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どちらを選ぶべき?SBIバンガードS&P500とeMAXIS Slim米国株式S&P500

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎(Udemy認定講師

SBIバンカードS&P500とeMAXIS Slim米国株式の比較

こんにちは。ここ数年、安定的に右肩上がりの米国株式への投資が注目されています。

特に、S&P500に連動するインデックスファンドが人気です。

 

つみたてNISAでS&P500に投資できるファンドは、以下6本です。[2022.2.6時点]

  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBI・バンガード・S&P500)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • iFree S&P500インデックス
  • NZAM・ベータ S&P500
  • つみたて米国株式(S&P500)
  • Smart-i S&P500インデックス

 

「どのファンドを選んだら良いんだろう」と悩むことでしょう。

特に、SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はどちらにするか、ではないでしょうか。

そのようなあなたのために、SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の比較を中心に選び方を解説します。

S&P500への投資の参考にしていただけたら幸いです。

 

 

更新履歴

  • 全体をアップデートしました。[2022.2.6]

 

 

S&P500とは?

まず、S&P500について簡単に理解しましょう。

S&P500とは、主要上場市場が米国の取引所の米国企業で、流動性がある大型株から、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が選定する500銘柄です。構成銘柄の時価総額を指数化しています。

類似した指標で、NYダウ平均(ダウ工業株30種)をよく聞きますよね。こちらは、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が選定する米国経済を代表する30銘柄です。構成銘柄は平均株価を数値化しています。

どちらも大型株を中心としています。違いとしては、S&P500の方が投資対象が多いため、分散性が高いと言われています。

 

以下は、S&P500の推移を示したものです。[2022.2.6時点]

S&P500の推移

[出典:Google Finance]

 

リーマンショックの影響のあった2009年3月には756.55以降、ずっと右肩上がりです。コロナショックのあった2020年3月には急落するも、2021年には大きく上昇しました。

直近5年のリターンは、+94.32%でした。

 

一方、日本のTOPIXの推移はどうでしょうか。[2022.2.6時点]

TOPIXの推移

[出典:Google Finance]

 

リーマンショックの影響のあった2009年3月には721.39、2010年~2013年まで株価が低迷し、政権交代による金融緩和で一気に株価が上昇しました。

コロナショックのあった2020年3月には急落するも、2021年には過去最高値を更新しました。

直近5年のリターンは、24.83%でした。

同一期間において、S&P500の上昇率は、日本の3.79倍です。この点から、TOPIXよりもS&P500に投資した方が得られるリターンが大きかったと言えます。

 

 

6本のファンドを、まずは2本に絞り込み!

S&P500に投資するなら、どのファンドが良いか見ていきましょう。

楽天証券、又はSBI証券で購入できるファンドのうち、つみたてNISA対象で、投資対象がS&P500、償還期限が無期限のファンドを抽出しました。[2022.2.6時点]

  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBI・バンガード・S&P500)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • iFree S&P500インデックス
  • NZAM・ベータ S&P500
  • つみたて米国株式(S&P500)
  • Smart-i S&P500インデックス

 

すべてのファンドで、S&P500をベンチマークとし、ベンチマークの動きに連動する投資成果を目指して運用されます。

 

同一ベンチマークで、インデックスファンドを選ぶときの一番のポイントは、手数料(購入時手数料、信託報酬、信託財産留保額)の低さです。

6本のファンドの手数料は、以下の通りです。

ファンド名 購入時手数料 信託報酬 信託財産留保額
SBI・V・S&P500 0円 0.0938% なし
eMAXIS Slim 米国株式 0円 0.0968% なし
iFree S&P500 0円 0.2475% なし
NZAM・ベータ S&P500 0円 0.2640% なし
つみたて米国株式(S&P500) 0円 0.2200% なし
Smart-i S&P500 0円 0.2420% なし

 

すべてのファンドで購入時手数料は0円で、信託財産留保額はなしです。

信託報酬は、NZAM・ベータ S&P500<iFree S&P500<つみたて米国株式(S&P500)<eMAXIS Slim 米国株式<SBI・V・S&P500の順に安くなります。

 

手数料の圧倒的な低さから、SBI・V・S&P500、もしくはeMAXIS Slim 米国株式のどちらかを選ぶべきでしょう。

ちなみに、SBI・V・S&P500、もしくはeMAXIS Slim 米国株式の信託報酬の差は0.0968%-0.0938%=0.003%/年の差と小さいです。

例えば、累計100万円投資していたとしましょう。このとき、1年で100万円×0.003%=30円の差です。10年でも300円の差です。

そのため、手数料という観点では、どちらを選んでも良いでしょう。

 

 

SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim米国株式のどちらを選ぶべきか?

両者を比較では、リターンとリスク、純資産総額に着目しましょう。

 

両者のリターンとリスク(標準偏差)は、以下の通りでした。[2022.1.31基点]

標準偏差は、リターンの変動幅で、投資信託ではリスク指標として使われています。

ファンド名 リターン 標準偏差
1年 3年(年率) 1年 3年(年率)
SBI・V・S&P500 30.57% No data 13.75% No data
eMAXIS Slim 米国株式 30.76% 22.22% 13.79% 17.42%

 

直近1年のリターンは、eMAXIS Slim 米国株式が、SBI・V・S&P500よりも、0.19%高かったです。

直近1年のリスクは、SBI・V・S&P500が、eMAXIS Slim 米国株式よりも、0.04%低かったです。

ただし、両者の差は微々たるものです。

 

両者の純資産総額は、以下の通りでした。[2022.2.4時点]

  • SBI・V・S&P500:4637.65億円
  • eMAXIS Slim 米国株式:9698.19億円

 

いずれも問題ないレベルの純資産を保有しています。早々にはつぶれたりはしないはずです。

 

リターンとリスク、純資産総額から判断すると、SBI・V・S&P500でも、eMAXIS Slim 米国株式でもどちらを選んでも良いでしょう。

 

どこの証券会社で購入したいかによって、SBI・V・S&P500を選択できない場合があります。

SBI・V・S&P500は、以下の証券会社で購入できます。[2022.2.6時点]

  • SBI証券
  • SMBC日興証券
  • マネックス証券
  • あかつき証券
  • auカブコム証券
  • 佐賀銀行
  • 岡三証券

 

そのため、楽天証券で購入したい場合は、eMAXIS Slim 米国株式一択になります。

SBI証券で購入したい場合は、微々たるものですが手数料の低い、SBI・V・S&P500をおすすめします。

 

楽天証券か、SBI証券かをまだ決めていない方は、両者のポイント還元率を比較しましょう。

  • 楽天証券楽天カードで購入で、1%分の楽天ポイント還元
    ※2022年9月から、1%→0.2%に減額されます
  • SBI証券:1)三井住友カード(NL)で購入で、0.5%分のポイント還元(Tポイント又はpontaポイント)、2)投信マイレージサービス*で、保有金額に応じてのTポイント還元

*:SBI・V・S&P500(年0.022%)、eMAXIS Slim 米国株式(年0.034%)

 

2022年8月までは楽天証券、2022年9月以降はSBI証券の方がポイント還元率が高くなります。

 

 

まとめ

S&P500インデックスファンドは、同一ベンチマークであれば、ほぼ同様のリターンが想定されるため、信託報酬が低いものを選ぶようにしましょう。

現時点では、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBI・バンガード・S&P500)、又はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のどちらかを、あなたの買い方の希望に合わせて選択しましょう。

 

 

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