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キャンプファイヤーオーナーズのデメリットは?元本割れリスクを解説

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ご存知のように、CAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)は、1口1万円と少額から、国内外で活躍する企業に投資できる融資型クラウドファンディングです。

2019年9月から新サービスとして始まりました。

キャンプファイヤーオーナーズのデメリットは、元本割れリスクがあることです。「キャンプファイヤーオーナーズで投資を検討中だけど、そのリスクがあるから躊躇している」という方は多いはずです。

元本保証ではない投資において、どんな投資サービスでも元本割れリスクは生じます。

大切なのは、どういう場合に元本割れする恐れがあるのか、を知ることです。

今回は、キャンプファイヤーオーナーズのファンドが元本割れするケース、投資前に確認すべき点を丁寧に解説します。

キャンプファイヤーオーナーズを利用するか否かの参考にしていただけたら、幸いです。

 

 

キャンプファイヤーオーナーズのファンドが元本割れするケース

具体的な事例として、「カンボジア農家支援ファンド2号」で見てみましょう。

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[出典:CAMPFIRE Owners]

 

このファンドの投資の流れは、次の通りです。

あなた(投資家)は、キャンプファイヤーオーナーズを通じて投資をします。

営業者である「CAMPFIRE社」が、借入人である「JFC/カンボジア社」に貸付します。

そのお金を資金需要者である「カンボジア農家」に貸付します。具体的には、農機の購入代金として使われます。

その利益をもとに、借入人からCAMPFIRE社に返済されます。最終的に、あなたに元本と分配金が支払われます。

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借入人が、資金を元手にした事業に失敗しても(又は、資金需要者が返済不能になっても)、元本割れは起こりません。 

一方、借入人が返済不能になった場合、元本割れします。

ただし、ファンドに担保や保証がある場合は元本割れしないケースがあります。

同様に、CAMPFIRE社が返済不能になった場合、元本割れします。

 

投資前に確認すべき点

投資前に確認すべき点は、次の4点です。こちらは、あくまで個人的な見解です。

  1. 担保や保証があるのか?
  2. 運用通貨は何か?
  3. どういう場合に元本割れするのか?
  4. 財務情報

 

先ほどの事例と同じ「カンボジア農家支援ファンド2号」で見てみましょう。

まずファンドに「担保や保証があるのか」を確認しましょう。

各ファンドの「条件等」の「担保・保証」の欄に記載されています。このファンドでは、担保や保証はないことを示しています。

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次に、「運用通貨が何か」を確認しましょう。

同じく「条件等」の「運用通貨」の欄に記載されています。一部のファンドで「米ドル」の場合があります。

このファンドでは、円で募集され、米ドルに替えて運用されます。為替ヘッジが「なし」の場合は、為替の影響があることを示しています。

 

為替がどのように影響するのか、具体的にシミュレーションしてみましょう。

このファンドに1万円投資したとします。運用開始時の為替が「1ドル=100円」だったとしましょう。あなたの1万円は、100ドルとして運用されます。

運用終了時に、想定通り6.0%の利回りが得られた場合、100ドル×10ヶ月(運用期間)/12ヶ月×6%=5ドルの分配金が受け取れます。

すなわち、元本と分配金を合わせて105ドル受け取れます。支払時の為替が「1ドル=100円」と変動しなかった場合は、105ドル×100円=10500円として受け取れます。

為替が「1ドル=110円」と円安に変動した場合、105ドル×110円=11550円として受け取れます。

逆に「1ドル=90円」と円高に変動した場合、105ドル×90円=9450円として受け取れます。

2020.2.18時点において、過去1年間の円・ドル為替は、105.29円/ドル~111.96円/ドルでした。5円くらい上下変動は考慮しておいた方が良いでしょう。

海外通貨で運用する場合は、運用終了時に円安になれば、よりリターンが増えます。一方、円高になれば元本割れする恐れがあることに留意しましょう。

 

次に、どういう場合に元本割れするかを確認しましょう。

「信用リスク」の欄から確認しましょう。

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このファンドの場合は、借入人である「JCF/カンボジア社」、もしくは営業者である「CAMPFIRE社」が返済不能になると、元本割れします。

 

キャンプファイヤーオーナーズでは、事前審査に合格した企業に対して、ファンドとして商品化されています。ただし、100%元本割れしないという訳ではありません。

そこで、支払い能力を判断するために、借入人と営業者の財務情報を確認しておきましょう。

どちらかというと、営業者よりも、事業を行う借入人の支払い能力の方が重要と考えています。

「条件等」の「取引書面」の重要事項説明書で確認できます。

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借入人である「JCF/カンボジア」では、次のように記載されています。

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一般的な財務分析として、1年以内の短期的な支払能力を見るために「流動比率」が使われます。

流動比率は、流動資産÷流動負債×100%で算出できます。一般に流動比率が100%未満だと、支払い能力を不安視されます。

通常、流動資産と流動負債は、貸借対照表に記載されていますが、こちらではそれを確認できません。

そのため、直近の純資産を参考にしてみても良いでしょう。

純資産とは、会社の自己資本です。どれくらい返済不要な資金を持っているかを判断できます。

JCF/カンボジアでは、4453千ドル(4.89億円[1ドル110円で概算])です。

このファンドでは、募集金額が最大1000万円、運用期間が10ヶ月間、借入利率が8.0%です。すなわち、JCF/カンボジアが返済すべき元本と利息は、1000万円+1000万円×10ヶ月/12ヶ月×8.0%=1066.6万円です。

純資産の4.89億円がすぐに現金化できるかは不明ですが、「このファンドの元本と利息よりは資金がある」と判断することができます。

 

上記で記載した、「借入利率」とは営業者がにJCF/カンボジアに貸し付ける際の利息です。「重要事項説明書」に記載があります。

そこから手数料や営業者経費・利益が差し引かれて、想定された利回りがファンドの説明欄に記載されています。

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以上が事例紹介と投資前に確認すべき点です。 

 

まとめ

キャンプファイヤーオーナーズのファンドでは、営業者や借入人が返済不能になると、元本割れします。

元本割れリスクを理解するためにも、投資しようとしているファンドが、「担保や保証はあるのか」、「運用通貨が何か」、「どういう場合に元本割れするのか?」、「財務情報」を事前に確認しましょう。

これらのことを踏まえ、あなたが許容できるリスクか判断しましょう。

 

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