ご存知のように、ideco(イデコ:個人型確定拠出年金)は、自営業、会社員、公務員、主婦(主夫)の方が、節税しながら自分年金を作れる制度です。
「楽天証券idecoには、どんな特長があるんだろう」、「手数料はどれくらいかかるものなの」、「始めるには、どういう手続きが必要なんだろう」と思っていませんか。
そのようなあなたのため、楽天証券idecoのコレだけは知っておきたい3つの特長、手数料、口座開設方法を解説します。
楽天証券でidecoを、始める参考にしていただければ幸いです。
更新履歴
- 全体をアップデートしました。[2022.1.23]
楽天証券idecoのコレだけは知っておきたい3つの特長
楽天証券idecoの特長は、次の3つです。
- 証券資産と年金資産を一つのIDで管理できる
- 楽天証券での運用管理手数料が無料
- ユーザーニーズを満たす多様な商品ラインナップ
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
証券資産と年金資産を一つのIDで管理できる
多くの場合、証券口座とideco口座は、別々のIDでログインします。
一方、楽天証券では、総合証券口座にログインすれば、次のようにideco口座と自動連携され、一つのIDで管理できます。
[出典:楽天証券]
もし、あなたが積立NISAを楽天証券で利用しているなら、別々にログインする手間が省け、かなり使いやすいと感じるはずです。
運用管理手数料が無料
楽天証券idecoでは、口座開設費用や口座維持手数料が無料です。
通常の証券口座では、これの費用は無料が基本です。一方、idecoやDCの年金管理口座は、管理側の手続きが増えるため、手数料がかかる場合があります。
ユーザーニーズを満たす多様な商品ラインナップ
idecoでは、元本保証型「定期預金」と元本変動型「投資信託」があります。
楽天証券では、ほぼすべての資産に投資できる商品がラインナップされています。
楽天証券の資産分類別の取扱本数について、表にまとめました。全部で32本あります。[2022.1.23時点]
I:インデックスファンド、A:アクティブファンドを示します。
資産分類 | ファンド種別 | 取扱本数 |
国内株式 | I | 2 |
A | 4 | |
国内債券 | I | 1 |
A | 1 | |
国内リート | I | 1 |
A | 1 | |
海外株式 | I | 3 |
A | 2 | |
海外債券 | I | 3 |
A | 1 | |
海外リート | I | 1 |
A | --- | |
国内外株式 | I | 1 |
A | 1 | |
コモディティ | --- | 1 |
バランス | I | 1 |
A | 4 | |
ターゲットイヤー | --- | 3 |
元本保証型 | --- | 1 |
合計 | 32 |
海外リートのアクティブファンド以外、すべての資産に対する商品の取扱があります。
楽天証券独自のメリットは、アクティブファンド商品ラインナップが良いことです。
以下のファンドの取扱があります。
- iTrust シリーズ(国内株式、世界株式)
- MHAM日本成長株ファンド
- コモンズ30ファンド
- セゾン投信(セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、セゾン・資産形成の達人ファンド)
iTrustシリーズは、ピクテ投信の低コストアクティブファンドです。
MHAMは、アセットマネジメントONEのidecoのみで取扱いのあるファンドです。
コモンズ30ファンドとセゾン投信は、独立系投信会社の人気ファンドです。
低コストインデックスファンドeMAXIS Slimシリーズの取扱はありませんが、積立NISAでも人気の「楽天・全世界株式インデックスファンド」に投資できます。
ファンド選びでお悩みの方は、「楽天証券idecoで、30代におすすめの商品はこの4本!」をご覧ください。
楽天証券idecoの手数料
運用管理手数料以外にかかる手数料を解説します。投資信託にかかる信託報酬は除外します。
次の3つをおさえておきましょう。[2022.1.23時点]
- 加入時:2,829円(国民年金基金連合会)
- 掛金拠出時:①105円/月(国民年金基金連合会)、②66円/月(事務委託先金融機関)
- 給付時:440円/1回(事務委託先金融機関)
加入時には、公的年金を管理する国民年金基金連合会に、費用を支払う必要があります。
掛金は、毎月一定金額、または年1回一括のいずれかを選択できます。毎月一定金額の場合は、105円/月×12ヶ月=1260円ですが、一括の場合は105円です。
毎月一定金額のメリットは、家計の負担になりにくいことと、投資信託で運用する場合積立投資を自動でできることです。
掛金は最低月5,000円です。毎月一定金額の場合は5,000円ですが、一括の場合は6万円です。
投資信託で運用する場合、毎月一定金額では自動でその金額分投資されます。一方、一括ではそのすべてが一括投資されます。
あなたの家計の事情、投資スタイルに合わせて選択しましょう。
給付時は、年金受取と一時金受取のいずれかを選択できます。給付時に検討しましょう。
楽天証券idecoの口座開設方法
口座開設は簡単です。必要なものは、あなたの引落口座番号と本人確認書類です。
1.楽天証券にアクセスします。
楽天証券総合口座を持っていなくても、ideco口座を開設できます。証券口座と連携すると画面が見やすくなるので、証券口座もあると便利です。
2.すると、次の画面が表示されます。「iDeCo」を選択します。
3.すると、楽天証券ideco専用画面に移動します。
「お申込みはこちら」から申込しましょう。
4.資料が届いたら、書類に必要事項を記入します。以下、3つの書類が届きます。
- 個人型年金加入申込書
- 預金口座振替依頼書 兼 自動払込利用申込書
- 事業所登録申請書 兼 第2者加入者に係る事業主の証明書
事業所登録申請書は、あなたが勤めている会社に記入してもらう必要があります。
会社の退職金制度によって、加入の可否と掛金上限に差があります。事前に会社の年金担当者に確認しましょう。
5.書類の記入が完了したら、同封の返信封筒に入れて返送しましょう。
書類に不備、例えば引落口座番号の間違い、があると返送されてきます。そうなると、idecoの開始が遅れますのでご注意ください。
手続き完了まで、早くて2ヶ月くらいかかります。
6.手続きが完了すると、国民年金基金連合会から通知書類が送付されます。
IDとパスワードでログインして運用商品を選択して完了です。楽天口座をお持ちの方は、証券口座から手続きできます。
運用商品を選択せず2~3ヶ月すると、楽天証券指定の投資信託に自動で積立されてしまいますので、ご注意ください。
どの投資信託にすれば良いか決まっていない場合、ひとまず元本保証型「定期預金」を選択しておくことをお勧めします。
あとは自動で毎月、もしくは年1回引落がなされ運用されます。
まとめ
楽天証券idecoの知っておきたい特長、手数料、口座開設方法を解説しました。
まずは、資料請求して、楽天証券idecoを始める準備をしましょう。
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