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FUNDIプロジェクト#1に投資してはいけない理由を探してみた!

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎Udemy認定講師

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千葉市データセンター FUNDI プロジェクト#1,投資してはいけない

こんにちは。不動産クラウドファンディング「FUNDI」という新サービスが2024年11月始まりました。

 

第1号ファンドである「千葉市データセンター FUNDI プロジェクト#1」が、2024年11月22日より募集が開始されます。

「新しいサービスがだけど、投資しても大丈夫だろうか」と不安を抱く方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。

そのようなあなたのため、FUNDI プロジェクト#1に投資してはいけない理由を探ってみました。

まだ、募集開始前であり、募集期間も十分にあるので、あなたが投資を検討する参考になれば、幸いです。

 

 

更新履歴

  • 「千葉市データセンター FUNDI プロジェクト#1に投資してはいけない理由」に補足情報を追記しました。[2024.11.23]

 

 

千葉市データセンター FUNDI プロジェクト#1はどんなファンドか?

まずは、基本的なファンド情報を見ていきましょう。

ファンドの募集要項は、以下の通りです。

  • 募集期間:2024年11月22日(19:00)~12月13日(12:59)
  • 募集総額:12億8,250万円
  • 想定利回り:12%+α
  • 想定運用期間:12ヶ月
  • ファンドタイプ:キャピタル型

 

募集総額が約13億円とかなり巨大です。

想定利回り12%は、株式投資による配当利回りは優に超えていますし、他社不動産クラウドファンディングと比較してもだいぶ高めです。想定利回りトップランナーである「ヤマワケエステート」には及ばないくらいです。

 

ただし、FUNDIには、+α配当があります。

ファンド運用終了時に想定を上回る利益が出た場合に、①追加配当、又は②ファンド利益の25%のいずれか高い方があなたに還元されます。

この点は、だいぶ投資家目線のサービスです。

FUNDIプロジェクト#1,配当ポリシー

[出典:FUNDI]

 

想定運用期間は12ヶ月なので、一般的な不動産クラウドファンディングと大差はありません。

仮に、想定利回りと想定運用期間通りだったとすると、1万円投資時の配当金は1万円×12%×12ヶ月=1,200円(税引前)となります。10万円なら12,000円です。

十分な配当ではないでしょうか。

 

それだけの運用利益が出そうかを判断するため、FUNDI プロジェクト#1の投資対象がしっかりしているか確認しましょう。

投資対象は、千葉県千葉市に所在する公募面積15,007坪(実測約18,000坪)の介護施設です。

介護施設そのものを使うわけではなく、この土地をデータセンター用地として開発されます。

FUNDI単独ではなく、売上高数千憶円規模の大手不動産会社と共同で、データセンター開発プロジェクトが進められています。

電力供給の手続きを経て、国内外のデベロッパーに売却される戦略です。

国内のデベロッパーであれば約72憶円(1坪40万円×18,000坪想定)、外資のデベロッパーであれば最大90億円(1坪50万円×18,000坪想定)が見込めるとのことです。

 

データセンターは、大量のデータを安全に保管し、迅速に処理するための施設です。

スマートフォンのアプリやウェブサービス、銀行の取引や自治体のシステムなど、背後にある膨大なデータを支えるためにはデータセンターが必要不可欠となっています。

そのため、データセンター建設の需要は飛躍的に増しています。

順調にいけば、+αの配当にも期待できそうです。

 

 

千葉市データセンター FUNDI プロジェクト#1に投資してはいけない理由

投資してはいけない理由を探すと、以下3点に懸念がありそうです。

  1. 運営会社に実績がない
  2. 劣後出資割合が5%と低め
  3. 募集金額約13億円が集まらずに、ファンドが不成立になる?

 

運営会社である「株式会社FUNDI」は、新しいサービスなので実績(実績利回りが確定)が出てくるのはだいぶ先でしょう。

「実績が十分にあるサービスを使いたい」という方には不向きです。

ただ、どのサービスでもそうですが、第1号案件はその後のユーザー満足度につながるので、結果を出すために力を注いでいると思います。

 

不動産クラウドファンディングでは、優先劣後出資方式を採用しています。

簡単に言うと、ファンド出資時に、あなた(優先出資者)と運営会社等(劣後出資者)の両者からお金を集め、収益分配や元本償還に優先順位をつける仕組みです。

劣後出資者が売却損を先に負担することになるので、仮に物件の売却価格が想定価格を下回っても、優先出資は元本割れしにくいことになります。

FUNDIプロジェクト#1は、優先出資割合95%、劣後出資割合5%となっています。

そのため、仮に物件売却価格が5%を超えると、元本割れします。

 

劣後出資割合が高い不動産クラウドファンディングに、「つくるファンド」(劣後出資割合86%)や「ちょこっと不動産」(30%~67%)があります。

「リターンはそこそこで良くて、元本割れを極力避けたい」という方は、本ファンドは不向きかなと思います。

ちなみに、「ヤマワケエステート」の劣後出資割合は5%未満である場合多く、それに比べるとFUNDIは高いです。

ただ、FUNDIプロジェクト#1は需要が高いデータセンターなので、よっぽどのことがない限り、想定通りにいくのではないかと思っています。

 

最後に、「約13億円集まるのか?」という問題です。

私はすでにユーザー登録していますが、運営元に「約13億円集まらなかった場合、ファンド不成立となるか?」聞いてみました。

「集まった金額で運用される」との回答でしたので、その点は問題にならないようです。

ただし、万が一、ファンド運用開始前に「電力会社との電力供給の方向性が破断した場合には、出資金を返金する」とのことでした。

そうなった場合は、出資金入金日12月20日~運用開始日12月25日まで、一時的に資金がロックされる状態になります。

ただ、そんなに機械損失にはならないかと思います。

 

[補足情報]2024.11.23

「募集金額の約13億円集まるのか?」については、募集開始から1日足らずで92%に達しているので、問題なく集まりそうです。

FUNDIプロジェクト#1,募集状況

 

また、2024.11.21の進捗報告において、電力供給についても問題なく進んでいるとのことでした。

FUNDIプロジェクト#1,電力契約

 

以上のことを踏まえて、投資するか否かを検討してみましょう。

 

 

私の結論

FUNDIプロジェクト#1は、想定利回り12%+α、運用期間12ヶ月のデータセンター開発用地への投資です。

私個人的には、リターンとリスクのバランスを見て、投資する価値があると考えているため、10万円~20万円ほど投資予定です。(←投資完了しました!)

詳しい情報は、FUNDIをご覧ください。

 

その他、FUNDIに関するトピックスは、「不動産クラウドFUNDIとは?始める前に必ず知って下さい!」でまとめていますのでご覧ください。

 

 

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