つみたてNISA対象の全世界株式インデックスファンドの選び方!MSCIとFTSEのどちらが良い?低コストでオススメなのは?



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こんにちは。つみたてNISAでインデックス投資を始めようとしています。「全世界株式ファンドが良いって聞くけど、どうなの?」、「中でも、eMAXIS Slimが良いって聞くけど、どうなの?」「全世界株式ファンドならどれが良いの?」と迷っていませんか。

そんなあなたのために、つみたてNISAで全世界株式に投資するなら、どのファンドがオススメか?、またどういう基準で選べば良いのか?についてまとめています。

 

本ページでは、先進国株式ファンドとバランス型ファンド以外で、世界分散しているファンドを全世界株式ファンドとして分類しています。

先進国株式ファンドについては、下記の記事を参照してください。

>>本当にeMAXIS Slimが最適?つみたてNISA対象の先進国株式インデックスファンドは、どれが低コストでオススメ?

 

 

全世界株式ファンドでよく使われているベンチマークは?

日本株式ファンドでは、「日経平均株価」や「TOPIX」がベンチマークとして使われていますよね。また、先進国株式ファンドでは「MSCIコクサイ」、米国株式ファンドでは「S&P500」や「NYダウ」が使われています。

全世界株式のファンドでは、次の3つをおさえておきましょう。

  1. MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本/含む日本)
  2. FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
  3. 合成ベンチマーク

 

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)とは、モルガンスタンレー社が提供する株価指数で、除く日本or含む日本の2通りで、先進国と新興国の大型株と中型株で構成されます。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは、FTSE社が提供する株価指数で、日本を含む、先進国と新興国の大型株~小型株、約8000銘柄で構成されます。[2019.6時点]

FTSEとMSCI ACWIとの違いは、小型株を含むかどうかです。分散性という観点からすると、FTSEの方が高いです。

合成ベンチマークとは、複数のベンチマークを一定比率で組み合わせたものです。例えば、MSCIコクサイに33.3%、TOPIXに33.3%、MSCIエマージング(新興国)に33.3%といった具合です。

バランス型ファンドも合成ベンチマークで運用されるファンドの代表格です。各ファンドによって様々です。

 

全世界株式インデックスファンドは、どういう基準で選べばよいか。

本ページでは、つみたてNISA対象の全世界株式インデックスファンドを抽出しています。11本のファンドがあります。[2019.10.28時点]

全世界株式インデックスファンドの比較で、見るべきポイントは次の4つです。

  1. 投資方針
  2. コスト
  3. リターン
  4. 純資産

 

最も重要なのが投資方針です。インデックスファンドの場合は、ベンチマークが投資方針ですので、あなたが投資したいベンチーマークがどれかを選びましょう。選ぶ視点としては、日本を入れたいか、小型株まで投資したいかです。

次に、同一ベンチマーク内での比較には、手数料(信託報酬、信託財産留保額)が大切です。手数料には購入時手数料もありますが、つみたてNISAは全て0円のため、比較項目から除外しています。

リターンと純資産は、あくまで過去から現在までの結果ですので、参考程度で比較しましょう。

各ベンチマークで分類したファンド一覧は、次の通りです。

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MSCI除く日本において、「eMAXIS Slim全世界株式」と「eMAXIS全世界株式」は、同じファンドです。前者eMAXIS Slimの方が手数料が安いため、Slimの付いていないeMAXISは、以降比較から除外します。

 

MSCIオール・カントリー・インデックスファンドの比較

日本も含めて投資したい場合は、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)一択です。信託報酬は0.132%で、純資産が81.02億円です。[2019.10.28時点]

除く日本のファンドの手数料と純資産の比較は、次の通りです。

ファンド名 信託報酬 信託財産
留保額
純資産
(億円)
eMAXIS Slim全世界株式
(除く日本)
0.132% 0 94.31
三井住友・DCつみたてNISA・
全海外株インデックスファンド
0.275% 0 190.11
野村つみたて外国株投信 0.209% 0 107.25
たわらノーロード
全世界株式
0.132% 0 1.39
SSGA-全世界株式
インデックス・ファンド
0.528% 0.30% 12.91

 

この中で購入するのであれば、信託報酬が最も低い以下2つをオススメします。

  • eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
  • たわらノーロード全世界株式

参考までに、上記2つとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のトータルリターンを比較します。まだ、設立し間もないファンドで、情報が少ないです。

ファンド名 6ヶ月 1年
eMAXIS Slim全世界株式
(オール・カントリー)
1.22% ---
eMAXIS Slim全世界株式
(除く日本)
1.06% -3.61%
たわらノーロード全世界株式 --- ---

 

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスファンドの比較

2つファンドの手数料と純資産の比較は、次の通りです。

ファンド名 信託報酬 信託財産
留保額
純資産
(億円)
楽天・全世界株式 0.222% 0 283.46
SBI・全世界株式 0.110% 0 39.36

 

手数料はSBI・全世界株式の方が安いです。しかし、純資産に大きな差があります。この点について、補足しておきます。

楽天・全世界株式は、別名が楽天・バンガード・ファンドと言われており、低コストで人気のバンガード社のETFを購入し、ベンチマークに連動するように運用されています。認知度の差で、こちらが人気なんだと推測しています。

トータルリターン(1年)に加え、標準偏差、ベータを比較してみましょう。

ファンド名 運用開始 リターン 標準偏差 ベータ
楽天・全世界株式 2017.9 -5.04% 20.01% 0.83
SBI・全世界株式  2017.12 -5.17% 20.00% 0.83

 

リターンは、0.13%のみ楽天・全世界株式が高かったです。標準偏差は、リターンのばらつきを示します。両者にほぼ差はありませんでした。ベータは、ベンチマークへの連動具合を示します。こちらも両者に差はありませんでした。 

また、設立してから間もないので、リターンではどのくらい差が出てくるか、楽天・全世界株式の信託報酬の引き下げがあるかも、今後を見ないとわかりません。どちらを選ぶかは、好みで良いと思います。

 

合成ベンチマークファンドの比較

2つファンドの手数料と純資産の比較は、次の通りです。

ファンド名 信託報酬 信託財産留保額 純資産
(億円)
eMAXIS Slim全世界株式
(3地域均等型)
0.132% 0 12.81
ニッセイ・インデックス
パッケージ(内外・株式)
0.356% 0 1.37

 

両者の資産配分は同じで、以下の通りです。

  • TOPIX:33.3%
  • MSCIコクサイ:33.3%
  • MSCIエマージング:33.3% 

全く同じですので、信託報酬が低いeMAXIS Slimの方が有利です。

参考までに、上記2つのトータルリターンを比較します。こちらも信託報酬が低い分、eMAXIS Slimのリターンの方が高かったです。

ファンド名 6ヶ月 1年
eMAXIS Slim全世界株式
(3地域均等型)
-0.74% -6.84%
ニッセイ・インデックス
パッケージ(内外・株式)
-0.98% -7.40%

 

 

MSCIとFTSEのどちらの方がよいのか?

以下3つのファンドのリターンと、リターンのばらつきを見る標準偏差を比較してみましょう。

ファンド名 6ヶ月 1年 標準偏差
eMAXIS Slim全世界株式
(オール・カントリー)
1.22% --- ---
eMAXIS Slim全世界株式
(除く日本)
1.06% -3.61% 20.60%
SBI・全世界株式 0.41% -5.17% 20.00%

 

1年のリターンでで比較すると、SBI・全世界株式(FTSE)よりも、eMAXIS Slim(MSCI)の方が高かったです。過去1年では、小型株のリターンがやや低かったためと考えられます。標準偏差は、FTSEの方がやや小さかったです。

現時点では、顕著な差は見られませんでした。

再度まとめますと、全世界株式に投資する場合、MSCI、FTSE、合成ベンチマークの3種類があります。MSCIには日本を含むor除くがあり、FTSEは日本を含みます。

以上を念頭におき、ぜひ、全世界株式インデックスファンドに投資しようと考えている人は、検討してみましょう!

 

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