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リンプルとは?始める前に知って下さい!

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎Udemy認定講師

※本サイトでは広告を利用しています

リンプル,トピックス

こんにちは。Rimple(リンプル)は1万円と少額から不動産投資エキスパートが厳選した物件に投資できるサービスです。

 

「リンプルとはどんなサービス?」

「少額から、不動産投資で資産運用したい」

「相場に影響されにくい投資がしたい」

「ポートフォリオの拡大や分散先を考えている」

と思うなら、リンプルを知っておいて損はありません。

 

そのようなあなたのために、リンプルを始める前に必ず知っておきたいトピックスを1ページにまとめています。

 

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更新履歴

  • 全体をアップデートしました。[2025.1.5]

 

 

1.リンプルの運営会社

まず、リンプルのサービス内容を理解する前に、運営会社について理解しておきましょう。

運営会社は、プロパティエージェント株式会社です。東証プライム上場企業のミガロホールディングス(証券コード:5535)のグループ会社です。

2004年に設立され、以下の事業を営んでいます。

  • 不動産事業(不動産クラウドファンディング事業、不動産開発販売事業、プロパティマネジメント事業)
  • DX推進事業(顔認証プラットフォーム事業、システム受託開発事業、クラウドインテグレーション事業)

 

リンプルのサービスは、2020年2月にスタートしました。

 

運営会社で見るべきポイントは、信用性を担保するため、顔と名前がきちんと掲載されていることです。

責任を果たすという表れでもあります。

リンプルでは、運営会社HPに、代表取締役社長の中西 聖 氏のお名前とお写真がありました。

リンプル,代表取締役社長

[出典:プロパティエージェント]

 

また、運営会社の財務状況も確認しておきたいところです。

ただし、非上場企業の場合は、開示されていない場合も多いです。その場合は、サービスの運営状況や実績を確認しましょう。

リンプルの運営会社のプロパティエージェントの決算公告は2024年3月期第一四半期まで掲載されていますが、それ以降はホールディングス化されたため単体の掲載はありません。

そのため、ミガロホールディングスの半期報告書(2024年11月)を用いて、2024年3月期の財務分析のうち、安全性について分析してみました。

一般に、安全性分析は、短期的な安全性の指標として「流動比率」と「当座比率」、財務体質の指標として「自己資本比率」、長期的な安全性の指標として「固定比率」と「固定長期適合率」が用いられます。

 

各指標は以下の通りでした。

  • 流動比率=流動資産/流動負債×100%=46,423,497/23,162,482(千円)×100%=200%
  • 当座比率=当座資産*/流動負債×100%=10,146,198/23,162,482×100%=44%
    (*:流動資産のうち、販売用不動産、仕掛販売用不動産を除く合計としました)
  • 自己資本比率=株主資本/総資産×100%=10,231,837/48,446,492×100%=21%
  • 固定比率=固定資産/自己資本×100%=2,022,995/10,231,837×100%=20%
  • 固定長期適合率=固定資産/(自己資本+固定負債)×100%=2,022,995/(10,231,837+37,990,364)×100%=4%

 

流動比率は100%を超えているので問題はありません。当座比率は100%未満で、やや短期的な支払に留意は必要です。

自己資本比率は、不動産業では一般に8%~10%であるため、21%は問題ないレベルかと思います。

固定比率と固定長期適合率は100%未満で問題ありません。

 

また、サービス実績では後述するファンド募集到達率を踏まえて、現時点では、リンプルを利用しても問題ないと考えています。

 

 

2.リンプルの3つの特徴

ここからリンプルのサービスを深堀していきます。

リンプルは、不動産クラウドファンディングというサービスです。

「不動産クラウドファンディング」とは、インターネットを通じて投資家から資金を集め、集めた資金をもとに不動産運用を行い、運用益や売買差益を投資家に分配する仕組みです。

元本保証ではありません。

 

リンプルの特徴は、以下3点です。

  1. 1万円から投資可能で、リアルエステートコインによるポイント投資も可能
  2. 自社開発を含む、都心に特化した優良物件ファンドをラインナップ
  3. 優先劣後出資方式で、元本割れリスクを低減

 

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

1万円から投資可能で、リアルエステートコインによるポイント投資も可能

「不動産投資するには、大金が必要なんでしょ」と思われる方が多いですよね。

いいえ、リンプルでは1万円と少額から不動産投資が可能です。

 

また、リンプルでは、不動産投資の手間もかかりません。

通常の不動産投資では、物件調査、書類申請、物件メンテナンスなど多くの手間がかかります。

リンプルでは、その点を運営会社プロパティエージェントが実施しているため、あなたはインターネット上で物件を選ぶだけで面倒なく投資できます。

 

以下は、ファンドの詳細画面です。

物件情報も丁寧にまとめられています。

リンプル,ファンド画面

[出典:リンプル]

 

「ファンド情報」では、ファンドスキーム、スケジュール、物件概要等ファンド概要がまとめられています。

「エリア情報」では、物件の立地や最寄駅や周辺情報がまとめられています。

「投資家向け情報」では、会員登録後、物件の価値がわかる、不動産調査報告書が確認できます。

 

また、リアルエステートコインによるポイント投資が可能です。

リアルエステートコインは、1コイン=1円として投資に利用できます。

例えば、1万円投資するとして、1,000コイン持っていれば、9,000円は現金、残り1,000円はリアルエステートコインで投資できます。元本償還時には、1万円分が現金として戻ってきます。

リアルエステートコインは、キャンペーン等で付与されます。

また、他社ポイント(セゾンポイント、ハピタス、モッピー、WILLS、プレミアム優待クラブポイント)に交換できます。

 

自社開発を含む、都心に特化した優良物件ファンドをラインナップ

運営会社プロパティエージェントは、東京23区のマンション投資に強みを持っている会社です。

また「クレイシアシリーズ」としてマンションの自社開発も行っています。

そのため、ファンドは東京都内のマンションや、自社開発マンションが中心となっています。

 

優先劣後出資方式で、元本割れリスクを低減

リンプルは、元本割れリスクの低減のため、優先劣後出資方式を採用しています。

リンプル,優先劣後出資方式

 

簡単に言うと、ファンド出資時に、あなた(優先出資者)と運営会社等(劣後出資者)の両者からお金を集め、収益分配や元本償還に優先順位をつける仕組みです。

劣後出資者が売却損を先に負担することになるので、仮に物件の売却価格が想定価格を下回っても、優先出資は元本割れしにくいことになります。

過去ファンドでは、劣後出資割合は30%で固定されていました。

 

具体的な元本割れケースは、「リンプルの元本割れリスクを理解していますか?」で詳しく解説していますので、ご覧になってください。

 

 

3.リンプルファンドの利回り分析及び配当分析

あなたが一番気になっているのは、ファンドの利回りと配当ではないでしょうか。

ここでは、想定利回りに基づく分析と、実績利回りに基づく分析を理解しておきましょう。

 

想定利回り分析

2023.5.10時点では、59ファンド募集がありました。

わかりやすいように、横軸に想定運用期間(ヶ月)、縦軸に想定利回り(%/年)を分布図にしています。

想定運用期間は6ヶ月~12ヶ月、想定利回り2.7%~10.0%で、中央値は6ヶ月で3.2%です。

安定性が高い日経平均採用銘柄のうち、最も予想利回りが高いJFEホールディングス(証券コード:5411)でも4.69%です。[2024.7.12時点]

その点を考慮すると、リンプルの想定利回りはやや低めと言えます。

リンプル,想定利回り分析

 

各ファンドについて、最小投資額である1万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。

リンプルでは、1万円投資時に、想定配当金145~500円が期待できるようです。

ファンド名 想定運用期間(ヶ月) 想定利回り(%) 配当金(円)*
Rimple's selection #58 6 3.8 190
Rimple's selection #57 6 2.7 135
Rimple's selection #56 6 2.7 135
Rimple's selection #55 6 2.7 135
Rimple's selection #54 6 4.28 214
Rimple's selection #53 6 2.8 140
Rimple's selection #52 6 5.0 250
Rimple's selection #51 6 5.0 250
Rimple's selection #50 6 2.7 135
Rimple's selection #49 6 2.8 140
Rimple's selection #48 6 2.9 145
Rimple's selection #47 6 2.8 140
Rimple's selection #46 6 2.9 145
Rimple's selection #45 6 3.0 150
Rimple's selection #44 6 3.0 150
Rimple's selection #43 6 3.0 150
Rimple's selection #42 6 2.8 140
Rimple's selection #41 6 2.8 140
Rimple's selection #40 6 2.8 140
Rimple's selection #39 6 2.8 140
Rimple's selection #38 6 2.8 140
Rimple's selection #37 6 2.9 145
Rimple's selection #36 6 2.9 145
Rimple's selection #35 6 2.9 145
Rimple's selection #34 6 3.0 150
Rimple's selection #33 6 3.0 150
Rimple's selection #32 6 3.4 170
Rimple's selection #31 6 2.9 145
Rimple's selection #30 6 2.9 145
Rimple's selection #29 6 5.0 250
Rimple's selection #28 6 3.2 160
Rimple's selection #27 6 3.0 150
Rimple's selection #26 6 3.4 170
Rimple's selection #25 6 3.1 155
Rimple's selection #24 6 3.1 155
Rimple's selection #23 6 3.2 160
Rimple's selection #22 6 3.2 160
Rimple's selection #21 6 3.4 170
Rimple's selection #20 6 3.4 170
Rimple's selection #19 6 3.4 170
Rimple's selection #18 6 3.4 170
Rimple's selection #17 6 3.8 190
Rimple's selection #16 6 3.5 175
Rimple's selection #15 6 3.6 180
Rimple's selection #14 6 3.7 185
Rimple's selection #13 6 3.8 190
Rimple's selection #12 6 3.9 195
Rimple's selection #11 6 3.9 195
Rimple's selection #10 6 4.0 200
Rimple's selection #9 6 4.1 205
Rimple's selection #8 12 4.6 460
Rimple's selection #7 6 4.1 205
Rimple's selection #6 6 4.1 205
Rimple's selection #5 6 4.2 210
Rimple's selection #4 6 4.7 235
Rimple's selection #3 6 4.6 230
Rimple's selection #2 6 5.0 250
シークレットファンド 6 8.0 400
Rimple's selection #1 6 10.0 500
最小値 6 2.7 145
最大値 12 10.0 500
中央値 6 3.2 ---
平均値 6.1 3.6 ---

*配当金は、1万円投資時で、小数点以下、切り捨てで算出。

 

実績利回り分析

上記の想定利回りは、あくまでファンド募集時の「想定」です。

重要なのはファンド終了時の「実績」です。

リンプルは実績利回りは公開されておらず、投資した方のみわかるようになっています。

 

 

4.リンプルの評判

リンプルを使うか検討しているなら、評判が気になりますよね。

しかし、ネット検索で出てくるのは、個人の見解に基づく主観的な評判が多いです。

そこで、私は客観的な評判を分析するために、「ファンド募集到達率」を用いています。

「ファンド募集到達率」は、私が独自に定義した用語で、募集金額に対する応募金額の割合を指します。

この数値が、不動産クラウドファンディングの評判(人気度)を客観的に判断できるため、最も重要な指標と考えています。

 

過去87ファンドでは、募集金額6,200万円~91,440万円に対して、ファンド募集到達率はすべてのファンドで100%以上で、非常に良好なサービスと考えられました。

詳しい分析は、「リンプルの評判をファンド募集到達率で客観的に分析」で解説していますので、ご覧ください。

 

 

5.リンプルの会員登録(口座開設)と手数料

リンプルでは、以下の手数料が無料です。

  • 会員登録費用
  • 口座開設費用
  • 口座維持費用
  • 出金手数料

 

唯一、入金手数料がかかります。入金時は、振込手数料について無料回数がついている銀行を利用しましょう。

詳しい口座開設方法は、「最新キャンペーン!リンプルのお得な口座開設方法」をご覧ください。

 

 

6.リンプルのキャンペーン

リンプルでは、キャンペーン頻度は少なめです。

最新のキャンペーン及び過去のキャンペーン分析は、「最新キャンペーン!リンプルのお得な口座開設方法」でまとめていますので、ご覧ください。

 

 

7.リンプルの配当金の確定申告

リンプルの配当金(分配金)は、「雑所得」となり、総合課税扱いとなります。

分配金から20.42%(所得税+復興特別所得税)の源泉徴収をした後、登録されている取引口座に振込されます。

源泉分離課税ではないため、原則ご自身で確定申告が必要です。

ただし、給与所得を1ヵ所から受けていて、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円以下の方は、確定申告は不要です。

確定申告時には、会社名、会社住所、支払金額、源泉徴収額が必要です。

 

 

8.その他気になること

Q1.リンプルの運営会社が倒産した場合、出資金はどうなるか?

出資金が毀損してしまう恐れがあります。

 

 

まとめ

リンプルは、1万円と少額から不動産に投資でき、想定利回りの配当金に期待できる不動産クラウドファンディングサービスです。

不動産クラウドファンディングには、株式や債券と異なり相場がなく、日々の価格変動を追って、ハラハラする必要はありません。

そのため、相場に影響されにくい投資をしたい方には、リンプルが最適です。

また、株式や債券を保有していて、ポートフォリオの拡大や分散のために、想定利回りが決まっているリンプルを利用しても良いでしょう。

リンプルを利用するか否かの参考になれば、幸いです。

さらに詳しい情報は、公式ページをご覧ください。

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