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2024年8月暴落時のNISA買い増し事例

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎Udemy認定講師

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2024年8月暴落時のNISA買い増し事例

こんにちは。NISA SCHOOLの永松です。2024年8月に、日経平均株価の大暴落とドルに対する大きな円高(為替変動)がありましたね。

 

NISAを始めたばかりの投資初心者の方は、このまま積立を続けてよいのか、不安を感じたのではないでしょうか。

結論から言えば、積立継続や積立額増額をおすすめします。

 

私も投資を始めた当初は、数%~数十%の含み損でも不安を覚えたものです。

ただ、10年以上投資に関わっていると、「暴落は買い増しのチャンス!」と考えるようになったので、どれをいくら買い増ししようか考えなければならないので、通常時より忙しくなります。

 

本記事では、私の2024年8月暴落時のNISA買い増し事例を紹介します。

NISA投資初心者の方の参考になれば、幸いです。

 

 

株価指数及び為替はどれくらい変動したのか?

まずは、主要な株価指数とドル円の為替が、変動したか見ておきましょう。

以下は、年初来の日経平均株価の推移です。

日経平均株価推移

[出典:Google Finance]

 

2024年8月の暴落では、年初最高値(7/11)42,224円から、年初値(1/4)33,288円を下回り、年初最安値(8/5)31,458円まで下落しました。

下落幅は-10,766円で、下落率は-25.5%と大きな下落でした。

 

一方、以下は、年初来のNYダウの推移です。

NYダウ推移

[出典:Google Finance]

 

2024年8月の暴落では、年初最高値(7/17)41,198ドルから、暴落時最安値(8/5)38,703ドルまで下がったものの、年初最安値(1/17)37,266ドルを下回ることはありませんでした。

年初最高値から暴落時最安値の下落幅は-2,495ドルで、下落率は-6.1%の下落でした。日経平均株価の下落が如何に大きかったかがわかります。

 

日経平均株価の変動は、為替の変動の影響も少なからず受けています。

以下は、年初来のドル円の為替推移です。

ドル円推移

[出典:Google Finance]

 

2024年8月の暴落では、年初最安値(7/10)161.60円から、暴落時最安値(8/6)144.73円まで上がったものの、年初最高値(1/1)141.12を上回ることはありませんでした。

年初最安値から暴落時最高値の上昇幅は+16.87円で、上昇率は+11.6%の下落でした。

こんなにも短期間で、為替変動する「円」ってすごいですね。

 

 

現在のNISA口座状況

2024/8/15時点の、私のNISA口座状況は、以下の通りです。

含み損益は、一時は-13万円程度ありましたが、買い増し及び株価の回復で-1万円程度(-0.6%)になりました。急激なV字回復です。

NISA口座状況

[出典:マネックス証券

 

メインで積立しているのは、以下3本です。

  • 野村インデックスファンドファンド・先進国ESG株式:一括投資++毎月積立(クレジットカード)+毎日積立
  • 日経平均高配当利回り株ファンド:一括投資+毎月積立(クレジットカード)+毎日積立
  • iTrustインド株式:毎月積立(クレジットカード)

 

2024年1月~7月までの買付金額は、「野村インデックスファンドファンド・先進国ESG株式」が520,790円、「日経平均高配当利回り株ファンド」が544,558円、「iTrustインド株式」が350,000円でした。

 

サブで投資しているのは、以下3本です。

  • iTrust新興国株式:一括投資+毎日積立
  • なかの日本成長ファンド:一括投資
  • ニッセイSOX指数インデックスファンド:毎日積立

 

2024年1月~7月までの買付金額は、「iTrust新興国株式」が189,546円、「なかの日本成長ファンド」が200,000円、「ニッセイSOX指数インデックスファンド」が58,572円でした。

 

 

2024年8月のNISA口座買い増し状況

基本戦略としては、含み損が大きいものを重点的に買い増ししました。

 

野村インデックスファンドファンド・先進国ESG株式

「野村インデックスファンドファンド・先進国ESG株式」は、基準価額が25,516円から20,570円に下落したものの、18,114円を下回らず、含み損もほぼなかったです。

20%ほど下落しているので、毎月の積立(5万円:クレジットカード)を継続しつつ、8/14以降から、毎日スポット購入10,000円を5回に分けて増額予定です。

野村インデックスファンド・先進国ESG株式

[出典:マネックス証券

 

日経平均高配当利回り株ファンド

「日経平均高配当利回り株ファンド」は、基準価額(分配金込み)が20,099円から15,801円と年初最安値を下回り、4,298円も大暴落しました。

日経平均高利回り株ファンド

[出典:マネックス証券

 

どこまで下がるかわからなかったので、分散投資で以下のように買い増ししています。

  • 8/6(約定日):毎日積立分2,791円、スポット買付10,000円
  • 8/7:毎日積立分2,777円、スポット買付10,000円
  • 8/8~8/13:毎日積立分2,777円
  • 8/14~:毎日積立分(増額)6,164円

 

プラスリターンになるまで、毎日積立増額予定です。

プラスリターン後は、通常の毎日積立(毎月5万円)に戻す予定です。

 

iTrustインド株式

「iTrustインド株式」は、基準価額が25,122円から22,053円に下落したものの、19,294円を下回らず、含み益のままだったので、買い増しは無しです。

毎月の積立(5万円:クレジットカード)だけ継続しています。

インド株強すぎます。先進国や日本株に比べボラティリティも低い(変動リスクも低い)ので、安心して保有していられます。

iTrustインド株式

[出典:マネックス証券

 

iTrust新興国株式

「iTrust新興国株式」は、基準価額が16,403円から13,807円と年初最安値を下回りましたが、小幅な下落にとどまりました。

iTrust新興国株式

[出典:マネックス証券

 

5%程度の含み損でしたが、以下のように買い増ししています。

  • 8/1(約定日):毎日積立分454円
  • 8/2:毎日積立分532円
  • 8/5~8/8:毎日積立分526円
  • 毎日積立一時停止
  • 8/9~:スポット買付5,000円

 

プラスリターンになるまで、スポット買付で増額予定です。

プラスリターン後は、通常の毎日積立(毎月1万円)に戻す予定です。

 

なかの日本成長ファンド

「なかの日本成長ファンド」は、基準価額が10,600円から8,431円と年初最安値を下回り、2,169円も大暴落しました。

7月までで一括投資していたので、含み損が一時は10%を超えました。

なかの日本成長ファンド

[出典:マネックス証券

 

どこまで下がるかわからなかったので、分散投資で以下のように買い増ししています。

  • 8/1(約定日):毎日積立分480円
  • 8/2:毎日積立分476円
  • 8/5:毎日積立分476円、スポット買付10,000円
  • 毎日積立一時停止
  • 8/6~8/8:スポット買付10,000円
  • 8/9~:スポット買付5,000円

 

プラスリターンになるまで、スポット買付で増額予定です。

プラスリターン後は、通常の毎日積立(毎月1万円)に戻す予定です。

 

ニッセイSOX指数インデックスファンド

「ニッセイSOX指数インデックスファンド」は、基準価額が22,925円から15,566円と年初最安値は下回らないものの、7,359円も大暴落しました。

6月からの上昇局面から投資開始したばかりでしたので、含み損が一時は18%近くなりました。

ニッセイSOX指数インデックスファンド

[出典:マネックス証券

 

どこまで下がるかわからなかったので、分散投資で以下のように買い増ししています。

  • 8/1(約定日):毎日積立分1,428円
  • 8/2:毎日積立分1,440円、スポット買付10,000円
  • 8/5~8/6:毎日積立分1,428円、スポット買付10,000円
  • 毎日積立一時停止
  • 8/7~8/9:スポット買付10,000円
  • 8/13~:スポット買付5,000円

 

プラスリターンになるまで、スポット買付で増額予定です。

プラスリターン後は、通常の毎日積立(毎月3万円)に戻す予定です。

 

 

まとめ

暴落時は不安になるものです。しかしながら、そこで積立投資を止めてしまうのはもったいないです。

積立継続、もしくは積立額増額するのが良いかと思います。

参考になれば、幸いです。