ご存知のように、SBIネオモバイル証券(略してネオモバ)は、1株投資、1株IPO、そしてロボアドバイザーWealthNaviが利用できる証券会社です。
2019年4月にサービスが開始されてから、利用者は急増し、2020.3.27時点で、30万人です。
ひとかぶIPOは、2019.11.30から始まった新サービスです。
IPOとは新規株式公開のことで、一般的に「株式を上場する」と言えばイメージがつくでしょう。
IPOに参加するには、上場前に株式の抽選に申込み、当選すれば購入することができます。
IPOでは、初値で売却した際の勝率が80%以上、初値が公募価格の10倍以上になることもあり、その魅力から始める人が多いです。
あなたもその一人ではないでしょうか。
そんなあなたのために、ネオモバ証券1株IPOのメリットとデメリット、抽選の参加条件、過去銘柄の分析と最新の取扱銘柄をまとめています。
ネオモバ証券で1株IPOを始める参考になれば、幸いです。
更新履歴
- 過去の取扱銘柄の分析を更新しました。[2020.12.29]
1株IPOのメリットとデメリット
1株IPOのメリットは、次の2つです。
- 1株からIPOに申込める
- 抽選時にネオモバの特別優遇枠がある
通常、IPOでは100株単位でしか申込できません。一方、ネオモバでは1株~99株で申込可能です。
例えば、1株1000円の場合、通常IPOでは1000円×100株=10万円必要なのに対し、ネオモバでは1000円~購入できます。そのため、気軽にIPO抽選に申込みできます。
また、ネオモバでなく、SBI証券でのIPO抽選では、申込数(=お金持ち)が優遇される方式のため当たりづらいです。
一方、ネオモバでは、「若年優遇」や「取引継続優遇」が予定されているとのことです。
具体的にどのように優遇されるかは、今後確認していきます。
1株IPOのデメリットは、次の2つです。
- 売却できるのが初値が成立した翌日
- 取扱銘柄が限定される
まず1つ目は、1株IPOでは初値で売却することはできません。
通常、株式の取引は「単元」という単位で行われます。単元は企業によって異なり、多くの場合が100株です。
その単元未満での株式の取引を「単元未満株」とよび、通常とは少々異なったルールで取引されます。
ネオモバでは、この単元未満株のルールでの取引です。そのため、1株IPOで売却したい場合は、上場日の翌日からです。
例えば、IPOの公募価格(申込価格)が1000円だとしましょう。初値が2000円になり、その日の終値も2000円でした。
- パターン1:翌日ストップ高で、2500円で売却
- パターン2:翌日ストップ安で、1500円で売却
株式取引値幅には、値幅制限というものがあります。2000円の場合は±500円です。
パターン1で売却できた場合、公募価格+1500円なので、初値で売却するよりも500円儲かります。
パターン2で売却できた場合、公募価格+500円なので、初値で売却するよりも500円利益は少なくなります。
上記の場合は、初値が公募価格を上回った場合です。逆に公募価格を割れて、翌日にストップ安になって売却すると、損失は多くなる点にご留意ください。
上記は、あくまで短期的に売却する前提の話です。
2つ目のデメリットは、IPOの取扱銘柄は限定されます。
IPOを申込める証券会社は、SBI証券、楽天証券、野村證券、マネックス証券等たくさんあります。
IPOを募集する証券会社は、幹事と呼ばれます。通常、幹事は複数の会社に割り当てられます。株式を多めに割り当てられる証券会社を主幹事と呼びます。
主幹事がSBI証券のIPOの一部枠が、ネオモバで申込できるようにしていると推測しています。
そのため、「あの企業が上場するって聞いたけど、ネオモバで取り扱いがない」ってことも起こりえます。もし希望する企業の取扱がない場合は、他社で申し込みましょう。
1株IPO抽選の参加条件
次の3つの手順が必要です。
- ネオモバ証券を口座開設
- 申込日までに必要金額の入金
- ネオモバ株アプリから申込
ネオモバの口座を持っていない方は準備しましょう。
また、IPO申込時には、募集価格×申込株数の入金が必要です。例えば、1000円で5株申込なら5000円です。
1株IPOはネオモバ株アプリ限定で申込できます。口座開設後、ネオモバ株アプリをダウンロードしましょう。
申込方法は、次の通りです。
1.アプリのメニューからIPO取扱一覧をタップします。
[出典:SBIネオモバイル証券]
2.すると、 次の画面が表示されます。取扱中(予定も含む)のIPO銘柄が表示されます。「申込受付中」の銘柄をタップすると、詳細情報を確認できます。
3.すると、次の画面が表示されます。「購入申込へ」をクリックします。
発行価格が、1株あたりの金額です。
4.すると、次の画面が表示されます。「新規公開株式の契約締結前交付書面」と「目論見書」を確認します。
「以上の内容に同意して次へ」をクリックします。
5.すると、次の画面が表示されます。数量と取引パスワードを入力して、「次へ進む」をクリックすれば完了です。
1株IPOの取扱銘柄
現在募集中の銘柄(予定も含む)
2020.12.29時点、募集中の銘柄はありません。
過去の取扱銘柄の分析
初値(上場日の初めての価格)と、売却可能になる翌日の始値をまとめています。IPO申込選びの参考にしましょう。
ファンペップ(7342)
- 業種:医薬品
- 上場市場:東証マザーズ
- 上場日:2020.12.25
- 発行価格:650円
- 初値:715円(+65円)
- 翌日の始値:750円(+100円)
ネオモバ証券以外のIPO当選の狙い目は、「ファンペップ(4881)のIPO当選の狙い目証券会社はココ!」でも詳しく解説しています。
交換できるくん(7695)
- 業種:小売業
- 上場市場:東証マザーズ
- 上場日:2020.12.23
- 発行価格:2050円
- 初値:4615円(+2565円)
- 翌日の始値:3995円(+1945円)
ネオモバ証券以外のIPO当選の狙い目は、「交換できるくん(7695)のIPO当選の狙い目証券会社はココ!」でも詳しく解説しています。
Kaizen Platform(4170)
- 業種:情報・通信
- 上場市場:東証マザーズ
- 上場日:2020.12.22
- 発行価格:1150円
- 初値:1170円(+20円)
- 翌日の始値:1390円(+240円)
ネオモバ証券以外のIPO当選の狙い目は、「Kaizen Platform(4170)のIPO当選の狙い目証券会社はココ!」でも詳しく解説しています。
ウェルスナビ(7342)
- 業種:証券業
- 上場市場:東証マザーズ
- 上場日:2020.12.22
- 発行価格:1150円
- 初値:1725円(+575円)
- 翌日の始値:2000円(+850円)
ネオモバ証券以外のIPO当選の狙い目は、「ウェルスナビ(7342)のIPO当選の狙い目証券会社はココ!」でも詳しく解説しています。
クリーマ(4017)
- 業種:情報・通信
- 上場市場:東証マザーズ
- 上場日:2020.11.27
- 発行価格:3570円
- 初値:4850円(+1280円)
- 翌日の始値:5100円(+1530円)
MITホールディングス(4016)
- 業種:情報・通信
- 上場市場:ジャスダック
- 上場日:2020.11.25
- 発行価格:690円
- 初値:3590円(+2900円)
- 翌日の始値:2730円(+2040円)
タスキ(2987)
- 業種:不動産業
- 上場市場:東証マザース
- 上場日:2020.10.2
- 発行価格:670円
- 初値:5060円(+4390円)
- 翌日の始値:5600円(+4930円)
まぐまぐ(4059)
- 業種:情報・通信
- 上場市場:ジャスダック
- 上場日:2020.9.24
- 発行価格:810円
- 初値:3400円(+2590円)
- 翌日の始値:3220円(+2410円)
バイセルテクノロジー(7685)
- 業種:卸売業
- 上場市場:東証マザーズ
- 上場日:2019.12.18
- 発行価格:1930円
- 初値:3720円(+1790円)
- 翌日の始値:2959円(+1029円)
アディッシュ(7093)
- 業種:サービス業
- 上場市場:東証マザーズ
- 上場日:2020.3.26
- 発行価格:1230円
- 初値:2101円(+871円)
- 翌日の始値:1781円(+551円)
Macbee Planet(7095)
- 業種:サービス業
- 上場市場:東証マザーズ
- 上場日:2020.3.31
- 発行価格:1830円
- 初値:2348円(+518円)
- 翌日の始値:1808円(-22円)
Branding Engineer(7352)
- 業種:サービス業
- 上場市場:東証マザーズ
- 上場日:2020.7.7
- 発行価格:490円
- 初値:2920円(+2430円)
- 翌日の始値:3490円(+3000円)
まとめ
ネオモバ証券での1株IPOでは、他社とは異なり、1株~99株まで1株単位で気軽に申込できます。
1株IPOを希望する方は、公式サイトひとかぶIPOから口座開設して準備しておきましょう。
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