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ネット不動産ファンディングとは?始める前に知って下さい!

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎Udemy認定講師

※本サイトでは広告を利用しています

ネット不動産クラウドファンディング,トピックス

こんにちは!ネット不動産ファンディングは、簡単に言えば、1万円からプロが選定した不動産に投資サービスです。

 

「ネット不動産ファンディングとはどんなサービス?」

「少額から、不動産投資で資産運用したい」

「相場に影響されにくい投資がしたい」

「ポートフォリオの拡大や分散先を考えている」

と思うなら、ネット不動産ファンディングを知っておいて損はありません。

 

そのようなあなたのために、ネット不動産ファンディングを始める前に必ず知っておきたいトピックスを1ページにまとめています。

 

 

 

1.ネット不動産ファンディングの運営会社

まず、ネット不動産ファンディングのサービス内容を理解する前に、運営会社について理解しておきましょう。

運営会社は、Maki Financiers Japan株式会社です。

2008年1月に設立され、以下の事業を営んでいます。

  • 賃料収入事業
  • ホテル事業
  • 不動産事業

 

運営会社で見るべきポイントは、信用性を担保するため、顔と名前がきちんと掲載されていることです。

責任を果たすという表れでもあります。

ネット不動産ファンディングでは、運営会社HPに、代表取締役社長の眞木 昭司 氏のお名前はありましたが、お写真はありませんでした。

 

また、運営会社の財務状況も確認しておきたいところです。

ただし、非上場企業の場合は、開示されていない場合も多いです。その場合は、サービスの運営状況や実績を確認しましょう。

ネット不動産ファンディングでは、残念ながらHP上で財務状況を確認できませんでした。

 

サービス実績では、後述するファンド募集到達率を踏まえて、現時点では、ネット不動産ファンディングを利用しても問題ないと考えています。

 

 

2.ネット不動産ファンディングの3つの特徴

ここからネット不動産ファンディングのサービスを深堀していきます。

ネット不動産ファンディングは、不動産クラウドファンディングというサービスです。

「不動産クラウドファンディング」とは、インターネットを通じて投資家から資金を集め、集めた資金をもとに不動産運用を行い、運用益や売買差益を投資家に分配する仕組みです。

元本保証ではありません。

ネット不動産クラウドファンディング,投資の流れ

[出典:ネット不動産ファンディング

 

ネット不動産ファンディングの特徴は、以下3点です。

  1. 1万円と少額から投資可能
  2. 需要の高い東京都内23区の不動産ファンドをラインナップ
  3. 優先劣後出資方式で、元本割れリスクを低減

 

1万円と少額から投資可能

「不動産投資するには、大金が必要なんでしょ」と思われる方が多いですよね。

いいえ、ネット不動産ファンディングでは1口1万円と少額から不動産投資が可能です。

 

また、ネット不動産ファンディングでは、不動産投資の手間もかかりません。

通常の不動産投資では、物件調査、書類申請、物件メンテナンスなど多くの手間がかかります。

ネット不動産ファンディングでは、その点を運営会社が実施しているため、あなたはインターネット上で物件を選ぶだけで面倒なく投資できます。

 

以下は、ファンドの詳細画面です。

物件情報も丁寧にまとめられています。

ネット不動産ファンディング,ファンド画面

 

「プロジェクト概要」では、プロジェクト概要がまとめられています。

「物件概要」では、投資対象の物件情報がまとめられています。

「投資スキーム」では、投資の流れがまとめられています。

「リスク」では、不動産投資の一般的なリスクがまとめられています。

「シミュレーション」、「投資家限定情報」は、会員登録すると閲覧できます。

 

需要の高い東京都内23区の不動産ファンドをラインナップ

ネット不動産ファンディングでは、東京都港区、千代田区、文京区など、ここ数年で大きく地価が上がっている都心地域をメインターゲットに物件取得を行っています。

価格高騰に対して需要も年々拡大しているため、これらを運用し、確実に収益が得れるように計画されているものがファンド化されています。

 

優先劣後出資方式で、元本割れリスクを低減

ネット不動産ファンディングは、元本割れリスクの低減のため、優先劣後出資方式を採用しています。

ネット不動産ファンディング,優先劣後出資方式

 

簡単に言うと、ファンド出資時に、あなた(優先出資者)と運営会社等(劣後出資者)の両者からお金を集め、収益分配や元本償還に優先順位をつける仕組みです。

劣後出資者が売却損を先に負担することになるので、仮に物件の売却価格が想定価格を下回っても、優先出資は元本割れしにくいことになります。

過去ファンドでは、劣後出資割合は20.0%~28.5%、中央値は24.3%となっていました。

ファンド名 優先出資割合 劣後出資割合
第2号 湯島御徒町ホテルプロジェクト 80.0% 20.0%
第1号 広尾駅前事業用賃貸ビルP 71.5% 28.5%
最小値 71.5% 20.0%
最大値 80.0% 28.5%
中央値 75.8% 24.3%
平均値 75.8% 24.3%

 

 

3.ネット不動産ファンディングのファンドの利回り分析及び配当分析

あなたが一番気になっているのは、ファンドの利回りと配当ではないでしょうか。

現時点、2ファンドの募集がありました。

わかりやすいように、横軸に想定運用期間(ヶ月)、縦軸に想定利回り(%/年)を分布図にしています。

想定運用期間は6ヶ月、想定利回り6.0%~10.0%で、中央値は6.0ヶ月で8.0%です。

安定性が高い日経平均採用銘柄のうち、最も予想利回りが高いJFEホールディングス(証券コード:5411)でも4.69%です。[2024.7.12時点]

その点を考慮すると、ネット不動産ファンディングの想定利回りは高いと言えます。

ネット不動産ファンディング,利回り分析

 

各ファンドについて、最小投資額である1万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。

ネット不動産ファンディングでは、1万円投資時に、想定配当金300~500円が期待できるようです。

ファンド名 想定運用期間(ヶ月) 想定利回り(%) 配当金(円)*
第2号 湯島御徒町ホテルプロジェクト(2025年4月募集開始) 6 10.0 500
第1号 広尾駅前事業用賃貸ビルP 6 6.0 300
最小値 6 6.0 300
最大値 6 10.0 500
中央値 6.0 8.0 ---
平均値 6.0 8.0 ---

*配当金は1万円投資時で、小数点以下、切り捨てで算出。

 

 

4.ネット不動産ファンディングの評判

ネット不動産ファンディングを使うか検討しているなら、評判が気になりますよね。

しかし、ネット検索で出てくるのは、個人の見解に基づく主観的な評判が多いです。

そこで、私は客観的な評判を分析するために、「ファンド募集到達率」を用いています。

「ファンド募集到達率」は、私が独自に定義した用語で、募集金額に対する応募金額の割合を指します。

この数値が、不動産クラウドファンディングの評判(人気度)を客観的に判断できるため、最も重要な指標と考えています。

 

過去ファンドでは、募集金額5,000万円に対して、ファンド募集到達率は100%でした。まだ、1ファンドだけなので、今後の募集状況を見ていきましょう。

ファンド名 募集金額(万円) 応募金額(万円) 募集到達率
第1号 広尾駅前事業用賃貸ビルP 5,000 5,000 100%
最小 5,000 5,000 100%
最大 5,000 5,000 100%

 

 

5.ネット不動産ファンディングの会員登録と手数料

ネット不動産ファンディングでは、以下の手数料がかかりません。

  • 会員登録費用
  • 投資口座費用

 

かかるのは出資金の振込手数料と、投資口座からのあなたの銀行口座への出金手数料です。

ただし、出金元の銀行がGMOあおぞらネット銀行のため、あなたも同銀行口座をお持ちの場合は手数料が無料になるのでおすすめです。

詳しい会員登録方法は、「最新キャンペーン!ネット不動産ファンディングの会員登録方法」をご覧ください。

 

 

6.ネット不動産ファンディングのポイントサイト及びキャンペーン

ネット不動産ファンディングのポイントサイト

ポイ活でお得に始めたいと思いますよね。

残念ながら、現時点ではポイントサイト経由の特典はありませんでした。

 

ネット不動産ファンディングのキャンペーン

ネット不動産ファンディングでは、過去にキャンペーンは実施されていませんでした。

最新キャンペーンがあれば、「最新キャンペーン!ネット不動産ファンディングの会員登録方法」でまとめていますので、ご確認ください。

 

 

7.ネット不動産ファンディングの配当金の確定申告

ネット不動産ファンディングの配当金(分配金)は、「雑所得」となり、総合課税扱いとなります。

分配金から20.42%(所得税+復興特別所得税)の源泉徴収をした後、登録されている取引口座に振込されます。

源泉分離課税ではないため、原則ご自身で確定申告が必要です。

ただし、給与所得を1ヵ所から受けていて、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円以下の方は、確定申告は不要です。

確定申告時には、会社名、会社住所、支払金額、源泉徴収額が必要です。

支払調書は、毎年1月~2月中旬に発行されます。マイページにログイン後「各種書類」ページでダウンロードすることができます。

 

 

8.その他気になること

Q1.ネット不動産ファンディングのファンドの組成(募集)頻度は?

3.5ヶ月に1件程度です。

募集年月 件数
2024年10月 1
2025年4月 1

 

 

まとめ

ネット不動産ファンディングは、少額から不動産に投資でき、想定利回りの配当金が期待できる不動産クラウドファンディングサービスです。

不動産クラウドファンディングには、株式や債券と異なり相場がなく、日々の価格変動を追って、ハラハラする必要はありません。

そのため、相場に影響されにくい投資をしたい方には、ネット不動産ファンディングはおすすめです。

また、株式や債券を保有していて、ポートフォリオの拡大や分散を検討されている方もネット不動産ファンディングを利用してみてはいかがでしょうか。

ネット不動産ファンディングを利用するか否かの参考になれば、幸いです。

さらに詳しい情報は、公式ページをご覧ください。

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