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ロボプロ「臨時リバランス」新機能搭載でリターン最大化なるか?

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎(@nisaschool

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こんにちは。FOLIO ROBO PRO(フォリオ・ロボプロ)は、AIによるマーケットデータを活用し、長期に加え短期パフォーマンス向上を目指したロボアドバイザーです。

2020年1月からサービスが始まりました。

 

ロボプロは、2020年2月~3月の株価が大きく下落したコロナ禍でも、高いパフォーマンスであったことから注目されています。[参考:比較結果はコレ!ロボプロと投資信託、コロナ禍でのリターンはどちらが高い?

 

2020.11.19に、新機能「臨時リバランス」が搭載されたことがリリースされました。

ロボプロ「臨時リバランス」とは何か、搭載後のリターンはどう変化したかを解説します。

ロボアドバイザーを他社と検討している方は、知っておいて損はありません。

 

 

ロボプロ「臨時リバランス」とは?

ロボプロでは、1ヶ月に1回、定期リバランスが行われています。

一般的にリバランスは、最初に投資した時点のポートフォリオに比率を調整することを言いますが、ロボプロでは市場の環境に合わせて、その時点で最適と考えられるポートフォリオにリバランスされています。

 

今回搭載された「臨時リバランス」は、定期リバランスとは別に、急激な変動を伴う市場の変化に適応した機能です。

2008年のリーマンショックや、2020年のコロナショックは突発的な下落や急上昇を引き起こします。

頻繁に起こる可能性は低いですが、いざこうした事態が起きた場合に、月1回程度の定期リバランスだけでは、急激な市場の変化に十分に対応できません。

そこで、市場の急変時に対応できる「臨時リバランス」機能を導入することで、急激な市場に適応した最新のポートフォリオの反映が実現されることになりました。

 

全く覚える必要はないですが、ロボプロの「臨時リバランス」では、レジームスイッチングモデルが利用されています。

レジームスイッチングモデルとは、金融市場の好況や後退のような局面の存在をあらかじめ仮定し、データから推定したり推論に利用するような統計モデルです。

これを運用資産に含む複数の市場に適用し、市場の局面変化を捉えることに利用しています。

変動の激しい局面に突入したと判定された場合には、「臨時リバランス」が行われます。

この仕組みはあくまでリバランスのタイミングを決定するだけなので、ロボプロにおけるAIを利用したポートフォリオの最適化アルゴリズムには影響を与えないとのことです。

 

過去に「臨時リバランス」を導入していたと仮定すると、いつ・どのように発動したのかシミュレーションデータがあります。

当然かもしれませんが、2020年2月のコロナショック時です。

2020年2月中旬~3月中旬にかけて、2020年1月を起点とした場合、株式は-30%以上も大幅に下落しました。

一方、金価格が大幅に上昇しました。

リーマンショックとの違いは、下落はたった一ヶ月で止まり、4月上旬にかけて株式は急回復し始めました。

ロボプロ,臨時リバランス

[出典:FOLIO]

 

1回目の臨時リバランスは、2月中旬から3月中旬にかけて市場が大きく下落した時です。株式等リスク性資産の比率が下げらています。

2回目の臨時リバランスは、3月下旬から4月上旬にかけてです。下落が止まった段階で、株式比率が高められています。

下落リスク回避するために、株式比率を下げたり、資産を現金化することは可能かもしれません。しかしながら、それだけでは、今回のような急な上昇局面時のリターンを得ることはできません。

ロボプロでは、下落局面だけでなく、上昇局面への転換期にもリターンを最大化できるように臨時リバランスが導入されています。

もちろん、AIが100%うまく機能するとは限らない点は留意しておきましょう。

 

臨時リバランス搭載後のリターンは?

臨時リバランス搭載後にどうリターンが変化したのか、モニタリングしています。

2021.1.9時点、11月末までのロボプロの運用実績が公開されてます。臨時リバランスが実施された旨は記載されていませんでした。

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以下は、11月末時点の1ヶ月~6ヶ月リターンと、年率換算リターンです。

  • 過去1ヶ月:-0.10%(-1.32%)
  • 過去3ヶ月:-5.09%(-1.13%)
  • 過去6ヶ月:+6.51%(+10.51%)
  • 年率リターン:+9.90%(+11.21%)

※括弧内は、10月末時点のリターン

過去1ヶ月のリターンは、10月末と比較すると相対的に高くなっていました。

 

以下は、11月の株式指数をまとめたものです。

株式市場に関しては、約10%程度の上昇局面であったと読み取れます。

指数 11月2日 11月30日 リターン
日経平均 23295.48 26433.62 13.47%
TOPIX 1607.95 1754.98 9.14%
NYダウ 26925.05 29638.64 10.08%
ナスダック 10951.61 12198.74 11.39%
S&P500 3310.24 3621.63 9.41%

 

フォリオ・ロボプロはどのくらいのリターンが得られる?実績をブログで解説」にて、週単位のロボプロのポートフォリオの変化をモニタリングしています。

株式比率に大きな変化が見られました。

11.23時点の28.83%に対し、11.30時点には53.83%まで上昇していました。以降、12.28までこの比率でした。

  株式 債券 不動産 コモディティ
(金)
11.23 28.83% 21.17% 0.00% 50.00%
11.30-12.28 53.83% 7.98% 0.00% 38.19%
1.4 65.23% 15.70% 0.00% 19.07%

 

これは、市場の上昇局面に対応した定期リバランスであると推定されます。11月は急な変動ではなかったですので、臨時リバランスは発動していないと思われます。

2021年に大きな変動があった時に、臨時リバランスが機能するか要注目です。

毎月運用実績をチェックしているので、臨時リバランスが発動されたことが分かれば、こちらのページで解説を追記予定です。

 

まとめ

ロボプロに新機能「臨時リバランス」が2020.11.19に搭載されました。

臨時リバランスは、定期リバランスとは別に、急激な変動を伴う市場の変化に適応した機能です。

ロボプロでは、下落局面だけでなく上昇局面への対応でもリターンを最大化できる強みを持ったロボアドバイザーですが、臨時リバランスの導入で更なる強化が期待されます。

ぜひ、詳しい情報は、FOLIOの公式サイトをチェックしてみましょう。

ROBOPRO臨時リバランス機能 - FOLIO

 

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