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スカラは、配当株投資の候補銘柄として有りか無しか?

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こんにちは。国内株の配当株投資している永松です。2020.8.17時点、スカラ(4845)は配当株として「有り」と判断して、配当狙いポートフォリオに組み入れています。

 

スカラの業種分類は、情報・通信です。

SaaS(サービスとしてのソフトウェア)やASP(アプリケーションサービス提供事業者)を提供する企業です。その他、価値創造支援とIT/AI/IoTの導入支援を同時に行う経営コンサルティング体制を構築し、ワンストップでソリューションを提供しています。

 

「スカラを、配当株として組み入れるか検討中」という方のため、スカラの配当分析をまとめています。

あくまで個人的な見解で、銘柄推奨するものではありません。配当株投資の参考になれば幸いです。

 

次の3点をモニタリング又は分析しています。

  • 業績推移
  • キャッシュフロー推移
  • 配当分析

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

 

更新履歴

  • 新規作成しました。[2020.8.17]

 

スカラの業績推移

2013年6月期~2020年6月期の売上高、営業利益、当期利益は次の通りです。

売上高は、2017.6期を境に大きく伸びていました。2019.6期~2020.6期は横ばいです。しかしながら、2018.6期以降、営業利益、当期利益はやや減少しています。

直近の決算資料(2020.8)では、2021.6期の業績予想が開示されており、売上高は-41.3%~-23.6%の10,000~13,000(百万円)と大幅に減少します。

一方、営業利益は+231.8%~+274.6%の3,100~3500(百万円)、当期利益は+803.0%~+927.5%の2,900~3,300(百万円)が予想されています。

利益の大幅な増加が予想されていますが、これは、子会社のソフトブレーン社(4779)の株式の譲渡益が計上されているためです。(子会社株式の譲渡について

スカラ,業績推移

 

決算期 売上高 営業利益 当期利益
2013.6 1,733 314 192
2014.6 1,883 377 221
2015.6 2,237 541 361
2016.6 2,693 616 830
2017.6 10,663 3,736 2,987
2018.6 12,829 1,546 707
2019.6 17,112 2,153 946
2020.6 17,025 934 321

 

スカラのキャッシュフロー推移

2013.6期~2020.6期の各キャッシュフロー(CF)は次の通りです。

スカラ,キャッシュフロー

 

決算期 営業CF 投資CF 財務CF 現金・現金等価物 フリーCF
2013.6 319 -40 -233 952 279
2014.6 358 -18 -104 1,187 340
2015.6 560 -532 214 1,430 28
2016.6 413 -781 3,997 5,060 -368
2017.6 755 -759 -59 4,999 -4
2018.6 1,389 -589 -848 4,950 800
2019.6 1,922 -893 414 6,393 1,029
2020.6 1,131 -1,428 1,715 7,822 -297

 

営業CFは、プラスで安定しています。

現金・現金等価物は、安定的に右肩上がりで推移しています。

フリーCFは、プラスとマイナス両方あります。直近2020.6期はマイナスになっています。

 

スカラの配当分析

私が分析しているのは、次の3点です。

  1. 配当方針
  2. 配当実績と配当成長率
  3. 配当性向(当期利益、フリーCFベース)

配当株投資の対象には、「配当利回り4.5%以上」を条件に銘柄スクリーニングしています。

兼松の場合、株価744(2020.8.17終値)で、配当が予想通り年32円であったと仮定すると、配当利回りは4.30%です。

 

配当方針

スカラの配当方針は、直近の決算資料(2020.8)によれば、次のように記載されています。

当社は、株主各位に対する利益還元を重要な経営方針として位置付け、財務体質の強化と今後の事業展開への対応を図るために必要な内部留保を確保しつつも、安定配当を実施していくことを基本方針としております。

具体的な配当性向の記載はありません。

次期の配当は、前年から増配され年32円が予想されています。中間配当と期末配当で、それぞれ16円ずつです。

 

配当実績と配当成長率

配当に関する基本情報は次の通りです。

  • 配当回数:年2回
  • 配当権利確定日:12.31(中間配当)、6.30(期末配当)

 

2013.6期~2020.6期の配当実績は、次の通りでした。2021.6期は、年32円が予定されています。

過去8年間連続して、増配され、継続的に配当が支払われています。

スカラ,配当金

 

直近3年間、2017.6期~2020.6期と2021.6期の配当成長率を算出すると、次の通りです。

決算期 配当金 配当成長率
2017.6 18 ---
2018.6 20 11%
2019.6 24 20%
2020.6 28 17%
2021.6(予想) 32 14%

 

年11%~20%とコンスタントに増配されています。

 

配当性向(当期利益・フリーCFベース)

配当性向は、当期利益ベースとフリーCFベースの2通りで算出しています。

理由は、「松井証券は、配当株投資の候補銘柄として有りか無しか?」で解説しています。

 

2017.6期~2020.6期の配当性向を算出すると、次の通りです。

発行済み株数は、17,509,859株(2020.6末時点)で算出しています。算出した数値は、若干、公式サイトとが異なります。

決算期 当期利益ベース フリーCFベース
2017.6 11% ---
2018.6 50% 44%
2019.6 44% 41%
2020.6 153% ---

 

当期利益ベースでは、2017.6期~2019.6期は11%~50%と100%以下で安全圏内でした。直近の2020.6期は、153%と注意水準です。

フリーCFベースでは、2017.6期、2020.6期はフリーCFがマイナスなので算出していません。2018.6期、2019.6期は、41%~44%と100%以下で安全圏内でした。

2021.6期は+803.0%の利益増加が予想されているため、配当は継続されると推測しています。配当性向も計算上は大きく下がるでしょう。

2021.6期のフリーCFベースの配当性向にも留意しておきましょう。

 

まとめ

私が、スカラを配当株として「有り」と判断した理由は次の通りです。

売上高は、2017.6期を境に大きく伸びていました。2019.6期~2020.6期は横ばいです。しかしながら、2018.6期以降、営業利益、当期利益はやや減少しています。

2021.6期は、売上高の減少が予想されていますが、営業利益と当期利益は大幅な増加が予想されています。

営業CFはプラス推移、フリーCFも直近1年ではマイナスとなっていますが、現金・現金等価物は右肩上がりで推移しています。

配当方針は、「安定配当」を基本方針とされています。直近の配当方針の変更もなし。

配当実績は、過去8年間連続で増配されており、継続性が十分にあります。2021.6期も、増配される予定です。

2021.6期の当期利益は増加予想なので、配当は継続されると予測しています。計算上の配当性向も低くなると思われます。

ただし、2021.6期のフリーCFベースの配当性向には、十分に留意しておきましょう。

以上のことから、安定的な増配に期待し、配当狙いポートフォリオに組み入れても問題ないと判断しました。

スカラは、時価総額113億円と小さめです。増配銘柄として注目が集まり、投資家に変われると、株価が急変動するかもしれません。

株価が上がると、予想利回りが下がるため、購入価格はあなたが期待する利回りになるかを十分に考えておきましょう。(例)32円(2021.6期)÷700円(株価)=4.57%

次回は、11月に短信が開示されましたら、本ページの配当分析を更新予定です。

 

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