NISA SCHOOL

独学で資産形成を目指すスクール

本サイトでは広告を利用しています

融資型クラウドファンディングFUELオンラインファンドとは?特長と利回り分析

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎(Udemy認定講師

FUELオンラインファンド,特長と利回り分析

こんにちは。FUELオンラインファンドは、1万円と少額から上場企業又は大手企業の事業に投資できるサービスです。

2020年11月にサービスが開始されました。

運営会社は、FUEL(ふえる)株式会社です。

 

「少額から、資産運用を始めたい」、「相場に影響されにくい投資がしたい」、「ポートフォリオ(資産配分)の拡大や分散を考えている」と思うなら、FUELオンラインファンドを知っておいて損はありません。

そのようなあなたのために、FUELオンラインファンドのコレだけは知っておきたい3つの特長、及びファンドの利回り分析を解説します。

 

 

更新履歴

  • 全体をアップデートしました。[2021.12.21]

 

 

FUELオンラインファンドのコレだけは知っておきたい3つの特長

FUELオンラインファンドは、融資型クラウドファンディングというサービスです。

「融資型クラウドファンディング」とは、資金を必要とする事業者に対し、複数の投資家が投資をしてお金を貸し出す仕組みです。

そのリターンとして、配当を受け取れます。

元本保証ではありません。

CREファンディング,投資の流れ

[出典:FUELオンラインファンド]

 

FUELオンラインファンドの3つの特長は、以下3つです。

  1. 1万円と少額から投資可能
  2. 上場企業又は大手企業の事業ファンドをラインナップ
  3. 担保や保証で、元本割れリスクを低減

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

1万円と少額から投資可能

「事業に投資するには、大金が必要なんでしょ」と思いませんか。

いいえ、FUELオンラインファンドでは1万円と少額から事業に投資が可能です。

 

また、FUELオンラインファンドでは、投資の手間もかかりません。

FUELオンラインファンドでは、上場企業又は大手企業、及びFUEL株式会社が、事業者の審査、担保設定等を実施しているため、あなたはインターネット上でファンドを選ぶだけで面倒なく投資できます。

 

以下は、ファンドの詳細画面です。

ファンド情報が丁寧にまとめられています。

FUELオンラインファンド,ファンド情報

 

「概要」では、事業者、スキーム図(資金の流れ)、ローン構成、運用スケジュールがまとめられています。

「貸付条件」では、貸付条件(担保や保証の有無を含む)、貸付先、投資対象物件がまとめられています。

「リスク」では、一般的な投資のリスクが記載されています。

「その他」では、貸付債権の管理・回収方針・態勢、審査体制、ファンド報告書、クーリングオフ、最低成立金額等がまとめられています。

 

上場企業又は大手企業の事業ファンドをラインナップ

FUELオンラインファンドでは、次の上場企業、又は大手企業の事業に投資できます。

  • シーアールイー(CRE)[東証一部:3458]
  • ディアライフ[東証一部:3245]
  • さくらさくプラス[東証マザーズ:7097]
  • エー・ディー・ワークス[東証一部:2982]
  • 日本商業開発[東証一部:3252]
  • シノケングループ[東証ジャスダック:8909]
  • 高島屋ファイナンシャル・パートナーズ

 

不動産企業が多いです。

シーアールイーは、物流不動産の開発、マスターリース、プロパティマネジメント、リーシング、アセットマネジメントまで、生活を支える物流不動産のトータルサービスを展開する企業です。

 

ディアライフは、不動産投資向けのレジデンス、商業ビル、オフィスビルの企画、設計、工事監理等の一連の不動産開発を行う企業です。

 

さくらさくプラスは、保育所の開発促進、不動産仲介コンサルティング、保育運営等を手掛ける企業です。

 

エー・ディー・ワークスは、主に個人富裕層を中心とする顧客に対して、収益不動産ソリューション及び収益不動産や不動産担保ローン債権等を金融商品化した資産運用ソリューションを提供する企業です。

 

日本商業開発は、土地のみに投資し長期安定収益を生み出す「JINUSHIビジネス」に特化した、不動産デベロッパーです。

 

シノケングループは、不動産セールス事業、不動産サービス事業、ゼネコン事業を中心に、エネルギー事業、ライフケア事業、海外事業を行う企業です。

 

高島屋ファイナンシャル・パートナーズは、クレジットカード業務、貸金業務、金融商品仲介業務、信託契約代理店業務、保険代理店業務、銀行代理業務等を行う企業です。

 

各融資型クラウドファンディングサービスによって、取扱ファンドが異なりますが、FUELオンラインファンドのアカウントを持っていれば、すべてのサービスを利用できます。

サービス名 取扱ファンド
CREファンデイング シーアールイー
DLファンディング ディアライフ
FUELセレクト さくらさくプラス
エー・ディー・ワークス
日本商業開発
シノケンオーナーズファンディング シノケングループ
高島屋ソーシャルレンディング 高島屋ファイナンシャル・パートナーズ

 

CREファンディングは、FUELオンラインファンドの中で最も初期に始まったサービスです。

こちらは、「融資型クラウドファンディングCREファンディングとは?特長と利回り分析」で詳しく解説していますので、一読ください。

 

保証や担保で、元本割れリスクを低減

FUELオンラインファンドでは、多くのファンドで保証や担保が付いており、元本割れリスクを低減しています。

2021.12.21時点、過去ファンドの保証や担保の有無を調査したところ、次のような結果でした。

サービス名 保証 担保
CREファンディング ○or×
DLファンディング × ×
FUELセレクト ○or× ○or×
シノケンオーナーズファンディング × ×
高島屋ソーシャルレンディング ×

 

最も元本割れリスクを低減していたファンドは、CREファンディングの保証・担保ありタイプでした。

 

 

FUELオンラインファンドの利回り分析

2021.12.21時点では、12ファンドの募集がありました(募集中、予定を除く)。

CREファンディングは、別途「融資型クラウドファンディングCREファンディングとは?特長と利回り分析」で分析しているため、DLファンディング、高島屋ソーシャルレンディング、シノケンオーナーズファンディングのファンドを記載しています。

 

利回り分布をわかりやすいように可視化していきます。

横軸に運用期間(ヶ月)、縦軸に想定利回り(%/年)をプロットしています。

FUELオンラインファンド,利回り分析


各ファンドについて、運用期間(ヶ月)、想定利回り(%/年)、最低投資額である1万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。 

ファンド名 運用期間(ヶ月) 想定利回り(%) 想定配当金(円)
アパートメントファンド1号(東京王子) 3 4.0 100
高島屋FPファンド4号(富山県サ高住) 2 3.0 50
高島屋FPファンド3号(愛知県サ高住) 4 3.0 100
高島屋FPファンド2号(岐阜県サ高住) 3 3.0 75
高島屋FPファンド1号(札幌市サ高住) 3 3.0 75
DL FUNDING 1号 12 2.2 220
保育園みらいオンラインファンド横浜磯子 23 3.0 575
ADW米国不動産ファンド4号 6 5.0 250
ADW米国不動産ファンド3号 6 4.5 225
ADW米国不動産ファンド2号 6 2.5 125
ADW米国不動産ファンド1号 6 2.0 100
JINUSHIビジネスファンドA号 24 2.5 500
min. 2 2.0 50
max. 24 5.0 575

※小数点以下、切り捨てで算出

 

FUELオンラインファンドでは、想定運用期間2ヶ月~24ヶ月、想定利回り2.0%~5.0%、想定配当金50円~575円に期待できます。

元本保証ではありませんが、預金金利が0.01%/年を踏まえると、得られるリターンはかなり大きいです。

 

 

まとめ

FUELオンラインファンドは、1万円と少額から上場企業、又は大手企業の事業に投資でき、想定利回りの配当金に期待できる融資型クラウドファンディングサービスです。

融資型クラウドファンディングには、株式や債券と異なり相場がなく、日々の価格変動を追って、ハラハラする必要はありません。

そのため、相場に影響されにくい投資をしたい方には、FUELオンラインファンドが最適です。

また、株式や債券を保有していて、ポートフォリオの拡大や分散のために、想定利回りが決まっているFUELオンラインファンドを利用しても良いでしょう。

 

FUELオンラインファンドを利用するか否かの参考になれば、幸いです。

 

 

関連記事

最新キャンペーンはコレ!FUELオンラインファンドのお得な口座開設方法

© FUEL, Inc.