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【対処事例】ひふみプラスを積立、マイナスリターンだけど売った方が良い?



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2018年1月に始まったつみたてNISAで「ひふみプラス」を積立購入している方も多いと思います。

しかし、「2019年に入ってからも、マイナスリターン続きでちょっと不安…」、「売った方が良い?」、「そのまま持っていた方が良い?」と悩みますよね。

そんなあなたのために、投資信託がマイナスリターンの時の対処方法について「ひふみプラス」を事例に紹介します。

あなたの資産運用の参考になれば、幸いです。

 

 

投資信託がマイナスリターン時に、どんな対処方法があるのか?

主に4つあります。

  1. そのまま積立を継続する
  2. 現在の投資信託の積立を中止し、別の投資信託を積立する
  3. 基準価額が相対的に低いときに、一括購入する
  4. プラスリターン時に売る

 

まず、「そのまま積立を継続する」です。

2018年は、世界経済全体が悪かったので、どの投資信託を購入していても、マイナスリターンが多かったです。そのため、一時的な下落相場と判断して、そのまま積立を継続するという選択肢でも良いでしょう。

 

2つ目は、「別の投資信託を積立する」です。

積立している投資信託に想いがなくなってしまった場合には、購入済みの分はそのまま持ち続けて、あなたが「今より安心できそうだな」という投資信託を積み立てるという選択肢もあります。

 

3つ目は、「基準価額が相対的に低いときに、一括購入する」です。

株式投資で言うナンピン買いです。「えっ、つみたてNISAで一括購入できるの?」と思う方もいるでしょう。できるんです。

その方法は、「 【上級者向け】つみたてNISAで一括投資する方法を楽天証券とSBI証券で解説 」で解説しています。

 

ただし、投資信託の基準価格が、割安か割高かはポートフォリオ(資産の中身)を見ないとわかりません。

また、投資信託は、数百社の株を保有している場合が多く、どの価格で取得しているかもわからないので、購入者ではその判断できません。

しかしながら、保有している投資信託の基準価額や、日経平均株価などの指標で、相対的に今は下がっているのか、上がっているのかを推測することはできます。

次の項で、実際にひふみプラスをナンピン買いした事例で解説します。

 

最後に「プラスリターン時に売る」です。

つみたてNISAでは、利益に対して税金が0になるというメリットがあります。しかし、マイナスリターンの状態で売っても、マイナスを他の金融資産と合算して相殺することはできません。

そのため、マイナスリターン時に売って損を確定してしまうよりも、保有してプラスリターンになったら売るという選択肢をオススメします。

投資信託の選び方を間違えていたり、今後もずっと下がっていく可能性が高ければ、損を確定して売っても良いですが、多くの場合がいずれ元の価格に戻っています。そのため、マイナスのままでもプラスになるまで待つことが良いです。

 

 

ひふみプラスのナンピン買い事例

Aさん(私の親族)は、2018年からつみたてNISAで「ひふみプラス」を購入しています。

2018年12月に、米国市場が大幅に下落したのを覚えていますでしょうか。

NYダウは、25538.46ドル[2018.11.30]から22445.37ドル[2018.12.21]まで-12.11%下落しました。

その影響で日経平均株価も22351.06円[2018.11.30]から19561.96円[2019.1.4]まで-12.47%下落しました。

 

以下は、Aさんのトータルリターンの推移を示しました。

最大で-94,924円でした。割合に換算すると、-23.7%です[2018.12.25]。

一時的とはいえ、少し面喰ってしまいますよね。

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[出典:楽天証券(以下、同じ)]

 

2018年最終取引日では、-72,436円まで戻しています[2018.12.28]。

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さてどうしようかと相談開始です。先で述べた4つの対処法がありますが、「そのままひふみプラスを積立てたい、けどリターンも少し取りたい」ということでしたので、ナンピン買いをしてみることにしました。

 

下記は、過去3年のひふみプラスの基準価額の推移です[2019.7.26時点]。

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最も基準価額が高かったのが、44,544円でした[2018.1.23]。最も基準価額が低かったのが、30,984円でした[2018.12.25]。

金額で言うと-13560円下落、割合で言うと-30.44%です。相対的にみても大きく下げています。

ナンピン買いをするときに、どこで買うかという判断は非常に難しいです。個人的な目安としては、自分が取得している平均購入単価から10%以上下落したときです。

 

今回は、Aさんの平均取得単価が4万円前後と、大きく乖離していました。また、ここからは予測でしたが、「2019年1月が底値になりそう」と考えました。そのため、できる金額の範囲で、2019年1月に一括購入することにしました。

1月中もずっと下がる恐れも考えて、3回に分けて以下のように購入しました。合計約12万円分です。

  • 1月7日:30,025円約定
  • 1月17日:60,024円約定
  • 1月23日:30,000円約定

 

以降の資産の推移は、次のようになりました。

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結果論ですが、予想通りに2019年1月が7月現在では底値となっています。トータルリターンが最小で-3,721円まで回復しました[2019.4.15]。

2019年1月以降は、次のように毎月積立を継続しています。

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2019.7.26時点では、資産推移は次のようになりました。

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トータルリターンは、-14,328円で割合で言うと、-2.11%でした。平均取得単価も38,484円まで下がっています。まだ、マイナスですが、ひふみプラスの基準価額が37,670円まで戻してきています。

 

最新の資産推移は、次の通りです。[2019.12.6時点]

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トータルリターンは、プラスに転じ+35,785円で割合で言うと+5.01%でした。平均取得単価は38,373円で、ひふみプラスの基準価格は40298円です。1年半近くマイナスでしたが、ようやく戻ってきて良かったです。

 

つみたてNISAは、年40万円と決められているだけで、月いくらの指定は自由です。

少し上級者向けのテクニックですが、相対的に下落している場合で、一括購入できる方はこのような対処法もできることを知っておいて損はないかと思います。

 

 まとめ

投資信託のマイナスリターン時の対処方法について紹介しました。

「積立を継続する」、「別の投資信託を積立する」、「基準価額が相対的に低いときに、一括購入する」、「プラスリターン時に売る」です。

基本的には、積立投資は5年、10年かけて資産形成するものであるため、積立を継続することをお勧めします。

マイナスリターンの時こそ、冷静な判断をしていきましょう。