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利回り不動産とは?始める前に必ず知って下さい!

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎Udemy認定講師

利回り不動産,特長と利回り分析

こんにちは。利回り不動産は、簡単に言えば、1万円と少額からプロが選定した不動産に投資できるサービスです。

利回り不動産のサービスは、2021年4月にスタートしました。

 

「利回り不動産とはどんなサービス?」

「少額から、不動産投資で資産運用したい」

「相場に影響されにくい投資がしたい」

「ポートフォリオの拡大や分散先を考えている」

と思うなら、利回り不動産を知っておいて損はありません。

 

そのようなあなたのために、利回り不動産を始める前に必ず知っておきたいトピックスを1ページにまとめています。

 

 

 

更新履歴

  • 全体をアップデートしました。[2024.9.13]

 

 

1.利回り不動産の運営会社

まず、利回り不動産のサービス内容を理解する前に、運営会社について理解しておきましょう。

運営会社は、株式会社ワイズホールディングスです。

2014年8月に設立され、以下4事業を営んでいます。

  • 不動産開発事業
  • 不動産特定共同事業
  • 不動産仲介事業
  • 不動産賃貸事業

 

運営会社で見るべきポイントは、信用性を担保するため、顔と名前がきちんと掲載されていることです。

責任を果たすという表れでもあります。

利回り不動産では、代表取締役社長の和泉 隆弘 氏が掲載されています。

また、社長以外のメンバーも、運営会社HPにきちんと掲載されていました。

これらの点を踏まえ、利回り不動産の信用性はOKと言えるでしょう。

利回り不動産,代表取締役社長

[出典:利回り不動産

 

また、運営会社の財務状況も確認しておきたいところです。

ただし、非上場企業の場合は、開示されていない場合も多いです。その場合は、サービスの運営状況や実績を確認しましょう。

利回り不動産では、残念ながらHP上で財務状況を確認できませんでした。

一方、サービスの実績では、後述するファンド募集到達率や実績利回りでも確認できます。

以上を踏まえ、現時点では、利回り不動産は利用しても問題ないと考えています。

 

 

2.利回り不動産の3つの特徴

ここから利回り不動産のサービスを深堀していきます。

利回り不動産は、不動産クラウドファンディングという分類のサービスです。

「不動産クラウドファンディング」とは、インターネットを通じて投資家から資金を集め、集めた資金をもとに不動産運用を行い、運用益や売買差益を投資家に分配する仕組みです。

元本保証ではありません。

利回り不動産,投資の流れ

 

利回り不動産の3つの特長は、以下3つです。

  1. 1万円から投資可能で、ワイズコインによるポイント投資可能
  2. 全国の優良な不動産ファンドをラインナップ
  3. 優先劣後出資方式とマスターリース契約で、元本割れリスクを低減

 

簡単に理解したい方には、以下の動画もおすすめです。

youtu.be

 

1万円から投資可能で、ワイズコインによるポイント投資可能

「不動産投資するには、大金が必要なんでしょ」と思われる方が多いですよね。

いいえ、利回り不動産では1万円と少額から不動産投資が可能です。

 

また、利回り不動産では、不動産投資の手間もかかりません。

通常の不動産投資では、物件調査、書類申請、物件メンテナンスなど多くの手間がかかります。

利回り不動産では、その点を運営会社ワイズホールディングスが実施しているため、あなたはインターネット上で物件を選ぶだけで面倒なく投資できます。

 

以下は、ファンドの詳細画面です。

物件情報も丁寧にまとめられています。

利回り不動産,ファンド画面

 

「概要」では、想定利回り、運用期間、分配、最低投資額等がまとめられています。

「ファンド情報」では、募集方式、優先劣後割合等がまとめられています。

「物件概要」では、投資対象の物件の立地、土地・建物情報、設備仕様がまとめられています。

「エリア情報」では、投資対象の物件の周辺情報がまとめられています。

「投資家向け情報」は、会員登録すると情報を確認できます。

 

また、ワイズコイン(WISE COIN)によるポイント投資も可能です。

ワイズコインとは、利回り不動産で1コイン=1円として、投資に利用できるポイントのようなものです。

例えば、1万円投資するとして、1,000コイン持っていれば、9,000円は現金、残り1,000円はワイズコインで投資できます。元本償還時には、1万円分が現金として戻ってきます。

ワイズコインは、キャンペーンやファンド投資特典として付与されます。

また、ワイズコインはAmazonギフト券に交換することもできます。1,000ワイズコイン=500円分で、2,000ワイズコインから交換可能です。

 

全国の優良な不動産ファンドをラインナップ

サービス開始当初は、他社の不動産クラウドファンディングでは取り扱っていない、北海道札幌市のマンションが多かったです。

札幌市は、札幌市人口統計によると、令和2年9月1日時点で197万人と、全国で5番目の規模となっています。

私も7年間住んでいましたが、商業施設、交通網、レジャーと多くが整っており、とても住みやすい街だと感じました。

人口が多いと、それだけマンションの入居率が高くなり、家賃収入も見込めます。また、人気の地域だと物件の価値が上昇し、売却益も得やすくなります。

利回り不動産では、その点を踏まえて、札幌市内マンションの案件が多く設定されていると思います。

その後、東京都、沖縄県、福井県等の優良な不動産がファンド化されています。

 

優先劣後出資方式とマスターリース契約で、元本割れリスクを低減

利回り不動産は、元本割れリスクの低減のため、優先劣後出資方式を採用しています。

利回り不動産,優先劣後出資方式

 

簡単に言うと、ファンド出資時に、あなた(優先出資者)と運営会社等(劣後出資者)の両者からお金を集め、収益分配や元本償還に優先順位をつける仕組みです。

劣後出資者が売却損を先に負担することになるので、仮に物件の売却価格が想定価格を下回っても、優先出資は元本割れしにくいことになります。

具体的な元本割れケースは、「利回り不動産の元本割れリスクを理解していますか?」で詳しく解説していますので、ご覧ください。

 

また、安定的な配当を実現するため、マスターリース契約を採用しています。

マスターリース契約とは、簡単に言うと、賃料保証です。物件運用時の空室による賃料収入減に対するリスクを低減しています。

 

 

3.利回り不動産のファンドの利回り分析及び配当分析

あなたが一番気になっているのは、ファンドの利回りと配当ではないでしょうか。

ここでは、想定利回りに基づく分析と、実績利回りに基づく分析を理解しておきましょう。

 

想定利回り分析

現時点、62ファンド募集がありました。

わかりやすいように、横軸に想定運用期間(ヶ月)、縦軸に想定利回り(%/年)を分布図にしています。

想定運用期間は6ヶ月~22ヶ月、想定利回り5.0%~12.0%で、中央値は12ヶ月で6.5%です。

安定性が高い日経平均採用銘柄のうち、最も予想利回りが高いJFEホールディングス(証券コード:5411)でも4.69%です。[2024.7.12時点]

その点を考慮しても、利回り不動産の想定利回りは、高いと言えます。

利回り不動産,利回り分析

 

各ファンドについて、最小投資額である1万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。

利回り不動産では、1万円投資時に、想定配当金250~1,283円が期待できるようです。

ファンド名のリンク先は、各ファンドの解説記事です。

ファンド名 想定運用期間(ヶ月) 想定利回り(%) 配当金*
利回り不動産62号ファンド(福井県レジデンスバルクPJ) 12 12.0 1,200
利回り不動産61号ファンド(世田谷上馬区分バルクPJ第2回) 12 6.5 650
利回り不動産60号ファンド(沖縄県読谷村VILLA PJ 2号棟) 15 10.0 1,250
利回り不動産59号ファンド(大和市区分マンションリースバック) 12 5.2 520
利回り不動産58号ファンド(京都町屋再生プロジェクトVol.2) 12 8.0 800
利回り不動産57号ファンド(沖縄県南城市VILLA PJフェーズ1) 12 10.0 1,000
利回り不動産56号ファンド(千歳市マンションバリューアップPJ) 12 7.0 700
利回り不動産55号ファンド(沖縄県読谷村VILLA PJ 1号棟) 18 7.5 1,125
利回り不動産54号ファンド(リースバックバルクPJ第2回) 12 7.0 700
利回り不動産53号ファンド(港北FMマンション第2回) 12 6.0 600
利回り不動産52号ファンド(札幌BULK3第2回) 12 5.3 530
利回り不動産51号ファンド(京都町屋再生プロジェクトVol.1) 12 7.8 780
利回り不動産50号ファンド(リブタス中野江原町PJ第3回) 12 7.3 730
利回り不動産49号ファンド(リースバックバルクPJ) 6 7.0 350
利回り不動産48号ファンド(両国シェアハウス再生PJ) 18 6.5 975
利回り不動産47号ファンド(世田谷上馬区分バルクPJ) 12 5.5 550
利回り不動産46号ファンド(杉並区分マンション) 18 5.0 750
利回り不動産45号ファンド(琵琶湖VILLA PJ) 12 6.0 600
利回り不動産44号ファンド(中村橋マンション再生PJフェーズ3) 10 7.0 583
利回り不動産43号ファンド(沖縄県古宇利島VILLA PJフェーズ2) 22 7.0 1,283
利回り不動産42号ファンド(EGAi新宿PJフェーズ2) 10 6.0 500
利回り不動産41号ファンド(中村橋マンション再生PJフェーズ2) 12 7.0 700
利回り不動産40号ファンド(港北FMマンション) 12 6.0 600
利回り不動産39号ファンド(EGAi新宿店PJフェーズ1) 12 6.0 600
利回り不動産38号ファンド(大阪Bijou Suites) 12 7.8 780
利回り不動産37号ファンド(二子玉川区分マンション) 12 5.0 500
利回り不動産36号ファンド(EGAi中延店PJフェーズ2) 8 6.0 400
利回り不動産35号ファンド(札幌BULK3) 12 5.0 500
利回り不動産34号ファンド(目黒区八雲2丁目土地分譲PJ) 12 8.0 800
利回り不動産33号ファンド(北大前PJ第4回) 6 6.5 325
利回り不動産32号ファンド(リブタス中野江原町PJ第2回) 12 7.2 720
利回り不動産31号ファンド(EGAi中延店PJフェーズ1) 12 10.0 1,000
利回り不動産30号ファンド(区分バルク2 PJ) 12 5.2 520
利回り不動産29号ファンド(沖縄県古宇利島VILLA PJ) 12 6.0 600
利回り不動産28号ファンド(東京区分マンションPJ<21戸>) 12 6.2 620
利回り不動産27号ファンド(札幌北18条駅PJ第3回) 6 7.0 350
利回り不動産26号(札幌駅北口PJ第3回) 6 7.0 350
利回り不動産25号(札幌北5条通PJ第3回) 6 6.5 325
利回り不動産24号(北大前PJ第3回) 6 6.5 325
利回り不動産23号ファンド(札幌中島PJ第3回) 6 7.0 350
利回り不動産22号ファンド(中村橋マンション再生PJ) 12 5.5 550
利回り不動産21号ファンド(札幌中島公園PJ第2回) 6 6.5 325
利回り不動産20号ファンド(長津田戸建再生PJ) 6 5.0 250
利回り不動産19号(国立サニービル第2回) 6 8.0 400
利回り不動産18号ファンド(メゾン・ド・グルー) 6 7.0 350
利回り不動産17号ファンド(札幌駅北口PJ第2回) 6 7.0 350
利回り不動産16号ファンド(白幡台区分マンションPJ) 12 6.0 600
利回り不動産15号ファンド(札幌北5条通PJ第2回) 6 6.5 325
利回り不動産14号(沖縄県那覇PJ) 12 6.0 600
利回り不動産13号ファンド(北大前PJ第2回) 6 6.5 325
利回り不動産12号ファンド(札幌中島PJ第2回) 6 7.0 350
利回り不動産11号ファンド(市川レジデンス16番館) 12 6.5 650
利回り不動産10号ファンド(陽輪台みかみビル) 6 5.0 250
利回り不動産9号(ハイライフN平塚) 12 8.0 800
利回り不動産8号ファンド(メゾンクレスト中島公園) 6 6.5 325
利回り不動産7号ファンド(リブタス中野江原町) 12 5.5 550
利回り不動産6号ファンド(国立サニービル) 6 8.0 400
利回り不動産5号ファンド(メゾン・ド・グルー) 6 7.0 350
利回り不動産4号ファンド(ラ・パルフェ・ド・札幌) 6 7.0 350
利回り不動産3号ファンド(ダイアパレス北五条通) 6 6.5 325
利回り不動産2号ファンド(メゾンクレスト北大前Ⅱ) 6 6.5 325
利回り不動産1号ファンド(コロナード中島) 6 7.0 350
最小 6 5.0 250
最大 22 12.0 1,283
中央値 12 6.5 ---
平均値 10.1 6.8 ---

*配当金は、1万円投資時で、小数点以下、切り捨てで算出。

 

実績利回り分析

上記の想定利回りは、あくまでファンド募集時の「想定」です。

重要なのはファンド終了時の「実績」です。

現時点、46ファンドの運用が終了しています。

想定利回り5.0%~10.0%に対して、実績利回り5.0%~10.0%と想定通り運用されていました。

詳しい分析は、「利回り不動産は怪しいのか?ファンドの実績利回りで判断しよう」でまとめていますのでご覧ください。

 

 

4.利回り不動産の評判

利回り不動産を使うか検討しているなら、評判が気になりますよね。

しかし、ネット検索で出てくるのは、個人の見解に基づく主観的な評判が多いです。

そこで、私は客観的な評判を分析するために、「ファンド募集到達率」を用いています。

「ファンド募集到達率」は、私が独自に定義した用語で、募集金額に対する応募金額の割合を指します。

この数値が、不動産クラウドファンディングの評判(人気度)を客観的に判断できるため、最も重要な指標と考えています。

 

現時点、60ファンドの募集が終了しています。

募集金額495万円~29,700万円に対し、募集到達率は3件が97%~99%、それ以外は100%以上で、非常に良好なサービスと考えられました。

過去最大ファンドは「利回り不動産38号ファンド(大阪Bijou Suites)」の約2.9億円でしたが、127%のファンド募集到達率でその人気度が伺えました。

詳しい分析は、「利回り不動産の評判をファンド募集到達率で客観的に分析」でまとめていますのでご覧ください。

 

 

5.利回り不動産の会員登録と手数料

利回り不動産では、会員登録費用はかかりません。

入出金時の手数料がかかります。

入金時は、振込元(あなた)の銀行がGMOあおぞらネット銀行であれば無料です。

GMOあおぞらネット銀行以外の場合は、他行振込手数料が無料のものがあるので、そちらを利用してみましょう。

出金時は、振込先(あなた)の銀行がGMOあおぞらネット銀行であれば無料です。

それ以外の場合は、145円の手数料がかかります。

詳しい会員登録方法は、「最新キャンペーンはコレ!利回り不動産のお得な会員登録方法」をご覧ください。

 

 

6.利回り不動産のポイントサイト及びキャンペーン

利回り不動産のポイントサイト

ポイ活でお得に始めたいと思いますよね。

残念ながら、現時点では、利回り不動産はポイントサイト経由の特典はありませんでした。

 

利回り不動産のキャンペーン

利回り不動産では、定期的にお得なキャンペーンがあります。

現時点、最大28万円分新規登録キャンペーンが実施中です。

 

概要は、次の通りです。

  • 実施期間:2024.5.1~10.31
  • 対象条件:期間中に、1)新規投資家登録を完了した方、2)10万円以上の投資完了した方
  • 特典:もれなく、1)ワイズコイン1,000円分、2)累計投資金額に応じてワイズコインプレゼント

 

対象条件は、新規投資家登録完了や10万円以上の投資だけなので、厳しくありません。累計投資額に応じて、以下のようにもらえるワイズコイン(WC)も増えます。

  • 100,000円:5,000WC
  • 300,000円:15,300WC
  • 500,000円:26,000WC
  • 1,000,000円:53,000WC
  • 2,000,000円:108,000WC
  • 3,000,000円:165,000WC
  • 5,000,000円:280,000WC

 

ワイズコインは、利回り不動産のファンドに投資する際に利用できたり、他社ギフト券に交換できます。

ぜひ、この機会を活用しましょう。

キャンペーンリンク

 

過去のキャンペーン分析及び最新のキャンペーンは、「最新キャンペーンはコレ!利回り不動産のお得な会員登録方法」でまとめていますのでご覧ください。

 

 

7.利回り不動産の配当金の確定申告

利回り不動産の配当金(分配金)は、「雑所得」となり、総合課税扱いとなります。

分配金から20.42%(所得税+復興特別所得税)の源泉徴収をした後、登録されている取引口座に振込されます。

源泉分離課税ではないため、原則ご自身で確定申告が必要です。

ただし、給与所得を1ヵ所から受けていて、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円以下の方は、確定申告は不要です。

確定申告時には、会社名、会社住所、支払金額、源泉徴収額が必要です。

確定申告に利用する「支払調書」は、マイページにログイン後「各種書類」ページからダウンロードできます。

 

 

まとめ

利回り不動産は、1万円と少額から不動産に投資でき、想定利回りの配当金に期待できる不動産クラウドファンディングサービスです。

不動産クラウドファンディングには、株式や債券と異なり相場がなく、日々の価格変動を追って、ハラハラする必要はありません。

そのため、相場に影響されにくい投資をしたい方には、利回り不動産はおすすめです。

また、株式や債券を保有していて、ポートフォリオの拡大や分散のために、想定利回りが決まっている利回り不動産を利用してみてはいかがでしょうか。

利回り不動産を利用するか否かの参考になれば、幸いです。

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