こんにちは。株式会社グローバルインフォメーション(銘柄コード:4171)が、2020.12.24にJASDAQに上場が決まりました。
グローバルインフォメーションのIPO抽選に申込したいという方のため、IPOの基本情報、狙い目証券会社、初値分析をまとめています。
- 更新履歴
- グローバルインフォメーションとはどんな会社?
- グローバルインフォメーションのIPOスケジュール
- グローバルインフォメーションのIPO当選は、どこの証券会社が狙い目?
- グローバルインフォメーションの初値分析
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更新履歴
- 初値分析を追記しました。[2020.12.27]
グローバルインフォメーションとはどんな会社?
グローバルインフォメーションは、市場調査報告書、年間契約型情報サービス、委託調査、国際会議・展示会を運営する会社です。
調査分野は、通信/IT、医療機器、医薬品、マテリアル、インフラ、航空。宇宙等、非常に多岐に渡っています。
WEBサイトでは、2020.11.19時点、9万点以上のレポートが収載されています。日本語だけでなく、韓国語、中国語、英語の言語にも対応しています。
国際会議・展示会とは、参加者を募集する事業です。イベントの英語版WEBページを日本語、韓国語、中国語に翻訳して提供し、顧客が必要な情報を容易に入手できるようにされています。
また、申込やお問い合わせの窓口にもなってくれ、顧客は自国の言語でやり取りできます。
2020.12期より、オンライン開催の会議・展示会にも対応しているようです。
目論見書によると、直近3年の業績推移は次の通りでした。
売上高は、非常に安定していました。2019.12期は、対前年比で-2.2%と少し減少しました。
当期利益は、2018.12期では減少するも、2019.12期は増加しつつあります。
決算期 | 売上高 | 経常利益 | 当期利益 |
2017.12 | 2,218,574 | 344,086 | 250,528 |
2018.12 | 2,363,832 | 321,376 | 219,606 |
2019.12 | 2,309,627 | 342,528 | 229,138 |
※単位:千円
また、キャッシュフロー(CF)は次の通りでした。
営業CFは、2019.12期では対前年比で+28.7%と大きく増加しています。フリーCFも増加しています。
現金・現金等価物は、2019.12期では対前年比で+35.0%と大きく増加しています。
フリーCFを見る理由に関心がある方は、「松井証券は、配当株投資の候補銘柄として有りか無しか?」の配当性向(当期利益・フリーCFベース)の項を参考ください。
決算期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | 現金・現金等価物 | フリーCF |
2017.12 | --- | --- | --- | --- | --- |
2018.12 | 218,715 | 49,897 | -203,186 | 921,303 | 268,612 |
2019.12 | 281,649 | 137,818 | -79,270 | 1,243,776 | 419,467 |
※単位:千円
グローバルインフォメーションのIPOスケジュール
各スケジュールは、次の通りです。
- 上場日:2020.12.24
- IPO抽選申込期間:2020.12.7~12.11
- IPO抽選日:2020.12.14
- 購入申込期間:2020.12.16~12.21
グローバルインフォメーションのIPO当選は、どこの証券会社が狙い目?
グローバルインフォメーションのIPOでは、次の3通りの株式募集があります。[2020.11.23時点]
- 公募:125,000株[当選本数:1,250本]
- 売出し(引受人の買取引受):375,000株[3,750本]
- 売出し(オーバーアロットメント;OA):75,000株[750本]
公募は、上場時に新規に発行される株式です。
売出し(引受人の買取引受)は、既存株主から証券会社が株式を買い取り、投資家に売出される株式です。
売出し(OA)は、事前に予想していた需要を超えて投資家が申込した場合に、追加で売出される株式です。
当選本数は、合計5750本とやや当たりにくそうです。
抽選申込可能な証券会社の内訳は、次の通りです。
種別 | 証券会社 | 割当株数 | 当選本数 |
公募 | エイチ・エス | 55,000 | 550 |
みずほ | 25,000 | 250 | |
SBI | 25,000 | 250 | |
岡三 | 5,000 | 50 | |
マネックス | 5,000 | 50 | |
松井 | 5,000 | 50 | |
楽天 | 5,000 | 50 | |
売出し(買取引受) | エイチ・エス | 375,000 | 3,750 |
売出し(OA) | エイチ・エス | 75,000 | 750 |
公募、売出し(買取引受)及び売出し(OA)5050本の当選がある、エイチ・エス証券が狙い目かと思われます。
グローバルインフォメーションの初値分析
株価が割安か割高かに判断するために、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)を用います。
PERは株価÷EPS(1株あたりの当期純利益)、PBRは株価÷BPS(1株あたりの純資産)で算出されます。
グローバルインフォメーションの直近のEPSとBPSは次の通りでした。[2020.11.23時点]
決算期 | EPS | BPS |
2017.12 | 100211.26 | 278605.20 |
2018.12 | 87.84 | 316.06 |
2019.12 | 91.66 | 399.37 |
発行済み株式数が、2017.12期は2,500株、2018.12期は250,000株、2019.12期は2,500,000株となっています。
グローバルインフォメーションの初値分析では、次のことを抑えておきましょう。
- 想定発行価格:1200円(1110円~1210円)
- 想定発行価格におけるPER*:13.09倍
- 想定発行価格におけるPBR*:3.00倍
- 発行価格:1210円
- 初値:2580円
- 初値売却時リターン:1370円(+113.2%)
*2019.12期のEPSとBPSを元に算出。IPO調達分を考慮しない。
初値は、+113.2%と大幅に上昇しました。
2020.12.25終値ベース(2984円)では、PER38.97倍、PBR6.85倍となっています。
その他の銘柄については、「2020年IPO銘柄(新規公開株式)のスケジュール・上場日・初値リターン」で一覧をまとめています。
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