投資上級者の方は「つみたてNISAでも株価が安いときに、一括投資したいな」という気持ちがあるのではないでしょうか。
初級者の方は、「えっ、そもそも、つみたてNISAで一括投資できるの?」と思われるかもしれません。
実はボーナス設定をうまく利用すれば、一括投資できるんです。つみたてNISAの上限が、「年」40万円までと設定されているわけがそこにあるんです。
つみたてNISAで一括投資したいあなたのため、利用者の多い楽天証券とSBI証券で、つみたてNISAで一括購入する方法を解説します。
どんな場合に一括投資したい?
「がっつり相場が落ちているときに投資したい」と上級者は思うのではないでしょうか。
2018年は株価が全体的に下落しました。2019年1月時点は低迷していました。そのため、投資信託も2018年1月よりは基準価額がだいぶ落ちています。
「基準価額が低い=その投資信託が割安」かどうかは、投資信託が保有している株式を見ないとわかりません。しかしながら、どの投資信託でも全体的に下がっているのは間違いありません。
例えば、レオスキャピタルワークス「ひふみプラス」を見てみましょう。
下記は2018.1.9~2019.1.7までの基準価額の推移です。
[出典:SBI証券]
基準価額は、最高値44,454円(2018.1.23)から33,669円(2019.1.7)まで、-10,785円、最高値から-24.2%も下がっています。
2018年からひふみプラスを積立していた方は、結構マイナスになってしまったはず。
今後も積立を継続すれば良いと思いますが、「今年は1月が相場の底だ!」と予想できる人がいたら、「一括投資したいだろうな、でもやり方がわからないのでは?」と思いその方法をまとめています。
楽天証券での設定方法
1.一旦、既存の積立設定を解除します。
2.積立投資したい投資信託の画面を表示させます。「つみたてNISA積立注文」をクリック。
[出典:楽天証券]
3.すると、つみたて設定画面に移ります。引落口座はここでは証券口座にしています。
4.積立タイミングは「毎月」を選択肢、積立指定日は注文可能な日付を選びます。ここでは10日にしています。
5.楽天証券は設定がシビアに制御されているので、積立金額を最低金額の「100円」に設定します。「ボーナス設定」を「する」にして、設定金額に好きな金額を入れます。
上限を超えるとエラーになります。指定月はここでは「1月」としています。先の買付日の月と合わせます。
6.設定の確認ボタンを押して、エラーが出なければ発注可能です。
下記の設定では、2019.1.10に「300,100円」を一括購入する指示になります。
SBI証券での設定方法
1.一旦、既存の積立設定を解除します。
2.積立投資したい投資信託の画面を表示させます。「つみたてNISA買付」をクリック。
3.SBI証券は楽天証券ほどシビアに制御されていません。まず、コースは「毎月」を選択します。申込設定日は注文したい日(ここでは10日)を選択します。設定金額はここでは上限33,333円を入力しています。
ボーナス設定において、好きな金額を入力します。ボーナス日を先の申込設定日と合わせます。ここでは1月10日にしています。
4.取引パスワードを入力し、確認画面に移ります。ここでは、2019.1.10に「333,333円」一括購入する指示となります。
上記の例では、一度に30万円としましたが、様子を見ながら5万円ずつ一括購入するなど応用できます。
まとめ
つみたてNISAでも、ボーナス設定をうまく使うことで一括投資できます。
ただし、相場の上げ下げを誰も正確に予想することはできません。基本は、毎月積立や毎日積立など、「時間分散」と「金額分散」にをお勧めします。
ひふみプラスをつみたてNISAで一括投資した事例は、「【対処事例】ひふみプラスを積立、マイナスリターンだけど売った方が良い?」でまとめています。
ぜひ、一括投資するかの参考にしてください。
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