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不動産クラウドファンディングぽちぽちファンディングとは?特長と利回り分析を解説

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎(Udemy認定講師

ぽちぽちファンディング,特長と利回り分析

こんにちは。ぽちぽちファンディング(ぽちぽちFunding)は、1万円と少額から不動産のプロが選定した物件に投資できるサービスです。

運営会社は、アイディ株式会社です。昭和54年6月に設立された、老舗の不動産会社です。

ぽちぽちファンディングのサービスは、2020年8月に開始されました。

 

「少額から、不動産投資で資産運用したい」、「相場に影響されにくい投資がしたい」、「ポートフォリオの拡大や分散先を考えている」と思うなら、ぽちぽちファンディングを知っておいて損はありません。

そのようなあなたのために、ぽちぽちファンディングのコレだけは知っておきたい3つの特長、及びファンドの利回り分析を解説します。

 

ご留意事項

残念ながら、ぽちぽちファンディングは、2022年中に事業終了となります。

代替サービスは、下記を一読ください。

配当株の分散先に!イチオシの不動産クラウドファンディング5選

 

 

更新履歴

  • 利回り分析に、「ぽちぽちFUNDING7号」を追加しました。[2021.9.14]

 

 

ぽちぽちファンディングのコレだけは知っておきたい3つの特長

ぽちぽちファンディングは、不動産クラウドファンディングというサービスです。

「不動産クラウドファンディング」とは、インターネットを通じて投資家から資金を集め、集めた資金をもとに不動産運用を行い、運用益や売買差益を投資家に分配する仕組みです。

元本保証ではありません。

 

ぽちぽちファンディングの3つの特長は、以下3つです。

  1. 1万円から投資可能で、途中解約も可能
  2. 東京都内の優良物件ファンドをラインナップ
  3. 優先劣後出資方式で、元本割れリスクを低減

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

1万円から投資可能

「不動産投資するには、大金が必要なんでしょ」と思われる方が多いですよね。

いいえ、ぽちぽちファンディングでは1万円と少額から不動産投資が可能です。

 

また、ぽちぽちファンディングでは、不動産投資の手間もかかりません。

通常の不動産投資では、物件調査、書類申請、物件メンテナンスなど多くの手間がかかります。

ぽちぽちファンディングでは、その点を運営会社アイディが実施しているため、あなたはインターネット上で物件を選ぶだけで面倒なく投資できます。

 

以下は、ファンドの詳細画面です。

物件情報も丁寧にまとめられています。

ぽちぽちファンディング,ファンド画面

[出典:ぽちぽちファンディング]

 

「プロジェクト概要」では、運用スケジュールやプロジェクト詳細がまとめられています。

「物件情報」では、物件の概要がまとめられています。

「運用情報」では、運用状況や運用結果がまとめられています。

 

また、ぽちぽちファンディングでは、途中解約が可能です。

「どうしてもお金が必要になった」という場合には、解約して換金することができます。2020.11.19時点、解約手数料は無料ですが、今後変更される場合があります。

他社の不動産クラウドファンディングでは、原則途中解約はできないため、これはぽちぽちファンディングの大きな特長です。

 

東京都内の優良物件ファンドをラインナップ

運営会社アイディは、城南エリア(東京都港区、品川区、目黒区、大田区)を中心に投資用不動産(アパート・マンション)の建築・販売を行っています。

用地仕入れから販売、管理までワンストップで行い、自社でも多数の物件を保有・運営しています。

これらのノウハウを活かし、ぽちぽちファンディングでも、東京都内の物件を中心にファンドがラインナップされています。

 

優先劣後出資方式で、元本割れリスクを低減

ぽちぽちファンディングは、元本割れリスクの低減のため、優先劣後出資方式を採用しています。

簡単に言うと、得られた利益があなたに優先的に配分される仕組みです。

ぽちぽちファンディングでは、ファンド出資時に、あなた(優先出資者)と運営会社(劣後出資者)の両者からお金を集めています。

これにより、仮に物件の売却価格が、想定価格を下回っても元本割れしにくい体制が整っています。

元本割れがどのような場合に起きるのかは、「不動産クラウドファンディングぽちぽちファンディングの元本割れリスクを解説」で詳しく解説していますので、ご覧になってください。

 

 

ぽちぽちファンディングの利回り分析

2021.9.14時点では、7ファンドの募集がありました(募集中、予定も含む)。

利回り分布をわかりやすいように可視化しました。

横軸に運用期間(日)、縦軸に想定利回り(%/年)をプロットしています。

ぽちぽちファンディング,利回り分析


各ファンドについて、運用期間(日)、想定利回り(%/年)、最低投資額である1万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。

 

ファンド名 運用期間(日) 利回り(%) 1万円投資時(円)
ぽちぽちFUNDING7号 169 5.0 231
ぽちぽちFUNDING6号 194 5.0 265
ぽちぽちFUNDING5号 195 5.0 267
ぽちぽちFUNDING4号 199 5.0 272
ぽちぽちFUNDING3号 168 5.0 230
ぽちぽちFUNDING2号 181 5.0 247
ぽちぽちFUNDING1号 91 5.5 137
min. 91 5.0 137
max. 199 5.5 272

※小数点以下、切り捨てで算出

 

ぽちぽちファンディングのファンドでは、運用期間91日(約3ヶ月)~199日(約7ヶ月)、想定利回り5.0%~5.5%、想定配当金137円~272円に期待できます。 

元本保証ではありませんが、預金金利が0.01%の現代と比較すると、得られるリターンはかなり大きいです。

 

 

まとめ 

ぽちぽちファンディングは、1万円と少額から好立地物件に投資でき、想定利回りの配当金に期待できる不動産クラウドファンディングサービスです。

不動産クラウドファンディングには、株式や債券と異なり相場がなく、日々の価格変動を追って、ハラハラする必要はありません。

そのため、相場に影響されにくい投資をしたい方には、ぽちぽちファンディングが最適です。

また、株式や債券を保有していて、ポートフォリオの拡大や分散のために、想定利回りが決まっている、ぽちぽちファンディングを利用しても良いでしょう。

 

ぽちぽちファンディングを利用するか否かの参考になれば、幸いです。

その他、ぽちぽちファンディングに関するトピックは、「不動産クラウドファンディング ぽちぽちファンディングの資産運用ガイド」でまとめていますので、ご覧ください。

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