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funds(ファンズ)のデメリットは?元本割れリスクと投資前に確認すべき点



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ご存知のように、Funds(ファンズ)は、資産運用したい個人と資金を借りたい上場企業を結ぶ「貸付ファンド」の投資型クラウドファンディングです。

1円から1円単位で投資可能なことでも有名です。

2019年1月のスタートから、早くも利用者数が1万人を突破しました。[2019.6時点]

Fundsのデメリットは、元本割れリスクがあることです。「Fundsで投資を検討中だけど、そのリスクがあるから躊躇している」という方は多いはずです。

元本保証ではない投資において、どんな投資サービスでも元本割れリスクは生じます。

大切なのは、どういう場合に元本割れする恐れがあるのか、を知ることです。

今回は、Fundsのファンドが元本割れするケース、投資前に確認すべき点を丁寧に解説します。

Fundsを利用するか否かの参考にしていただけたら、幸いです。

 

 

Fundsのファンドが元本割れするケース

Fundsのファンドは、「ローン型」と「不動産型」の2種類です。それぞれの場合において、元本割れするケースを解説します。

ローン型が元本割れするケース

ローン型とは、あなた(投資家)が投資した資金を元手に、ファンドを組成する企業(ファンド組成企業)が借り手に対して融資を行うファンドです。

借り手は、その資金で様々な事業(又は、資金需要者への貸付)を行います。

最終的に、あなたはファンド組成企業を通じて、分配金と元本を受け取ります。

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[出典:Funds]

 

借り手が、資金を元手にした事業に失敗しても(又は、資金需要者が返済不能になっても)、元本割れは起こりません。

これは、Fundsのファンドは、「リコースローン」を対象にしているためです。

リコースローンとは、借入金を用いて行う事業の成否にかかわらず、借り手の全財産が借入金の返済原資となるローンを言います。

そのため、借り手が借入金を用いて行う事業でリターンを得られない場合でも、借り手企業が返済不能にならない限り、あなたの利回りは確保されます。

 

一方、借り手が返済不能になった場合、元本割れします。

ただし、ファンドに担保や保証がある場合は元本割れしないケースがあります。具体的な事例、担保や保証の確認方法は後述します。

同様に、ファンド組成企業が返済不能になった場合、元本割れします。

 

不動産型が元本割れするケース

不動産型とは、あなた(投資家)が投資した資金を元手にファンド組成企業が、借り手に対して融資を行うファンドです。

借り手は、その資金で不動産事業を行います。

最終的に、あなたはファンド組成企業を通じて、分配金と元本を受け取ります。

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ローン型と同様に、借り手が、資金を元手にした不動産事業に失敗しても、元本割れは起こりません。

借り手が行う不動産事業でリターンが得られない場合でも、借り手はファンド組成企業に対して元本と利息の返済が求められます。

借り手が返済不能になった場合、元本割れします。

こちらもローン型と同様に、ファンドに担保や保証がある場合は元本割れしないケースがあります。

ファンド組成企業が返済不能になった場合も、元本割れします。

 

簡単にまとめると、ファンド組成企業や借り手が返済不能になると元本割れします。

 

具体的なファンド事例と投資前に確認すべき点

投資前に確認すべき点は、次の3点です。こちらは、あくまで個人的な見解です。

  1. 担保や保証があるのか?
  2. どういう場合に元本割れするのか?
  3. 財務情報

 

ローン型の事例として「大阪王将ファンド#1」を見てみましょう。

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まず担保や保証があるかを、ファンドの「諸条件」の「担保・保証」の欄から確認しましょう。

このファンドでは、担保や保証はないことを示しています。

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次に、投資のポイントで「どういう場合に元本割れするか」を確認しましょう。

このファンドでは、ファンド組成企業である「ナインブロック社」(イートアンドの子会社)が返済不能になった場合、元本割れします。

また、借り手である「イートアンド社」が返済不能になった場合も、元本割れします。

このファンドでは、集めた資金を「大阪王将の新規出店」のために使います。仮に、その事業に失敗したとしても、元本割れはしません。

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Fundsでは、厳正な審査に合格した企業に対して、ファンドとして商品化されています。ただし、100%元本割れしないという訳ではありません。

投資のポイントの欄に、「企業概要や財務情報を確認してください」とあります。心配な方は、「企業情報」から確認しましょう。

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一般的な財務分析として、1年以内の短期的な支払能力を見るために「流動比率」が使われます。

流動比率は、流動資産÷流動負債×100%で算出できます。一般に流動比率が100%未満だと、支払い能力を不安視されます。

流動資産と流動負債は、貸借対照表に記載されています。

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借り手のイートアンド社の場合で、算出すると次のようになります。

流動資産(9,461,440)÷流動負債(8,539,444)×100%=110.7%です。ひとまず、100%を超えているので、短期的な支払いには問題はなさそうです。

 

ファンド組成企業のナインブロック社の財務情報は、次の通りです。

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こちらでは、流動資産や流動負債の記載はなく、総資産、総負債、純資産が確認できます。

ここで参考にするならば、純資産の115,694(千円)(1億円超)です。

このファンドでは、募集金額が5000万円、運用期間が11ヶ月間、想定利回りが2.0%です。すなわち、ナインブロック社が投資家に返済すべき元本と利息は、5000万円+5000万円×11ヶ月/12ヶ月×2%=5091.6万円です。

純資産の1億円超がすぐに現金化できるかは不明ですが、「このファンドの元本と利息よりは資金がある」と判断することができます。

どちらかというと、ファンド組成企業よりも、事業を行う借り手の支払い能力の方が重要と考えています。

 

不動産型で、保証ありの事例として「フィル・パーク東京スカイツリーリバーサイドファンド#1」を見てみましょう。

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このファンドでは、保証があることを示しています。

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どういう保証なのかは、同じページ内に記載があります。

このファンドの場合は、フィルカンパニーとセントロの2社が借り手である「Trophy社」の連帯保証しています。これにより、元本割れの場合が、先ほどのローン型と異なってきます。

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「どういう場合に元本割れするか」を確認しましょう。

ローン型と同様に、ファンド組成企業である「フィルまちづくりファンディング社」が返済不能になった場合、元本割れします。

ローン型と異なり、借り手である「Trophy社」が返済不能になった場合、連帯保証がついているため、連帯保証先2社が返済不能にならない限り、元本割れしません。

このファンドでは、集めた資金を「フィル・パーク東京スカイツリーリバーサイドの購入資金」に使います。仮に、この不動産事業に失敗したとしても、元本割れはしません。

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気になる方は、財務情報も確認しましょう。

このファンドの場合は、連帯保証人の支払い能力に注目しておくと良いでしょう。

以上が事例紹介と投資前に確認すべき点です。 

 

まとめ

Fundsのファンドでは、ファンド組成企業や借り手が返済不能になると、元本割れします。借り手に担保や保証付きの場合、元本割れしない可能性があります。

元本割れリスクを理解するためにも、投資しようとしているファンドが、「担保や保証はあるのか」、「どういう場合に元本割れするのか?」、「財務情報」を事前に確認しましょう。

これらのことを踏まえ、あなたが許容できるリスクか判断しましょう。

 

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