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融資型クラウドファンディングFundsとは?特長と利回り分析を解説

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎Udemy認定講師

※本サイトでは広告を利用しています

Funds,特長と利回り分析

こんにちは。Funds(ファンズ)は、金融のプロが選定した企業の事業に1円から投資できるサービスです。

運営会社は、ファンズ株式会社です。

2019年1月のスタートから、ファンドの累計募集金額は104億円超です。

 

「少額から、資産運用を始めたい」、「相場に影響されにくい投資がしたい」、「ポートフォリオ(資産配分)の拡大や分散を考えている」と思うなら、Fundsを知っておいて損はありません。

そのようなあなたのために、Fundsのコレだけは知っておきたい3つの特長、及びファンドの利回り分析を解説します。

 

 

更新履歴

  • 利回り分析について、アップデートしました。[2022.7.17]

 

 

Fundsのコレだけは知っておきたい3つの特長

Fundsは、融資型クラウドファンディングというサービスです。Fundsでは、「貸付投資」と記載されています。

「融資型クラウドファンディング」とは、資金を必要とする事業者に対し、複数の投資家が投資をしてお金を貸し出す仕組みです。

そのリターンとして、配当を受け取れます。

元本保証ではありません。

 

Fundsの3つの特長は、以下3つです。

  1. 1円以上、1円単位で投資可能
  2. 上場企業、又はそれに準ずる企業ファンドをラインナップ
  3. 株式投資と同様に、Funds優待あり

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

1円以上、1円単位で投資可能

「企業に投資するには、大金が必要なんでしょ」と思いませんか。

いいえ、Fundsでは1円以上、1円単位と少額から企業に投資が可能です。

 

また、Fundsでは、投資の手間もかかりません。

Fundsでは、元バンカー、公認会計士、弁護士、元株式アナリストで構成された審査部門が企業審査・ファンド審査を実施しているため、あなたはインターネット上でファンドを選ぶだけで面倒なく投資できます。

 

以下は、ファンドの詳細画面です。

Funds,ファンド画面

[出典:Funds]

 

「基本情報」では、ファンドの条件、投資申込方法、スケジュールがまとめられています。

「企業情報」では、参加企業、ファンドの枠組みがまとめられています。

「ファンドの資金使途」では、ファンドで集めた資金の利用使途、その事業概要、参加企業がFundsを利用する理由等がまとめられています。

Fundsでは、あくまで事業を運営する企業への貸付のため、ファンドで集めた資金で行う事業の成否は、配当に影響しません。

 

「リスク」では、該当ファンド特有のリスクについて説明されています。

「注意事項」では、該当ファンドの注意事項がまとめられています。

ここまで、丁寧に情報がまとめられていると、安心して投資判断に利用できます。

 

上場企業、又はそれに準ずる企業ファンドをラインナップ

Fundsで取扱ファンドは、上場企業、又はそれに準ずる企業に限定されています。

おそらくですが、投資家への配当遅延や元本毀損リスクを低減することを重視しているためと思われます。

上場企業の例は、以下の通りです。[2022.7.17時点]

  • ADワークスグループ(東証1部:2982):不動産業
  • ビーロット(東証1部:3452):不動産業
  • メルカリ(東証マザーズ:4385):情報・通信業
  • フェイスネットワーク(東証1部:3489):不動産業
  • アイフル(東証1部:8515):金融業
  • ジーニー(東証マザーズ:6562):サービス業
  • リビングプラットフォーム(東証マザーズ:7091):サービス業
  • サンセイランディック(東証1部:3277):不動産業
  • ウェルス・マネジメント(東証2部:3772):不動産業
  • タカラレーベン(東証1部:8897):不動産業
  • モバイルファクトリー(東証1部:3912):情報・通信業
  • ジャパンレスキューシステム(東証1部:2453):サービス業
  • グッとスピード(東証マザーズ:7676):小売業
  • インテリックス(東証1部:8940):不動産業
  • ムゲンエステート(東証1部:3299):不動産業
  • 霞ヶ関キャピタル(東証マザーズ:3498):不動産業
  • サンウッド(JASDAQ:8903):不動産業
  • バルニバービ(東証マザーズ:3418):小売業
  • 極楽湯ホールディングス(JASDAQ:2340):サービス業
  • ライトアップ(東証マザーズ:6580):サービス業
  • フリークアウト(東証マザーズ:6094):サービス業
  • 日本スキー場開発(東証マザーズ:6040):サービス業
  • 日本商業開発(東証1部:3252):不動産業
  • 明豊エンタープライズ(JASDAQ:8927):不動産業
  • イートアンド(東証1部:2882):食品業
  • Kudan(東証マザーズ:4425):情報・通信業
  • イントランス(東証マザーズ:3237):不動産業
  • フィル・カンパニー(東証マザーズ:3267):不動産業
  • デュアルタップ(東証2部:3469):不動産業
  • ブロードマインド(東証マザーズ:7343):金融業
  • アグレ都市デザイン(東証1部:3467):不動産業
  • シャノン(東証マザーズ:3976):情報・通信業
  • 明和地所(東証1部:8869):不動産業
  • AHCグループ(東証マザーズ:7083):サービス業
  • GA technologies(東証マザーズ:3491):不動産業
  • アスコット(3264):不動産業
  • アールプランナー(2983):不動産業
  • タスキ(2987):不動産業
  • マーキュリアホールディングス(7347):証券、商品先物取引業
  • アーバネットコーポレーション(3242):不動産業
  • ユーグレナ(2931):食品業
  • ぐるなび(2440):サービス業
  • アクシージア(4936):化学

 

上場企業以外の例は、以下の通りです。[2022.7.17時点]

  • サントリーコミュニケーション:食品業
  • ボルテックス:不動産業
  • 三和サービス:卸売業
  • ジェフユナイテッド:サービス業
  • 福岡銀行:銀行業
  • フィナンシャルドゥ:金融業
  • 日本エコシステム:サービス業
  • インサイト:サービス業
  • INHOP:食品業
  • セントロ:不動産業
  • えんホールディングス:不動産業
  • アジア・パシフィック・ランド・リミテッド:不動産業
  • ユニゾン・キャピタル:金融業
  • GENDA:サービス業
  • 三好不動産:不動産業
  • 五常・アンド・カンパニー:その他金融業
  • リビングコーポレーション:不動産業
  • FUNDINNO:その他金融
  • 三菱UFJ銀行:銀行業
  • NewsPicks Studio:サービス業

 

多様な企業が参加しています。不動産業がやや多めになっています。

参加企業は、「参加情報を探す」より表示される、参加企業一覧からご確認ください。

Funds,参加企業

 

株式投資と同様に、Funds優待あり

Fundsには、優待付きファンドがあるのが一番の特長です。

他社融資型クラウドファンディングではない特典です。

ファンドに投資して条件を満たすと、優待が受けられます。

大きく分けると、3つのタイプの優待があります。

  1. ポイント還元、商品券、ギフト券
  2. サービス割引券
  3. 上記に該当しないもの(その他)

 

ポイント還元、商品券、ギフト券はお金に近い優待です。どなたでも得をするので、一番おすすめの優待付きファンドです。

サービス割引券は、ファンドを運営する企業が提供するサービス割引券や、関連企業のサービス割引券です。

用途が決められているため、そのサービスに関心のある方におすすめの優待付きファンドです。

詳しくは、「大好評!Fundsの優待付きファンドは、どんな優待がもらえる?」でまとめていますのでご覧ください。

 

 

Fundsのファンドの利回り分析

2022.7.17時点では、215のファンドが公開されています。

各企業について、平均利回り(過去ファンドの利回りの平均)、想定配当金例(10万円×12ヶ月でシミュレーション)をまとめています。

企業名 平均利回り(%) 想定配当金例(円)
デュアルタップ 4.6 4600
イントランス 4.5 4500
アジア・パシフィック・ランド・リミテッド 4.0 4000
明豊エンタープライズ 3.8 3800
フィル・カンパニー 3.0 3000
五常・アンド・カンパニー 2.5 2500
セントロ 2.5 2500
ユニゾン・キャピタル 2.5 2500
霞ヶ関キャピタル 2.4 2400
GENDA 2.3 2300
三和サービス 2.3 2300
えんホールディングス 2.2 2200
日本エコシステム 2.2 2200
三好不動産 2.2 2200
リビングコーポレーション 2.2 2200
ジーニー 2.2 2200
極楽湯ホールディングス 2.2 2200
インテリックス 2.2 2200
アスコット 2.1 2100
ウィルス・マネジメント 2.1 2100
ボルテックス 2.1 2100
Kudan 2.0 2000
日本商業開発 2.0 2000
ライトアップ 2.0 2000
バルニバービ 2.0 2000
グッドスピード 2.0 2000
リビングプラットフォーム 2.0 2000
ブロードマインド 2.0 2000
アグレ都市デザイン 2.0 2000
AHCグループ 2.0 2000
アールプランナー 2.0 2000
FNUDINNO 2.0 2000
タスキ 2.0 2000
マーキュリアホールディングス 2.0 2000
アーバネットコーポレーション 2.0 2000
サンセイランディック 2.0 2000
イートアンド 1.9 1900
ADワークスグループ 1.9 1900
フリークアウト・ホールディングス 1.9 1900
メルカリ 1.9 1900
ジャパンベストレスキューシステム 1.9 1900
フェイスネットワーク 1.8 1800
INHOP 1.8 1800
モバイルファクトリー 1.8 1800
ジェフユナイテッド 1.8 1800
GA technologies 1.8 1800
ユーグレナ 1.8 1800
サンウッド 1.7 1700
シャノン 1.7 1700
ムゲンエステート 1.6 1600
タカラレーベン 1.5 1500
インサイト 1.5 1500
ビーロット 1.5 1500
フィナンシャルドゥ 1.5 1500
明和地所 1.5 1500
日本スキー場開発 1.2 1200
サントリーコミュニケーションズ 1.2 1200
ぐるなび 1.2 1200
アイフル 1.2 1200
福岡銀行 1.0 1000
ウィルズ 1.0 1000
三菱UFJ銀行 1.0 1000
NewsPicks Studios 1.0 1000
アクシージア 1.0 1000

 

Fundsのファンドでは、平均利回りは1.0%~4.6%、想定配当金例は1000円~4600円(運用期間によって変動します)です。

元本保証ではありませんが、預金金利が0.01%/年を踏まえると、得られるリターンはかなり大きいです。

 

 

まとめ

Fundsは、1円以上、1円単位と少額から企業の事業に投資でき、想定利回りの配当金に期待できる融資型クラウドファンディングサービスです。

融資型クラウドファンディングには、株式や債券と異なり相場がなく、日々の価格変動を追って、ハラハラする必要はありません。

そのため、相場に影響されにくい投資をしたい方には、Fundsが最適です。

また、株式や債券を保有していて、ポートフォリオの拡大や分散のために、想定利回りが決まっているFundsを利用しても良いでしょう。

 

Fundsを利用するか否かの参考になれば、幸いです。

その他、Fundsに関するトピックは、「融資型クラウドファンディング Funds(ファンズ)の資産運用ガイド」でまとめていますので、ご覧ください。

 

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