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【初版】FPが選ぶ!つみたてNISAで30代会社員にオススメのファンドはこの6本!



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こんにちは。2019年6月に老後2000万円足りない問題が報道され、つみたてnisaを始める人が増えました。つみたてNISAを始めるときに悩むのが、どのファンド(投資信託)を買えばよいかです。

つみたてNISAの対象商品は、インデックスファンド148本、アクティブファンド18本と多く悩みますよね。

この中から、30代会社員にオススメしたいファンドを6本に絞り込みました。

「どれにしようか迷ってる」、「自分の選び方で良いのか知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

30代としていますが、20~40代でも私の考えは同じです。

結論を先に述べると、次の通りです。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリ―)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • eMAXIS Slim 先進国株式
  • SBI・全世界株式インデックス(愛称:雪だるま)
  • EXE-iグローバル中小型株
  • セゾン・資産形成の達人

時代にあわせて、随時アップデートしていきます。

 

 

30代会社員は忙しいからこそ、資産形成は楽に!

30代会社員は男女問わず、忙しいですよね…。会社では中核の仕事を任されたり、上司への報告や、部下の育成で大忙しではないでしょうか。

また、結婚してお子様がいる方、特に共働きの家庭は日々忙殺されていることでしょう。でも、お金のことも真剣に考えているのが30代であると感じています。

忙しいからこそ伝えておきたいのが、「資産形成の勉強に時間をかけるな」です。

正直なところ、つみたてnisaでの資産形成の勉強に時間をかけても、あまり結果は変わりません。

よく、日本株式ファンド〇%、外国株式ファンド△%となど、ファンドを複数組み合わせて運用する人がいますが、リバランス(メンテナンス)が必要な場合があり、あまりオススメできません。

そのため、忙しい30代には1本で資産形成できるファンドをオススメします。

 

では、どういうファンドに投資すべきなのでしょうか。それは、国際分散投資型のファンドです。

国際分散投資とは、簡単にいうと「全世界の成長を取り入れる」ということです。 全世界と言っても、どこにどのくらいの比率で投資するかによって、将来のリターンは異なってきます。

何を基準に比率を選んだらよいでしょうか。答えは、「株式や債券の時価総額で決める」です。以下は、世界の株式の時価総額を割合にしたものです。

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米国が50%以上を占めているのに対し、日本はたった8%しかありません。自国バイアスという言葉があって、自国に投資しすぎる傾向があります。

米国人だったら良いんですよ。米国が時価総額の50%以上を占め、そのリターンを十分に得られるので。

しかし、日本人が、日本ばかり特に日本株式のインデックスファンドばかりに投資しても、リターンが十分に得られない可能性が高いということです。

そのため、この時価総額に応じた資産配分で投資することが最も中立的な投資と言われています。

 

もう一つ考えておきたいのが、株式100%のファンドにするか、株式と債券が組み合わせたファンドにするかです。

株式と債券の組み合わせで変わるのはリターンです。次に、国際分散型で1985年~2016年の割合別の年率リターン(平均、最小、最大)を示します。

株式 債券 平均 最小 最大
100% 0% 7.0% -51.6% 54.8%
70% 30% 6.7% -39.1% 43.4%
50% 50% 6.3% -30.8% 35.8%
30% 70% 5.7% -22.5% 28.1%
0% 100% 4.6% -13.1% 23.1%

 

例えば、株式100%のリターンは、平均で7.0%、最小で-51.6%、最大で54.8%です。株式50%・債券50%のリターンは、平均で6.3%、最小で-30.8%、最大で35.8%です。

一般に、株式の割合を上げるほどリターンが大きくなり、その分最小と最大の変動幅(リスク)は高くなります。

 

結論として、30代には株式だけのファンドをオススメします。理由は、次の3点です。

  1. 年金制度の変更に備え、大きめのリスク・リターンを取っておくべき
  2. 長い期間の投資でリスク分散できる
  3. やや債券市場が低迷している

 

公的年金制度が徐々に変わってきています。傾向としては、「支給額を増やすために、支給開始を遅らせましょう」です。

公的年金制度は、賦課方式(現役世代が引退世代を支える)が採用されています。日本は人口が減少しているため、どんどん働き世代、すなわち年金財源が減っていきます。国は制度の存続を第一に考えているため、色々と策を講じてきます。

もしあなたが35歳とすると、年金支給開始が65歳です。「もらえない」ということはないと願いたいですが、30年後の制度は全く想像できません。

そのため、できるだけ自力で資産形成しておきましょう。資産を十分に増やすためにも、期待リターンの大きい株式タイプを選びましょう。

 

つみたてnisaは、現行制度では20年間非課税で投資できます。長い期間積立投資できるため、金額分散に加え時間分散できます。よく言われているドルコスト平均法になるので、大きめのリスクの株式でも問題ないと考えています。

 

最後に、債券市場が低迷していることです。今債券に投資すべきかが問われています。現在、多くの先進国でマイナス金利が導入されています。例えば、ドイツ債券は-0.6%/年、日本債券は-0.2%/年です。[2019.9時点]

これらを組み入れているファンドは、もっているだけでマイナスリターンです。

また、今後5年間の債券リターンも-1.8%と、冷ややかな予測がされています。株式で得られるプラスリターンを債券のマイナスリターンで相殺してしまう恐れがあるため、現時点では株式100%をオススメしておきます。

今後5年の株式・債券市場の見通しと、ピクテ投信の4つの投資戦略

以上のことから、30代会社員の方には、国際分散型で株式100%をオススメします。 

 

 

オススメしたいファンドはこの6本

国際分散型で株式100%のうち、オススメできるファンドを6本に絞り込みました。それぞれについて、紹介していきます。

インデックスファンドに投資したいなら、この4本

インデックスファンドの選び方は、簡単です。

  1. 投資対象のベンチマークを決める
  2. その中で、最も低コストなファンドを選ぶ
  3. 同コストであれば、純資産が大きい方を選ぶ

国際分散型のベンチマークとして、主に「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」、「FTSEグローバル・オールキャップインデックス(GAI))」、「MSCIコクサイ・インデックス」があります。

まず、どのベンチマークに投資したいか決めましょう。

MSCI ACWIは、モルガンスタンレー社が提供する株価指数で、除く日本or含む日本の2通りで、先進国と新興国の大型株と中型株で構成されます。

MSCIコクサイ・インデックスは、上記から日本と新興国を除外したものです。

FTSE GAIとは、FTSE社が提供する株価指数で、日本を含む、先進国と新興国の大型株~小型株、約8000銘柄で構成されます。

 

ファンドのコストには、購入時手数料、信託報酬、信託財産留保額があります。つみたてnisa対象のファンドは購入時手数料が0なので、ここは比較除外して大丈夫です。

インデックスファンドは、ベンチマークに連動するように運用されるため、コストがあまりかかりません。すなわち、信託報酬と信託財産留保額が低いほど良いと言えます。

 

純資産はファンドの規模を表します。純資産があまりに小さいと、最悪のケース運用停止になる場合があるので、30億円以上を目安にすることをオススメします。

 

上記の条件かつ国際分散型で選び抜いたインデックスファンドが次の4本です。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリ―)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • eMAXIS Slim 先進国株式
  • SBI・全世界株式インデックス(愛称:雪だるま)

一つずつ見ていきましょう。

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリ―)

2018.10.31に設立したファンドです。ベンチマークは、MSCI ACWIで日本と新興国を含む全世界の株式に投資されます。

信託報酬は、0.11%(税込)です。信託財産留保額は0%です。

2019.12.27時点、基準価額は11,723円で、純資産は116.13億円と問題ないレベルです。

2019.11.30時点、月次資金流出入(購入する人>解約する人)も問題ありません。

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[出典:SBI証券]

参考までに、リターン、リスク(標準偏差)、シャープレシオも見ておきましょう。投資信託のリスクは、標準偏差で表されます。標準偏差は、リターンのばらつきを示します。小さいほど良いです。

シャープレシオは、リターン/リスクで計算されます。とったリスクに対して、どれだけリターンを上げられたかの指標です。大きいほど良いです。

  1年年率 設定来
リターン 10.61% 13.61%
標準偏差 18.33% ---
シャープレシオ 0.58 ---

 

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

2018.3.19に設立したファンドです。ベンチマークは、MSCI ACWI(除く日本)で日本を除く全世界の株式に投資されます。新興国は含めたいけど、日本には投資したくない人にオススメです。 

信託報酬は、0.11%(税込)です。信託財産留保額は0%です。

2019.12.27時点、基準価額は11,691円で、純資産は119.32億円と問題ないレベルです。

2019.11.30時点、月次資金流出入も問題ありません。

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[出典:SBI証券]

同じベンチマークのファンドとして、「たわらノーロード全世界株式」がありました。信託報酬が0.13%と、以前までのeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)と同じでしたが、eMAXIS Slimが値下げしました。

参考までに、リターン、リスク(標準偏差)、シャープレシオも見ておきましょう。

  1年年率 設定来
リターン 11.00% 13.20%
標準偏差 18.56% ---
シャープレシオ 0.59 ---

 

eMAXIS Slim 先進国株式

2017.2.27に設立したファンドです。ベンチマークは、MSCIコクサイ・インデックスで日本と新興国を除く先進国の株式に投資されます。日本も新興国にも投資したくない人にオススメです。 

信託報酬は、0.11%(税込)です。信託財産留保額は0%です。

2019.12.27時点、基準価額は13,319円で、純資産は749.40億円と問題ないレベルです。

2019.11.30時点、月次資金流出入も問題ありません。

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同じベンチマークのファンドとして、「ニッセイ外国株式インデックス」と「たわらノーロード先進国株式」があります。両者とも、eMAXIS Slim先進国株式と同じ信託報酬でした。

同じ信託報酬の場合、純資産を比較すると言いました。純資産はニッセイが最も大きかったです。しかしながら、eMAXIS Slimは「業界最低水準の低コストを目指し続ける」と宣言しているため、これから投資する人にはeMAXIS Slimをオススメします。

参考までに、リターン、リスク(標準偏差)、シャープレシオも見ておきましょう。

  1年年率 設定来
リターン 12.08% 29.46%
標準偏差 18.59% ---
シャープレシオ 0.65 ---

 

SBI・全世界株式インデックス(愛称:雪だるま)

2017.12.6に設立したファンドです。ベンチマークは、FTSE GAIで日本と新興国を含む全世界の株式に投資されます。

信託報酬は、0.11%(税込)です。信託財産留保額は0%です。

2019.12.27時点、基準価額は11,236円で、純資産は48.52億円と問題ないレベルです。

2019.11.30時点、月次資金流出入も問題ありません。

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[出典:SBI証券]

同じベンチマークのファンドとして、「楽天・全世界株式インデックス(愛称:楽天・バンガード・ファンド)」があります。SBI・全世界株式より純資産が326億円とこちらの方が人気です。

しかし、信託報酬は0.22%とSBI・全世界株式の約2倍高いです。そのため、インデックスファンドで有利に働くように低コストであるSBI・全世界株式を選択しました。

参考までに、リターン、リスク(標準偏差)、シャープレシオも見ておきましょう。

  1年年率 設定来
リターン 9.82% 9.12%
標準偏差 17.93% ---
シャープレシオ 0.55 ---

 

アクティブファンドに投資したいなら、この2本

アクティブファンドの選び方は、やや難しいです。次の4点を確認して選びましょう。

  1. 投資方針
  2. 適性なコスト
  3. 純資産が大きいか、資金流入が続いているか
  4. 3年年率でリターンが出ているか

アクティブファンドは、各ファンドで投資方針が異なります。その方針を読み、あなたの思想に合うものか確認しましょう。

アクティブファンドの信託報酬は、インデックスファンドと比較すると高めです。両者の土俵が異なるので、一概には比較できません。

しかし、アクティブファンドの中には、インデックス運用とあまり変わらないのに信託報酬が高い「アクティブもどき」があります。これらに惑わされないためにも、先の投資方針を確認し、そのコストが適性が見るのが大切です。

アクティブファンドでは、特に純資産の大きさが大切です。小さすぎると運用継続が困難になります。目安としては30億円、もしくは30億円に向けて順調に増えているファンドか確認しましょう。月次資金流出入額を参考にしましょう。

最後にリターンです。1年など短期間では本当に良いファンドかわかりません。少なくとも3年以上での年率リターンを確認しましょう。そのリターンが、あなたの希望するものかどうかを確認しましょう。

上記の条件かつ国際分散型で選び抜いたファンドは、次の2本です。

  • EXE-i グローバル中小型株式
  • セゾン・資産形成の達人

一つずつ見ていきましょう。

EXE-i グローバル中小型株式

2013.5.13に設立したファンドです。投資方針は、ETFを通じて、日本を含む世界の中小型株式へ投資します。基本ポートフォリオとして、米国中小型株に60%、それ以外の国の中小型株に40%とされています。

参考指標は、FTSEグローバル・スモールキャップ・インデックスとしています。

インデックスファンドにもあった、 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスのうち、大型株を除いた指標です。

大型株ではなく、中小型株中心に投資したい人にオススメです。

信託報酬は0.33%(税込)です。信託財産留保額は0%です。適性コストであると判断できます。

2019.12.27時点、基準価額は17,182円で、純資産は69.75億円と問題ないレベルです。

2019.11.30時点、月次資金流出入も問題ありません。

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[出典:SBI証券]

リターン、リスク(標準偏差)、シャープレシオも見ておきましょう。

  1年年率 3年年率 5年年率 設定来
リターン 6.36% 7.20% 4.76% 67.51%
標準偏差 21.45% 15.52% 17.09% ---
シャープ
レシオ
0.56 0.64 0.17  

 

3年年率で+7.20%としっかりと結果を出しているファンドです。5年年率で+4.76%でした。これを見て、「満足である」と思えれば投資しても良いでしょう。

 

セゾン・資産形成の達人

2007.3.15に設立したファンドです。投資方針は、投資対象ファンドを通じて世界の株式に幅広く分散投資します。ファンドが複数のファンドを購入するファンドオブファンズというスタイルをとっています。

冒頭で述べた株式の時価総額の割合に投資する、国際分散投資と同じ投資方針のファンドです。

信託報酬は最大1.55%(税込)です。信託財産留保額は0.1%です。外国のアクティブファンドを取り入れていることからすると、適性コストであると判断できます。

2019.12.27時点、基準価額は23,420円で、純資産は914.76億円と問題ないレベルです。

2019.11.30時点、月次資金流出入も問題ありません。

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[出典:SBI証券]

リターン、リスク(標準偏差)、シャープレシオも見ておきましょう。

  1年年率 3年年率 5年年率 設定来
リターン 10.31% 12.09% 7.59% 127.81%
標準偏差 19.56% 14.46% 16.07% ---
シャープ
レシオ
0.56 0.64 0.17 ---

 

コストは高めと思いがちかもしれませんが、3年年率で+12.09%としっかりと結果を出しているファンドです。5年年率で+7.59%でした。これを見て、「満足である」と思えれば投資しても良いでしょう。

以上がつみたてnisaで30代会社員にオススメのファンド6本です。ぜひ、あなたの資産形成にお役立てください。

 

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