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SBI証券idecoで40代におすすめの投資配分は?

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎Udemy認定講師

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SBI証券ideco,40代におすすめの投資配分

こんにちは。NISA SCHOOLの永松です。本記事は、投資ステージ2の方向けです。

SBI証券idecoをすでに利用していて、もしくはこれから利用する予定で、どんな投資配分(ポートフォリオ)にしたら良いのか、とお悩みではないでしょうか。

 

2025年時点、私の年齢は40代で、同じくidecoを利用しています。

SBI証券idecoで40代におすすめの投資配分について、一緒に考えていきましょう。

 

 

Geminiが示す、SBI証券idecoで40代におすすめの投資配分

昨今、非常に生成AIが話題に挙がっていますね。私自身も普段から投資に関する情報収集や戦略などの調査に活用しています。特に、GoogleのGeminiを利用しています。

ただ、投資戦略については、これからかなと。あと数年したら、確度の高い生成AIが出てきて、このようなブログは読まれなくなるかもしれないですね(笑)。

 

まずは、Geminiに「SBI証券idecoでおすすめの投資配分」を聞いてみました。

  • 使用ツール:Gemini 3.0 Pro(思考モード)
  • プロンプト:「SBI証券idecoで40代におすすめの投資配分を教えてください。取扱商品は、公式サイトを参照してください。」
  • 調査日:2025.11.23

 

以下の通り3つのタイプに分けて、投資配分を示してくれました。

タイプ 基本方針 具体的な商品
バランス重視型 株式60%、債券40%で、株式で資産を増やしつつ、債券で暴落時のクッションを作りたい方向け 外国株式40%:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
国内株式20%:eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
外国債券20%:eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
国内債券20%:eMAXIS Slim 国内債券インデックス
成長重視型 株式100%、「老後資金はiDeCo以外(預金など)でも確保できている」、「あと20年あるから、一時的に下がっても回復を待てる」という方向け

外国株式100%:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

又はeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

おまかせ1本型 自分で比率を調整(リバランス)するのが面倒な方向け バランス型100%:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

 

ポイントとして、

40代は老後まで約20年〜25年という「ミドルスパン」の時期です。20代・30代ほどのリスクは取りにくいものの、守りに入るにはまだ早いため、「攻め(株式)」と「守り(債券)」のバランスを意識した配分が基本戦略となります。

とのコメントが記載されていました。

 

以上がGeminiの回答です。

どう思われましたでしょうか。

結構王道だな、というのが私の所感です。

古くからある王道の情報を集約して回答が生成されているように思われました。

 

私がGeminiの回答にツッコむなら、以下2点です。

  • 国内債券に投資する価値はあるのか?
  • 金(ゴールド)に分散投資しないのは、これからのトレンドを無視しているのでは?

 

以下に、SBI証券idecoで取り扱いのある国内債券、先進国債券、新興国債券のリターン及びリスクをまとめました。[2025.11.23時点]

ファンド名 リターン(年率) リスク(標準偏差)(年率)
1年 3年 5年 1年 3年 5年
eMAXIS Slim国内債券インデックス -4.65% -2.77% -2.41% 2.13% 3.01% 2.52%
eMAXIS Slim先進国債券インデックス(除く日本) 6.57% 6.67% 5.76% 7.44% 8.08% 6.97%
iFree新興国債券インデックス 12.95% 12.92% 10.29% 8.46% 7.94% 7.48%
SBI-PIMCO世界債券アクティブファンド(DC)(*1) 10.89% 10.19% 9.03% 7.58% 7.91% 6.91%
インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用) 0.35% -1.17% -4.77% 2.49% 4.63% 5.18%

*1:先進国と新興国の投資割合を原則7:3で投資するアクティブファンド

*2:eMAXIS Slim先進国債券インデックス(除く日本)の為替ヘッジあり近いファンド

 

国内債券は、リスクは約2~3%と低いものの、1年、3年、5年と中期的にマイナスリターンを続けています。

これから日銀が利上げすると言われていて、金利が上がると債券価格は下落するので、これからもマイナスリターンになり続けるのではないでしょうか。

それをポートフォリオには個人的には入れないです。

 

先進国債券(除く日本)は、5.76%~6.67%とプラスリターンで推移しています。

しかし、「インデックスファンド海外債券ヘッジあり」は、ー4.77%~0.35%とリターンが低いです。

個人的には、外国資産に投資する場合は、通貨分散も兼ねているので為替ヘッジありは選択しません。また、日本国通貨価値の下落(円安)は続いていくと思うので。

 

新興国債券は、国内債券や先進国債券と比較すると、リスクは高いですが、それに見合ったリターンは得られています。

債券をポートフォリオに入れるなら、国内債券には投資せず、先進国債券+新興国債券の方が合理的だと考えています。

 

次に、金(ゴールド)は債券よりも分散投資先としてポートフォリオに組み入れるべきと考えています。

2020年以降、コロナショックや戦争など情勢不安などから、金への投資が高まっています。

2022年以降、年間1,000トン以上の金を各国中央銀行が外貨準備として購入しているため、金価格も上昇しています。今後、5年間でその購入量がさらに増加する見込みです。(参考:衰えを知らない中央銀行の金需要

この直近3年から、今後5年のトレンドがGeminiが示す回答に含まれていなかったです。

 

SBI証券idecoでは、「三菱UFJ純金ファンド (愛称:ファインゴールド)」の取り扱いがあるため、金への投資も可能です。

以下に、金ファンドと全世界株式ファンドのリターンとリスクを記載しました。

ファンド名 リターン(年率) リスク(標準偏差)(年率)
1年 3年 5年 1年 3年 5年
三菱UFJ純金ファンド 46.81% 35.96% 25.07% 26.89% 19.04% 17.51%
SBI・全世界株式インデックス・ファンド 20.60% 21.99% 23.02% 13.71% 13.06% 13.87%

 

直近1年のリターンで比較すると、金ファンドが全世界株式ファンドよりも26%程度高いリターンを得ていることがわかるかと思います。直近3年・5年でも金ファンドのリターンが高かったです。

ただし直近5年では、リスクも金ファンドの方が低いです。

以上のことから、金ファンドは投資先の選択して有力です。

金ファンドの選び方が気になる方は、「金に投資するなら、どの投資信託がおすすめ?選び方の基準を解説」をご覧ください。

 

Geminiの初回回答に、以下2点再度質問しました。

  • 国内債券の投資信託に投資する価値はあるのか?
  • なぜ金をポートフォリオに入れなかったのか?

 

国内債券に関するGeminiの再回答は、以下の通りでした。

結論から申し上げますと、現在の市場環境において、iDeCoで「国内債券の投資信託」にあえて投資する価値は薄くなっています。

「守りの資産」は必要ですが、それを「国内債券ファンド」で持つべきか、「定期預金(元本確保型)」で持つべきかという選択において、現在は定期預金の方が合理的なケースが多いです。

 

国内債券ファンドをおすすめしにくい理由は、以下2つです。

1.リターンがコスト負けする可能性がある

国内の金利は少し上がってきましたが、それでもまだ低水準です。 一方で、投資信託には「信託報酬(管理手数料)」がかかります。

  • 国内債券ファンドの期待リターン:年0.5%〜1.0%程度(現状)

  • 信託報酬:年0.1%〜0.2%程度

  • インフレ率:年2.0%〜3.0%

手数料を引いた後の手残りがあまりに少なく、インフレ(物価上昇)に負けて実質的な資産価値が目減りするリスクがあります。

 

2.金利上昇局面では「価格が下がる」

これが現在の最大のリスクです。「金利が上がると、債券価格は下がる」というシーソーの関係があります。 今後、日銀がさらに利上げを行うと、国内債券ファンドの基準価額は下落(マイナス)する可能性があります。「守りの資産」のはずが、元本割れを起こすのはストレスです。

日本の金利が十分に上がりきった後、例えば日本の国債利回りが2〜3%以上になり、もうこれ以上金利が上がらない(債券価格が下がらない)という状況になれば、安定した利息収入が得られる魅力的な資産になります。

 

やはり、「国内債券は入れるべきではない」、という回答に変わりました。

 

金に関するGeminiの再回答は、以下の通りでした。

ゴールドは「利子」を生みません。iDeCoは運用益が非課税になる制度ですが、その最大の恩恵は「配当や利子の再投資による複利効果」です。ゴールドは保有していても配当や利子を生まないため、iDeCoの非課税メリット(複利効果の最大化)を活かしきれない側面があります。

「三菱UFJ純金ファンド」は手数料(0.99%)が高めであるため、あくまで「守りの隠し味(サテライト資産)」として、ポートフォリオ全体の5%〜10%程度に留めるのが賢明です。メイン(コア)にするにはコスト負担が大きすぎます。

  • 入れるべき人:
    • コストが少々高くても、世界的なインフレや通貨不安(円の価値低下)がとにかく怖い

    • 株が暴落したときに、少しでも上がる資産を持って精神安定を図りたい

  • 入れなくて良い人:

    • コスト(年1%)を払ってまで持つより、その分を低コストな株式ファンドに回して長期成長を狙いたい

    • 20年後のリターンを最大化したい(歴史的には株の方がリターンが高い)

 

「金は入れても良い」という回答に変わりました。

上記の追加質問を踏まえて、Geminiが示す最適なポートフォリオは以下の通りとなりました。

【修正・最終おすすめ配分イメージ】

  • 攻め(株式):70% (外国株50% + 国内株20%)

  • 守り(金):10% (インフレ・有事対策)

  • 守り(外国債券):10% (利回りと分散)

  • 守り(現金):10% (国内債券ファンドではなく、定期預金で確保)

 

この回答が最初から得られたら、すごい!となったところでした。

初回の質問(プロンプト)をしっかり考えれば、この回答が得られたかもしれませんね。

 

 

私のidecoの投資配分とこれから始める人におすすめの投資配分

ここからは、私の実際のポートフォリオと、これから始める人におすすめのポートフォリオを紹介します。

 

私の前提条件としては、以下であることに留意してください。

  • idecoだけでなく、企業型確定拠出年金、NISAでも投資している
  • idecoでの掛金は、月1.6万円(上限)と小さい金額である
  • 楽天証券を利用しているので、SBI証券と取扱商品は完全一致していない

 

2025.11.23時点のパフォーマンスは、以下の図の通りです。

idecoのパフォーマンス

 

投資元本約156万円(手数料控除後)に対して、時価評価額約246万円で、トータルリターンは+57.8%(+約90万円)です。

運用期間を考慮した運用利回りは、+11.44%と非常に満足の結果です。

 

2025.11.23時点のポートフォリオは、以下の図の通りです。

idecoのポートフォリオ

 

全世界株式56%、金33%、現金10%となっています。

当初は、全世界株式中心でしたが、一部を利益確定して金にスイッチングしました。

また、現在の毎月積立設定は金100%にしています。これは、私の全資産ポートフォリオ(2025年10月時点)では56%が株式で、ややリスクが高いと感じているためです。

2026年に20%以上の調整が起き始めたら、全世界株式への積立に切り替え、及び現金10%を全世界株式にスイッチングを考えています。

 

私が今40代でidecoを始めるなら、以下のポートフォリオに設定します。

  • 株式インデックスファンド:70%
  • 金ファンド:30%

 

例えば、あなたが40歳であればまだ引き出すまでに20年近くあります。

引き出すまでに10年以上あるのであれば、株式を中心にポートフォリオを組みます。

また、先ほど説明したように金は各国にとって重要な資産となります。すなわち、今後も価格は上昇していくと推測しています。

債券は、国の破綻リスクや為替リスクがあるため、株式や金と比較すると魅力を感じないため除外します。

 

株式インデックスファンドは、リターンとリスクを見て、好きなものを選択しましょう。

私が選択するなら、日本及び新興国を含む「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」です。

 

以下に株式インデックスファンドのリターンとリスクをまとめました。

ファンド名 リターン(年率) リスク(標準偏差)(年率)
1年 3年 5年 1年 3年 5年
SBI・全世界株式インデックス・ファンド 20.60% 21.99% 23.02% 13.71% 13.06% 13.87%
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 21.07% 23.10% 23.96% 14.63% 13.63% 14.24%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 18.94% 23.51% 26.40% 16.72% 15.95% 15.91%
eMAXIS Slim新興国株式インデックス 28.25% 22.82% 15.60% 17.89% 14.74% 14.41%
eMAXIS Slim先進国株式インデックス(除く日本) 20.12% 23.11% 25.19% 14.62% 14.03% 14.90%
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 26.54% 22.78% 18.78% 9.86% 10.46% 11.65%
ニッセイ日経平均インデックスファンド 36.51% 26.09% 20.01% 20.55% 16.59% 16.74%
EXE-i全世界中小型株式ファンド 12.86% 14.70% 18.94% 14.64% 14.27% 15.89%
インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用)(*3) 14.40% 14.97% 12.42% 9.79% 9.92% 13.21%
ニッセイ外国株式インデックスファンド(*4) 20.08% 23.10% 25.14% 14.60% 14.00% 14.88%
iFree NYダウ・インデックス 14.52% 16.23% 23.09% 15.89% 13.47% 14.93%

*3:eMAXIS Slim先進国株式インデックス(除く日本)の為替ヘッジありに近いファンド

*4:eMAXIS Slim先進国株式インデックス(除く日本)に近いファンド

 

あなたの投資哲学に応じて、上記のファンドを組み合わせて積立するのも良いです。

例えば、新興国は除外し、日本を含む先進国に投資したい場合は、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス(除く日本)」と「eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)」又は「ニッセイ日経平均インデックスファンド」を組み合わせる感じです。

idecoに加え、NISAでの投資している場合は、全体のポートフォリオを見ながら、idecoのポートフォリオを決定していくのが良いでしょう。

 

 

まとめ

SBI証券idecoで40代におすすめの投資配分を紹介しました。

基本的には、株式+金でポートフォリオを組むことをおすすめします。

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共に、自分の未来のためにコツコツと資産形成していきましょう!