こんにちは。NISA SCHOOLの永松です。FUNDIは、簡単に言えば、1万円と少額からプロが選定した不動産に投資できるサービスです。
2024年9月にサービスが開始されました。
「FUNDIとはどんなサービス?」
「少額から、不動産投資で資産運用したい」
「相場に影響されにくい投資がしたい」
「ポートフォリオの拡大や分散先を考えている」
と思うなら、FUNDIを知っておいて損はありません。
そのようなあなたのために、FUNDIを始める前に知っておきたいトピックスを1ページにまとめています。
- 更新履歴
- 1.FUNDIの運営会社
- 2.FUNDIの3つの特徴
- 3.FUNDIのファンドの利回り分析及び配当分析
- 4.FUNDIの評判
- 5.FUNDIの会員登録(口座開設)と手数料
- 6.FUNDIのキャンペーン及びポイントサイト
- 7.FUNDIの配当金の確定申告
- 8.その他気になること
- まとめ
更新履歴
- 代表取締役社長の顔写真、FUNDIプロジェクト#1の解説記事リンクを追加しました。[2024.11.16]
1.FUNDIの運営会社
まず、FUNDIのサービス内容を理解する前に、運営会社について理解しておきましょう。
運営会社は、株式会社FUNDIです。2018年9月に設立され、不動産賃貸事業、不動産売買事業、不動産クラウドファンディング事業を行っています。
運営会社で見るべきポイントは、信用性を担保するため、顔と名前がきちんと掲載されていることです。
責任を果たすという表れでもあります。
FUNDIでは、代表取締役社長の佐藤 悠大 氏が掲載されています。現時点では、顔写真は掲載されていました。
[出典:FUNDI]
また、運営会社の財務状況も確認しておきたいところです。
ただし、非上場企業の場合は、開示されていない場合も多いです。その場合は、サービスの運営状況や実績を確認しましょう。
FUNDIでは、残念ながらHP上で財務状況を確認できませんでした。
サービス実績では、後述するファンド募集到達率や実績利回りを踏まえて判断しましょう。
2.FUNDIの3つの特徴
ここからFUNDIのサービスを深堀していきます。
FUNDIは、不動産クラウドファンディングというサービスです。
「不動産クラウドファンディング」とは、インターネットを通じて投資家から資金を集め、集めた資金をもとに不動産運用を行い、運用益や売買差益を投資家に分配する仕組みです。
元本保証ではありません。
FUNDIの特徴は、以下3点です。
- 1万円と少額から投資可能
- 想定利回りを超える可能性があるファンドをラインナップ
- 優先劣後出資方式で元本割れリスクを低減
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1万円と少額から投資可能
「不動産投資するには、大金が必要なんでしょ」と思われる方が多いですよね。
いいえ、FUNDIでは1口1万円と少額から不動産投資が可能です。
また、FUNDIでは、不動産投資の手間もかかりません。
通常の不動産投資では、物件調査、書類申請、物件メンテナンスなど多くの手間がかかります。
FUNDIでは、その点を運営会社が実施しているため、あなたはインターネット上でファンドを選ぶだけで投資できます。
以下は、ファンドの詳細画面です。
物件情報も丁寧にまとめられています。
「概要」では、ファンド概要、事業ストラクチャー(構図)、売却スケジュール、売却戦略、配当ポリシー等がまとめられています。
「プロジェクト情報」では、投資対象の立地情報、商品概要、土地の情報がまとめられています。
「募集スケジュール」では、運用スケジュールがまとめられています。
「配当予定日」では、配当の予定日、元本の償還日がまとめられています。FUNDIでは、他社とは異なり、運用終了後翌日に配当が支払われるのが良い点です。
「リスク」では、一般的な不動産クラウドファンディングのリスクがまとめられています。
「事業者情報」では、事業者情報と業務管理者名簿がまとめられています。
想定利回りを超える可能性があるファンドをラインナップ
東京都内や東京都近郊(千葉県等)の優良な高利回りファンドをラインナップしています。
また、FUNDIでは、想定利回りを超える利益が得られた場合にも、それらの一部を投資家(あなた)に追加配当されます。
そのような配当方針は、他社でいうとCOZUCHIくらいと数少ないです。
例えば、「千葉市データセンター FUNDI プロジェクト#1」では、想定利回り12%ですが、運用終了時に想定を上回る利益が出た場合には、①追加配当、又は②ファンド利益の25%のいずれか高い方があなたに還元されます。
投資家第一のポリシーで運営されていく予定です。
優先劣後出資方式で元本割れリスクを低減
FUNDIのファンドには、元本割れリスクの低減のため、優先劣後出資方式が採用されています。
簡単に言うと、ファンド出資時に、あなた(優先出資者)と運営会社等(劣後出資者)の両者からお金を集め、収益分配や元本償還に優先順位をつける仕組みです。
劣後出資者が売却損を先に負担することになるので、仮に物件の売却価格が想定価格を下回っても、優先出資は元本割れしにくいことになります。
3.FUNDIのファンドの利回り分析及び配当分析
あなたが一番気になっているのは、ファンドの利回りと配当ではないでしょうか。
ここでは、想定利回りに基づく分析と、実績利回りに基づく分析を理解しておきましょう。
想定利回り分析
現時点、2ファンド募集がありました。
わかりやすいように、横軸に想定運用期間(ヶ月)、縦軸に想定利回り(%/年)を分布図にしています。
想定運用期間は12ヶ月、想定利回り8.0%~14.0%で、中央値は12ヶ月で10.0%です。
安定性が高い日経平均採用銘柄のうち、最も予想利回りが高いJFEホールディングス(証券コード:5411)でも4.69%です。[2024.7.12時点]
中央値で比較しても、配当株の約2.1倍近いので、FUNDIの想定利回りは、非常に高いと言えます。
各ファンドについて、多くの場合の最低投資額である1万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。
ファンドは、キャピタル重視型(C)、インカム型(I)の2種類があります。
FUNDIでは、1万円投資時に、想定配当金800円~1,00円に期待できるようです。
ファンド名のリンク先は、各ファンドの解説記事です。
ファンド名 | 種別 | 想定運用期間(ヶ月) | 想定利回り(%) | 配当金(円)* |
読売ランド前 1棟マンション FUNDIプロジェクト#2 | I | 12 | 8.0 | 800 |
千葉市データセンターFUNDIプロジェクト#1 | C | 12 | 12.0 | 1,200 |
最小値 | --- | 12 | 8.0 | 8,000 |
最大値 | --- | 12 | 12.0 | 1,200 |
中央値 | --- | 12.0 | 10.0 | 1,000 |
平均値 | --- | 12.0 | 10.0 | 1,000 |
*配当金は、1万円投資時で、小数点以下、切り捨てで算出。
実績利回り分析
上記の想定利回りは、あくまでファンド募集時の「想定」です。
重要なのはファンド終了時の「実績」です。
現時点、運用が終了したファンドはありませんでした。
今後、分析を追加していきます。
4.FUNDIの評判
FUNDIを使うか検討しているなら、評判が気になりますよね。
しかし、ネット検索で出てくるのは、個人の見解に基づく主観的な評判が多いです。
そこで、私は客観的な評判を分析するために、「ファンド募集到達率」を用いています。
「ファンド募集到達率」は、私が独自に定義した用語で、募集金額に対する応募金額の割合を指します。
この数値が、不動産クラウドファンディングの評判(人気度)を客観的に判断できるため、最も重要な指標と考えています。
現時点、募集が終了したファンドはありませんでした。
今後、分析を追加していきます。
5.FUNDIの会員登録(口座開設)と手数料
FUNDIでは、会員登録費用、出金手数料(配当・償還時の振込手数料)はかかりません。
かかるのは、入金時の振込手数料です。
ただし、GMOあおぞらネット銀行だと無料です。それ以外の銀行を利用する場合は、振込手数料が無料回数がついている銀行等を利用しましょう。
詳しい口座開設方法は、「最新キャンペーン!FUNDIのお得な会員登録方法」をご覧ください。
6.FUNDIのキャンペーン及びポイントサイト
FUNDIのポイントサイト
ポイ活でお得に始めたいと思いますよね。
現時点、ポイントサイト経由での登録特典はありませんでした。
FUNDIのキャンペーン
FUNDIは、2024年11月にサービスが始まったばかりです。
特別なキャンペーンではありませんが、現時点、超高利回りの1号ファンドが登場します。
概要は、次の通りです。
- 実施期間:2024.11.22(19:00)~12.13(12:59)[ファンドの募集期間]
- 対象条件:「千葉市データセンター FUNDI プロジェクト#1」に投資完了した方
- 特典:想定利回り12%+αの配当に期待できます。
Amazonギフト券等がもらえるわけではありませんが、第1号ファンド特典として、投資家体験をしてほしいために、大きな利益が還元されるとのことです。
まだサービスが始まったばかりですので、他の方は気が付いていない可能性があります。
お早めに、準備をしておくことをおすすめします。
7.FUNDIの配当金の確定申告
FUNDIの配当金(分配金)は、「雑所得」となり、総合課税扱いとなります。
分配金から20.42%(所得税+復興特別所得税)の源泉徴収をした後、登録されている取引口座に振込されます。
源泉分離課税ではないため、原則ご自身で確定申告が必要です。
ただし、給与所得を1ヵ所から受けていて、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円以下の方は、確定申告は不要です。
確定申告時には、会社名、会社住所、支払金額、源泉徴収額が必要です。
8.その他気になること
Q1.FUNDIの抽選は、応募金額が多い方が当たりやすいのか?
いいえ。抽選式では募集枠に対してシステムで当選者を自動的に決定されます。
[運営会社に確認済み]
Q2.FUNDIの抽選は、部分当選はあるのか?
(例えば、最低1口からの応募で、5口応募した場合に、1口だけ当選するなど)
いいえ。基本的には、部分当選はありません。状況により変わる可能性もあるとのことでした。
[運営会社に確認済み]
Q3.FUNDIのファンドの募集(組成)頻度は?
現時点では、月2ファンド以上が予定されています。今後、実績を見ていきましょう。
まとめ
FUNDIは、少額から不動産に投資でき、想定利回りの配当金が期待できる不動産クラウドファンディングサービスです。
不動産クラウドファンディングには、株式や債券と異なり相場がなく、日々の価格変動を追って、ハラハラする必要はありません。
そのため、相場に影響されにくい投資をしたい方には、FUNDIはおすすめです。
また、株式や債券を保有していて、ポートフォリオの拡大や分散を検討されている方もFUNDIを利用してみてはいかがでしょうか。
FUNDIを利用するか否かの参考になれば、幸いです。
さらに詳しい情報は、公式ページをご覧ください。
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