つみたてNISAを1年の途中から始めたけど、「このまま月3.3万円ずつ投資しても、1年の上限40万円まで到達しない、使い切りたい」という人は多いです。
あなたもその一人でしょう。
そんなあなたのため、SBI証券で1年の「途中」からつみたてNISA枠を使い切る積立設定方法を解説します。[2019.9.7更新]
つみたてNISAを1年の途中から始める際の注意点
つみたてNISAは、1年で40万円まで積立投資することができます。
1年で40万円ということは、毎月積立なら最大33,333円/月(40万÷12ヶ月)、毎日積立なら最大1,666円/日(40万÷240営業日)の枠を利用できます。これは年初1月から投資した場合です。
1年の途中からつみたてNISAを始める場合で、40万円フルで使い切りたい場合は設定が必要です。
例えば、7月からつみたてNISAで投資する場合を考えてみましょう。積立期間は7月から12月まで6ヶ月間なので、33,333円×12ヶ月=約20万円分だけを使うことになります。
つみたてNISA枠は、翌年には繰り越しできないので、残りの20万円分は使わないことになります。
フルで投資するかどうかは、あなたの家計の事情によって決めればよいです。40万円フルで使い切りたいという方は、次項で手順を解説します。
つみたてNISA枠を使い切る積立設定方法
すでにSBI証券を持っていて、積立設定をしていることを前提に解説します。
積立設定が不明の場合は、「SBI証券のつみたてNISA口座で、投資信託を積立設定する方法」を参考にしてください。
結論から言うと、「ボーナス設定」が必要です。
1年の途中から口座開設し、次のような金額で設定したい場合を例に解説します。
- 7月~12月は毎日1619円積立:約20万円
- 7月~12月の各月にボーナス設定し、月3.3万円積立:約20万円
SBI証券での設定はやや複雑です。
上記の例は、積立期間が6ヶ月です。毎日積立分は1619円(SBI証券での設定上限)×120営業日=194,280円です。この設定だけだと、残りの約20万円分が投資されません。
そのため、ボーナス設定をします。ボーナス設定金額や設定日は、お好みで設定すればよいですが、ここでは均等投資で20万円÷6ヶ月=3.3万円を毎月投資するとしました。
1.SBI証券の口座にログインします。次の「口座管理」を選択します。
[出典:SBI証券]
2.すると、口座サマリーの画面が表示されます。「お客様の積立投信の設定詳細はこちら」を選択します。
3. すると、次の画面が表示されますので、下の方にスクロールします。
4.すると、積立しているファンドが表示されるので、「変更・解除へ」を選択します。
5.すると、つみたて設定の詳細画面が表示されます。ボーナス設定の「設定する」をクリックして、7月と8月に月3.3万円ずつ設定しましょう。
8月のボーナス設定での買付終了後、9月と10月を設定してください。その後、同様に11月と12月を設定してください。
例えば、ファンドAとBの2つを積立していて、ボーナス設定も均等投資したい場合は、それぞれ1.65万円ずつに設定しましょう。
積立開始時点によって、40万円フルで使うための金額設定が異なります。上記の例を参考に設定してみましょう。
関連記事
・積立NISAで一括投資する方法を楽天証券とSBI証券で解説
© SBI SECURITIES Co., Ltd.