こんにちは、永松です。6.22から米国株配当投資を始め、以前より配当投資に詳しくなりました。(参考:2020年7月度米国株レポート|バイオ銘柄を購入し、19銘柄のポートフォリオに)
米国株で得た知識を、「日本株でも活かしてみたい」と思い、2020年6月末から、日本株の配当投資を本格的に始めました。
毎月、ポートフォリオ、トータルリターン、配当実績を記録していきます。
「日本株配当投資では、どれくらいのリスクやリターンがあるのか知りたい」という方の参考になれば、幸いです。
2020年10月度の主要指数の振り返り
2020.10.1~10.30において、日本株の主要指数は、次の通りでした。
参考値として、米国株のNYダウ、ナスダック、S&P500も記載しています。
指数 | 10月1日 | 10月30日 | リターン |
日経平均* | 23029.90 | 22977.13 | -0.23% |
TOPIX* | 1609.22 | 1579.33 | -1.86% |
NYダウ | 27816.90 | 26501.60 | -4.73% |
ナスダック | 11326.51 | 10911.59 | -3.66% |
S&P500 | 3380.80 | 3269.96 | -3.28% |
*:10.1に日本証券取引所のシステム障害があり、取引停止になったため、月初のデータは10.2のデータを記載しています。
日経平均及びTOPIXは、小幅なマイナスリターンでした。
一方、米国株指数は、9月は大幅な下落しましたが、10月も-4.73%~-3.28%と下落しました。
世界的にはまだまだ新型コロナ感染症の拡大が続いています。また、米国大統領選も控えており、株価が不安定な状況が続いています。
一方、日本では感染症は抑え込まれつつあり、少しずつではありますが経済の回復の道筋も見えてきました。
しかしながら、冬になるにつれ、インフルエンザとの同時流行も懸念されているため、先行き不透明感は続くと思われます。
2020年10月度のポートフォリオ・リターン・配当実績
私の投資方針は、「高配当銘柄に分散投資し、配当金を再投資し複利成長させる」です。長期保有にこだわらず、より良い銘柄を見つければ、乗り換えします。
まずは、初期投資10万円程度から始めることにしました。
取引は、1株単位で株式が取引できる、SBIネオモバイル証券を利用しています。
ネオモバイル証券は、月50万円までの売買なら月額200円(税別)で利用できます。Tポイントが毎月200pt還元されるので、実質税分20円で取引し放題です。
また、Tポイントは、株式の購入に無駄なく利用できるので、気に入っています。
10月度のポートフォリオは、高配当銘柄になったSANKYOを追加
ポートフォリオは、マネックス証券のスクリーニングで、配当利回り4.5%以上で株式を抽出後、個別銘柄の業績、配当実績、配当性向(当期利益ベース、フリーキャッシュフローベース)を分析して選別しています。
9月は、次の9銘柄に投資していました。詳しくは、「2020年9月度日本株レポート|スカラは配当に加え、値上げ益にも期待できる?」でまとめています。
10月は、株価が下落したら購入しようと思っていた、SANKYO(6417)をポートフォリオに追加しました。
SANKYOは、パチンコ・パチスロ機等の遊技機を販売する会社です。
配当は年150円の固定金額が続いていました。
次のチャートは、過去1年の株価推移です。[2020.10.30時点]
[出典:SBIネオモバ証券]
新型コロナ感染症拡大前は、3500円~4000円前後で推移していました。この時の想定配当利回りは、3.75%~4.28%と計算されます。
悪くない利回りですが、「今すぐに投資したい」と判断するには至りませんでした。
コロナショックが起こり、株価が3000円を切るほど大きく下落しました。
その後、日本株が回復する中、SANKYOはいまだ元の水準に戻っていません。新型コロナの影響で、パチンコ・パチスロ店の休業が相次いだことが、大きな痛手になっていました。
最も低かった株価は、7.9の2593円です。この時の想定利回りは、5.78%と計算されます。株価下落に伴い、魅力的な配当利回りになりました。
2020年1Q(4-6月)の決算において、予想配当が未定であったので、減配も考えられたので、投資するか検討中でした。
その後、配当は150円支払うとなったので、メンバーに迎えても良いと判断しました。
あとはできるだけ、低い株価で購入する必要がありました。
理想的には2500円で、配当利回り6.0%です。しかしながら、そこまでは下がりそうもないと思い、2676円で購入しました。
株価上昇は難しいかもしれませんが、安定的な配当を目的とした投資には適していると考えてます。
詳しい配当分析は、「SANKYOは、配当株投資の候補銘柄として有りか無しか?」を参考にしてください。
その他の各銘柄の保有理由は、下記の記事を参考にしてください。
・ポーラオルビスHDは、配当株投資の候補銘柄として有りか無しか?
・アサヒホールディングスは、配当株投資の候補銘柄として有りか無しか?
・伊藤忠エネクスは、配当株投資の候補銘柄として有りか無しか?
・三井住友フィナンシャルグループは、配当株投資の候補銘柄として有りか無しか?
10月度のリターンは+7.57%
10.30時点、買付総額133,893円に対し、評価額で144,023円で、+10,103円で割合にすると+7.57%でした。
リターン内訳は、次の通りでした。
銘柄 | 買付額 | 評価額 | リターン |
デンカ | 12,975 | 16,000 | 23.31% |
スカラ | 10,950 | 13,425 | 22.60% |
ポーラオルビスHD | 20,850 | 20,580 | -1.29% |
アサヒHD | 14,160 | 16,975 | 19.88% |
藤商事 | 17,525 | 18,050 | 3.00% |
SANKYO | 13,380 | 13,290 | -0.67% |
兼松 | 8,197 | 8,638 | 5.38% |
伊藤忠エネクス | 12,855 | 14,655 | 14.00% |
あおぞら銀行 | 5,127 | 5,124 | -0.06% |
三井住友F | 17,874 | 17,286 | -3.29% |
合計金額 | 133,893 | 144,023 | 7.57% |
10銘柄のうち、6銘柄が3.00%~23.31%とプラスリターン、4銘柄が-3.29%~-0.06%とマイナスリターンでした。
10月中旬までは含み益が大きかったですが、月末に米国のあおりを受けて、株価が下落しプラスリターンはやや少なくなりました。
アサヒホールディングスからの配当が確定
保有していたアサヒホールディングスの中間配当(9.30分)が確定しました。1株あたり80円支払われます。支払いは11.20です。
配当累計額は、次の通りです。
10月までの配当累計額は、9月と変わらず280円です。
年間配当予想額と、私の平均取得単価における配当利回りは、次の通りです。
銘柄 | 配当予想額 (円) |
平均取得単価 (円) |
配当利回り |
デンカ | 未開示 | 2595 | --- |
スカラ | 32 | 730 | 4.38% |
ポーラオルビスHD | 80 | 2085 | 3.84% |
アサヒHD | 160 | 2832 | 5.65% |
藤商事 | 50 | 701 | 7.13% |
SANKYO | 150 | 2676 | 5.61% |
兼松 | 60 | 1171 | 5.12% |
伊藤忠エネクス | 44 | 857 | 5.13% |
あおぞら銀行 | 122 | 1709 | 7.14% |
三井住友F | 190 | 2979 | 6.38% |
配当利回りは、3.84%~7.14%と予想されます。ポーラオルビスHDは、取得単価が高く、配当利回りが低めです。
9.30時点、デンカの配当予想額は、中間配当は60円、期末配当は未定です。
今後の方針
デンカは、期末配当予想が未定のため、11月に発表予定の決算短信には注意しています。配当停止になった場合は、売却を検討します。
その他の銘柄は、今のところ見通しに問題ないので、経過を観察します。
10月末に株価が下落し始めました。11月は大幅な下落局面があれば、積極的に買い増しを予定しています。
その他、新規銘柄の配当分析も行っていく予定です。
レポートは月1回ですが、ツイッターでは最新ポートフォリオをつぶやいています。よろしければ、ご覧ください。
#日本株 🍣配当投資に新メンバー”SANKYO”さんを追加✨
— 永松🦸♂️@投資ブロガー🗽🍣 (@nisaschool) 2020年10月16日
10/16終値ベースの配当利回りは、5.61%。
配当額はずっと1株150円が続く傾向があるので、株価が下落したときに買うのが良い。
2500円以下を待っていたけども、中々下がらないので、この辺でひとまずIN🦸♂️
この10メンバーで様子を見ようっと。 pic.twitter.com/bCSG5VxmTp
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