こんにちは。アクティブ元年・日本株ファンドは、中小型株を中心に厳選投資するアクティブファンドです。2019.2.5に新規設定されました。
運用会社は、三井住友DSアセットマネジメントです。
「日本株アクティブファンドを検討している」、「今後、期待できそうな日本株を知っておきたい」と思うなら、アクティブ元年・日本株ファンドを知っておいて損はありません。
そんなあなたのために、アクティブ元年・日本株ファンドのコレだけは知っておきたい3つの特徴を紹介します。
結論から簡潔に述べます。
- 企業規模にとらわれず、成長期待の高い銘柄に投資
- 日本株インデックスファンドより、大きなリターン
- リーズナブルな信託報酬
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
企業規模にとらわれず、成長期待の高い銘柄に投資
アクティブ元年・日本株ファンド(以下、アクティブ元年)の投資対象は、日本株式です。
徹底したリサーチに基づいて、企業規模にとらわれずに企業価値の向上や市場評価の見直しが期待される銘柄を選別しています。
リサーチは、定量評価と定性評価で行われています。
定量評価とは、数値化される指標を用いた評価です。
アクティブ元年では、成長性、利益率、安全性、バリュエ―ション(PER、PBR、配当利回り等)から企業分析されています。これは、どのアクティブファンドでも同じ指標が手に入ります。
一方、定性評価とは、数値化されないことを用いた評価です。
アクティブ元年では、企業取材し投資アイデア、経営戦略、マネジメント力、商品開発力、競争力等が分析されます。
アクティブ元年では、一対一での企業取材に力を入れており、取材数は運用チーム全体で年2000社にも及びます。
定性評価は、ファンドによって大きな差が出る部分です。
上記を考慮し、ポートフォリオの構築では、目標株価水準に比べ割安な銘柄、流動性を踏まえ分散投資されています。
アクティブ元年は、2019.2.4に新規設定されたファンドです。当時のポートフォリオは、次の通りでした。[2019.2.22時点]
[出典:三井住友DS直販ネット]
投資先の業種は、サービス業、情報・通信業から、不動産業、精密機器と幅広く分散されています 。
注目は、株式規模別構成比率です。
TOPIX(東証一部上場銘柄)のうち、時価総額と流動性の高さが、上位100位までを大型株、400位までを中型株、それ以外を小型株と分類します。
マザーズやジャスダックなど新興市場は、小型株に分類されます。
アクティブ元年の比率は、大型株3.6%、中型株5.1%、小型株70.9%です。
投資方針の「企業規模にとらわれず…」にあるように、小型株であっても優良企業ならば、積極的に投資されています。
「小型株はそんなにリターンが得られないんじゃないの?」と思われるかもしれません。
過去10年のリターンを、大型株、中型株、小型株に分けて分析した図です。
2009年1月末を100%とした場合、最高値は大型株が+250%に対し、中型株が+300%、小型株が+350%です。
日本株において、中小型株でも高いリターンが得られていたことがわかります。
組入銘柄は56銘柄で、上位10位の銘柄は、次の通りです。[2019.2.22時点]
- メンバーズ:サービス業
- ハマキョウレックス:陸運業
- オイシックス・ラ・大地:小売業
- エスプール:サービス業
- ジャストシステム:情報・通信業
- ミズホメディー:医薬品
- スノーピーク:その他製品
- キュービーネットホールデングス:サービス業
- 神戸物産:卸売業
- シーティーエス:サービス業
知っている企業はありますか。上場企業は約3700社もあります。当然、知らない企業の方が多いでしょう。
例えば、「オイシックス・ラ・大地」は有機野菜やミールキットの宅配事業をしています。最近では、らでぃっしゅぼーや買収やNTTドコモとの提携で、その名を知っている方もいるでしょう。
最新の投資銘柄を知りたい方は、三井住友DS投信直販ネットをご確認ください。
アクティブ元年は、企業規模にとらわれずに、個別企業を取材調査し、優良企業に投資するファンドです。
日本株インデックスファンドより、大きなリターン
アクティブ元年は、ベンチマーク(比較対象)はありません。参考指標として、TOPIXが設定されています。
アクティブ元年と、TOPIXインデックスファンドを比較してみましょう。
TOPIXインデックスファンドとして、低コストで人気のeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)を使用します。
2019.2.4~2020.4.28の両者の基準価額は、次の通り推移しました。設定日前日2.4の基準価額を10000円としています。
リターンを比較しやすいように、2019.2.4を100%としたときの、基準価額の推移を示しました。
株価上昇期(図①)では、インデックスファンドは+12.96%(112.96%)に対し、アクティブ元年は+32.63%(132.63%)でした。
その差は歴然で、アクティブ元年の方が+19.67%相対的に高かったです。
2020年2月~3月にコロナショックが発生し、大幅な株価下落が発生しました。
ここ(図②)では、インデックスファンドは-19.93%(80.07%)に対し、アクティブ元年は-12.94%(87.06%)でした。
両者ともに大幅に下落しましたが、アクティブ元年の方が+6.99%相対的に高かったです。
2020年4月末は、徐々に株価が戻ってきました。
ここ(図③)では、インデックスファンドは-4.99%(95.01%)、アクティブ元年は+13.67%(113.67%)でした。
インデックスはまだプラス域に浮上してませんが、アクティブ元年はプラス域にしっかり戻しています。
優良企業に選別して投資することで、一時的に下落しても、回復期にしっかりと戻してきます。
アクティブ元年はこの点から見ても、現時点はかなり優秀だと思います。
リーズナブルな信託報酬
アクティブ元年の信託報酬は、年1.078%(税抜0.98%)です。
これを高いと思いますか、それとも安いと思いますか。
「高い!」と思う方は、インデックスファンドと比較して…ではないでしょうか。それは土俵が違うので当然です。
インデックスファンドは、ベンチマークに連動することを目指すファンドのため、個別銘柄調査や投資戦略は行われません。
同じ分類である、投資対象が国内株式アクティブの平均信託報酬は、年1.5167%です。
これと比較すると、アクティブ元年は0.4387%も低いです。
調査力とパフォーマンスを見ても、アクティブ元年の信託報酬は高くありません。
少し留意しておきたいのが、信託財産留保額です。
アクティブ元年では、解約時に信託財産留保額が0.15%かかります。
ざっくり言うと、10000円分解約した場合、あなたが受け取る金額は、10000円×(100%-0.15%)=9985円になります。
信託財産留保額は、投資しているあなたの資産を守るためにあります。
ファンドの純資産が小さいうちに、一気にお客さん(受益者)に解約されると、投資している株式を売却し現金化され、支払いにあてられます。
極端な例で言えば、純資産の50%解約申込されたとしましょう。
ファンドマネージャーが、これから成長しそうな株式に投資しているにもかかわらず、現金が足りないので、なくなく売り時ではない株式まで売却せざるを得なくなります。
こうなったとき、ファンドに残っている他の受益者が本来得られたリターンが得られない、というデメリットが生じます。
それを低減するために、「解約時には他の受益者のために、一部のお金を少し残していって下さい」というのが信託財産留保額です。
決して、運用会社の利益のために設定しているものではないです。
2020.4.28時点、アクティブ元年の純資産は4.07億円です。設定されて、数年のためこれからです。
まとめ
アクティブ元年・日本株ファンドは、企業規模にとらわれずに、優良企業に選別投資されるアクティブファンドです。
ポートフォリオの多くは、中小型株で構成されています。
リターンは、参考指標であるTOPIXと比較して、大きく上回っています。
信託報酬は年1.078%、信託財産留保額は0.15%です。
関心が湧いたら、手数料と口座開設方法について詳しくまとめた「最新キャンペーンはコレ!三井住友DSアセットマネジメントの口座開設方法」も併せて確認しておきましょう。
日本株アクティブファンドの候補先に検討してみましょう。
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