、二度減配があるものの、39%~56%の増配がありました。

2024.12期は、配当額は未定です。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース)

2017.12期~2024.12期(予想)の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、122,091,903株(2024.2.10時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 (百万円) 配当性向
当期利益 フリーCF 当期利益 フリーCF
2017.12 5,141 16,137 51% 16%
2018.12 7,719 1,015 51% 388%
2019.12 6,073 -1,409 52% ---
2020.12 7,298 -7,678 63% ---
2021.12 9,858 -51,097 65% ---
2022.12 1,212 -189 212% ---
2023.12 7,649 -314 52% ---
2024.12(予想) --- --- --- ---

 

当期利益ベースでは、2017.12期~2021.12期、2023.12期は49%~62%前後安定しており、100%以下で安全圏でした。

フリーCFベースでは、2017.12期は100%以下で安全圏でしたが、2018.12期は100%超となっていたので、注意水準でした。

2019.12期以降はマイナスのため、今後フリーCFには留意しておきましょう。

 

 

日本創発グループ

日本創発グループ(7814)の業種分類は、その他製品です。

事業は、かなり特殊でクリエイティブをサポートです。デジタルコンテンツ事業、セールスプロモーション、印刷・製造事業、メーカー・OEM事業と幅広いです。

配当利回りは、株価602円(2024.2.9終値)で、予想通り12.00円とすると、1.99%です。

 

配当方針

 2023.12期の株主通信では、「四半期配当」という文言はないものの、配当の基準日が4回設定されており、実績として四半期配当です。

基本方針は、明確には記載されていませんでした。

 

配当実績

配当に関する基本情報は、次の通りです。

  • 配当回数:年4回
  • 配当権利確定日:3.31、6.30、9.30、12.31

 

2015.12期~2023.12期(予想)の配当、及び配当成長率は次の通りです。[2024.2.10時点]

決算期 配当金 配当成長率
2015.12 6.00 ---
2016.12 6.00 0%
2017.12 6.00 0%
2018.12 6.00 0%
2019.12 7.50 25%
2020.12 10.00 33%
2021.12 10.50 5%
2022.12 11.00 5%
2023.12(予想) 12.00 9%

 

配当は、過去7年間一度も無配当はなく、支払われていました。配当成長率は、これまで維持でしたが、2019.12期は+25%、2020.12期は+33%と大幅に増加しました。

2023.12期は、前年より1円増配の12.00円が予想されています。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース)

2016.12期~2023.12期(予想)の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、51,000,000株(2024.2.10時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 (百万円) 配当性向
当期利益 フリーCF 当期利益 フリーCF
2016.12 528 628 63% 53%
2017.12 1,251 -8,931 27% ---
2018.12 -959 358 -35% 93%
2019.12 1,274 996 33% 42%
2020.12 17 -186 3251% ---
2021.12 951 -3,746 61% ---
2022.12 2,003 2,035 30% 30%
2023.12(予想) 2,200 --- 28% ---

 

当期利益ベースでは、2018.12期と2020年12月期以外は27%~63%と100%以下で安全圏でした。

2020.12期は大幅に当期利益が減少したため、配当性向が非常に大きな数値になっています。

フリーCFベースでは、2017.12期、2020.12期、2021.12期以外は42%~93%と100%以下で安全圏でした。

2023.12期もフリーCFに留意しておきましょう。

 

 

あおぞら銀行

あおぞら銀行(8304)の業種分類は、銀行業です。

銀行業を中心に、金融商品の販売、投資運用・投資助言業務、ベンチャーキャピタル業務、債券管理慣習業務等を営んでいます。

配当利回りは、株価2,163.5円(2024.2.9終値)で、予想通り76円とすると、3.51%です。

 

配当方針

配当・株主優待制度に、「四半期配当」を導入している旨が記載されています。

基本方針は、次のように記載されています。

株主還元については配当による還元を原則とします。配当性向を原則50%とし、業績に応じた還元を図ってまいります。

配当性向は50%です。

 

配当実績

配当に関する基本情報は、次の通りです。

  • 配当回数:年4回
  • 配当権利確定日:3.31、6.30、9.30、12.31

 

2013.3期~2024.3期(予想)の配当、及び配当成長率は次の通りです。[2024.2.10時点]

決算期 配当金 配当成長率
2013.3 139.00 ---
2014.3 145.00 4%
2015.3 149.00 3%
2016.3 186.00 25%
2017.3 187.00 1%
2018.3 184.00 -2%
2019.3 154.00 -16%
2020.3 156.00 1%
2021.3 124.00 -21%
2022.3 149.00 20%
2023.3 154.00 3%
2024.3(予想) 76.00 -51%

 

配当は、過去10年間一度も無配当はなく、継続的に支払われていました。

2018.3期、2019.3期、2021.3期は減配でしたが、それ以外の配当成長率は、1%~25%でした。

2024.3期は、直近の決算短信(2024.2)で示されたように、第三四半期及び期末において配当が0円の予想に変更となり、前年より68円減配の76円が予想されています。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース)

2016.3期~2024.3期(予想)の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、118,289,418株(2024.2.10時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 (百万円) 配当性向
当期利益 フリーCF 当期利益 フリーCF
2016.3 43,499 174,146 51% 13%
2017.3 43,849 4,999 50% 442%
2018.3 43,064 16,021 51% 136%
2019.3 36,130 91,423 50% 20%
2020.3 28,142 -164,461 66% ---
2021.3 28,972 505,203 51% 3%
2022.3 35,004 230,070 50% 8%
2023.3 8,719 152,557 209% 12%
2024.3(予想) -28,000 --- --- ---

 

当期利益ベースでは、2016.3期~2022.3期は51%~66%と100%以下で安全圏でした。

フリーCFベースでは、2016.3期と2019.3期は13%~20%と100%以下で安全圏でしたが、2017.3期と2018.3期は100%超となっていたので、やや注意水準でした。

2024.3期は、直近の決算短信(2024.2)で示されたように、大幅な赤字になることが予想されています。

今後の配当にはかなり注意が必要です。

 

 

光通信

光通信(9435)の業種分類は、情報・通信です。

継続的な収入が見込まれるストック事業を中核事業とし、個人および法人のお客様向けに様々な商品・サービスを提供しています。

配当利回りは、株価25,620円(2024.2.9終値)で、予想通り578円とすると、2.26%です。

 

配当方針

株式会社光通信に「四半期配当」を導入している旨は記載されていませんが、実績として四半期配当です。基本方針は、明確には記載されていませんでした。

 

配当実績

配当に関する基本情報は、次の通りです。

  • 配当回数:年4回
  • 配当権利確定日:3.31、6.30、9.30、12.31

 

2013.3期~2024.3期(予想)の配当、及び配当成長率は次の通りです。[2024.2.10時点]

決算期 配当金 配当成長率
2013.3 94 ---
2014.3 140 49%
2015.3 160 14%
2016.3 186 16%
2017.3 240 29%
2018.3 300 25%
2019.3 351 17%
2020.3 402 15%
2021.3 456 13%
2022.3 491 8%
2023.3 542 10%
2024.3(予想) 578 7%

 

配当は、過去10年間連続で、増配されています。配当成長率も、13%~49%と非常に高いかったです。

2024.3期も、36円増配され578円が予定されています。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース)

2016.3期~2024.3期(予想)の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、46,049,642株(2024.2.10時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 (百万円) 配当性向
当期利益 フリーCF 当期利益 フリーCF
2016.3 22,573 7,158 37% 117%
2017.3 39,034 8,089 28% 134%
2018.3 41,862 -17,149 32% ---
2019.3 49,547 -25,739 32% ---
2020.3 51,670 25,164 35% 72%
2021.3 54,614 -38,524 38% ---
2022.3 87,360 -44,962 25% ---
2023.3 91,345 -24,545 27% ---
2024.3(予想) 76,000 --- 33% ---

 

当期利益ベースでは、2016.3期~2022.3期は29%~39%と100%以下で安全圏でした。

フリーCFベースでは、2020.3期は100%以下で安全圏でしたが、2016.3期と2017.3期は100%超となっていたので、やや注意水準でした。

2021.3期~2023.3期は、フリーCFがマイナスのため、算出していません。

今後、フリーCFにも留意しておきましょう。

 

 

GMOインターネット

GMOインターネット(9449)の業種分類は、情報・通信です。

GMOグループの中核企業で、インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業等があります。

配当予想が未定のため、配当利回りは算出していません。

 

配当方針

株主還元・配当|株式情報では、「四半期配当」を導入している旨が記載されています。

基本方針は、次のように記載されています。

株主のみなさまに対する利益配分について、連結当期純利益の 33%を目標とし、業績及び財務体質の状況等を総合的に勘案して決定していくことを基本方針としております。

 

配当性向は33%です。

 

配当実績

配当に関する基本情報は、次の通りです。

  • 配当回数:年4回
  • 配当権利確定日:3.31、6.30、9.30、12.31

 

2013.12期~2023.12期(予想)の配当、及び配当成長率は次の通りです。[2024.2.10時点]

決算期 配当金 配当成長率
2013.12 15.00 ---
2014.12 17.00 13%
2015.12 38.00 124%
2016.12 21.00 -45%
2017.12 23.00 10%
2018.12 29.50 28%
2019.12 24.20 -18%
2020.12 30.80 27%
2021.12 52.70 71%
2022.12 47.60 -10%
2023.12(予想) 未定 ---

 

配当は、過去9年間一度も無配当はなく、支払われていました。配当成長率は、三度減配されたものの、その他は13%~124%でした。

2022.13期は、年間では未定です。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース)

2016.12期~2023.12期(予想)の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、110,113,337株(2024.2.10時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 (百万円) 配当性向
当期利益 フリーCF 当期利益 フリーCF
2016.12 7,234 -8,086 32% ---
2017.12 8,030 -7,731 32% ---
2018.12 -20,707 -16,772 --- ---
2019.12 8,337 -14,115 32% ---
2020.12 10,284 22,282 33% 15%
2021.12 17,527 -75,548 33% ---
2022.12 13,209 22,813 40% 23%
2023.12(予想) --- --- --- ---

 

当期利益ベースでは、2018.12期以外は33%と100%以下で安全圏でした。また、基本方針通りでした。

2018.12期はマイナスのため、算出していません。

フリーCFベースでは、2019.12期までマイナスのため、算出していません。

2020.12期は、フリーCFが大幅に増加しているため、配当性向が15%と安全圏でした。

現状では、配当は継続されていますが、当期利益とフリーCFには留意しておきましょう。

 

 

まとめ

年4回配当がもらえる日本株の紹介と配当分析しました。

年4回配当だから絶対に優良株であるとは限りませんが、一つの候補として検討しても良いでしょう。

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