こんにちは。イークラウドは、株式上場(IPO)やM&Aに期待できるベンチャー企業に投資できるサービスです。
運営会社は、イークラウド株式会社です。2018年に設立された、株式投資型クラウドファンディング事業専門の会社です。大和証券グループと連携しています。
2020年6月から、サービスが開始されました。
「少額から、ベンチャー企業に投資して、IPOやM&Aに期待したい」、「ベンチャー企業の配当や、株主優待に期待したい」、「国内のベンチャー企業の成長を下支えしたい」と思うなら、イークラウドを知っておいて損はありません。
そのようなあなたのために、イークラウドのコレだけは知っておきたい3つの特長、及びプロジェクト分析を解説します。
非上場株式は、通常の株式投資とは異なり、流動性が非常に低い取引です。十分に学習し、慎重に取引しましょう。
更新履歴
- プロジェクト分析に、「C-INK」を追加しました。[2022.11.21]
イークラウドのコレだけは知っておきたい3つの特長
イークラウドは、株式投資型クラウドファンディングというサービスです。
「株式投資型クラウドファンディング」とは、非上場企業(ベンチャー企業)が株式を発行し、インターネットを通じて多くの人から少額ずつ資金を集める仕組みです。
元本保証ではありません。
[出典:イークラウド]
イークラウドの3つの特長は、以下3つです。
- 10万円程度から投資可能
- プロが厳選したベンチャー企業をラインナップ
- IPOやM&Aで、数十倍のリターンに期待できる
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
10万円程度から投資可能
「ベンチャー企業に投資するには、大金が必要なんでしょ」と思われる方が多いですよね。
いいえ、イークラウドでは10万円程度と少額からベンチャー企業への投資が可能です。
また、イークラウドでは、ベンチャー企業への投資の手間もかかりません。
これまで、ベンチャー企業の株式を取得するには、よっぽどのコネクションがないとできませんでした。
イークラウドが登場したことで、資金出資の対価として、ベンチャー企業の株式をインターネット上で簡単に取得できるようになりました。
以下は、プロジェクトの詳細画面です。
投資判断に必要な情報が十分にまとまっています。
「詳細」では、事業概要、なぜやるか(課題と解決策)、プロダクト、市場分析、マイルストーン、チーム、応援コメント、エンジェル税制、質疑応答がまとめられています。
事業説明や質疑応答は、募集開始前にオンラインセッションがあります。リアルタイムで聞けなくても、動画がアップロードされるので、経営者の生の声、投資家の目線を確認するのに役立ちます。
「事業者情報」では、資本金、発行可能株式総数、発行済株式総数等、ベンチャー企業の一般的な情報がまとめられています。
「募集情報」では、1株価格、募集コース、資金使途等、募集に関する情報がまとまっています。
「企業のリスク」では、該当プロジェクト特有のリスクがまとめられています。
「審査内容」では、イークラウドの審査内容がまとめられています。会員登録すると、閲覧できます。
「契約締結前交付書面」では、投資するにあたり必要な書類がまとめられています。こちらも、会員登録すると、閲覧できます。
プロが厳選したベンチャー企業をラインナップ
イークラウドは、ベンチャーキャピタル(VC)での投資経験者や、急成長してきたベンチャー企業で活躍してきたメンバーが、厳選したベンチャー企業をプロジェクトとしてラインアップしています。
代表取締役である、波多江 氏は、サイバーエージェントでは子会社役員等を歴任し、VC2社にて各種投資実行した経験を持っています。
また、執行役員である、升井 氏は、サイバーエージェントではAbemaTVの戦略立案に従事し、XTech Venturesでは8社の投資実行した経験を持っています。
さらに、取締役である、高橋 氏は、ソフトバンクでは通信事業のサービス企画・推進を行い、制作会社の取締役等を経て、イークラウドでは新規事業開発等を行っています。
過去には、以下のカテゴリーのプロジェクトがラインナップされていました。
- バイオ
- ゲーム
- 創薬・製薬
- 医療・ヘルスケア
- ライフスタイル
- コマース・D2C
- 飲食・フードテック
- 地方創生
- SaaS
- ロボディックス
- エレクトロニクス
どれも、今後成長が期待できるカテゴリーだと思われます。
IPOやM&Aで、数十倍のリターンに期待できる
イークラウドで投資する最終ゴールは、IPOやM&A(事業売却)による株式の売却です。
IPOでは、初値(上場初日の株価)が募集価格の何倍にもなることがあります。それにより、数倍~数百倍のリターンを手にする可能性があります。
一方で、IPOやM&Aに時間がかかる場合があること、IPOやM&Aを達成できるか不明なこと、最悪のケースでは倒産リスクによる損失にも留意しておきましょう。
イークラウドのプロジェクト分析
2022.11.21時点では、15プロジェクトがありました(募集中、予定も含む)。
カテゴリー分布をわかりやすいように可視化しました。
各プロジェクトについて、カテゴリー、目標金額、1株価格、最低投資額についてまとめています。
社名 | カテゴリー | 目標金額(万円) | 1株価格(円) | 最低投資額(円) | 募集開始日 |
C-INK | エレクトロニクス | 2011.1 | 650 | 91,000 | 2022.11.26 |
由風BIOメディカル | バイオ | 1504.8 | 750 | 99,000 | 2022.10.26 |
LIFEHUB | ロボディックス | 4008.6 | 170 | 102,000 | 2022.9.3 |
ラウンズ | SaaS | 2496.9 | 87,000 | 87,000 | 2022.7.8 |
ダイバースファーム | バイオ | 1494.9 | 2,200 | 99,000 | 2022.4.22 |
PIJIN | その他 | 2500 | 100,000 | 100,000 | 2022.1.7 |
e-NA Biotec | 創薬・製薬 | 2,000 | 2,000 | 100,000 | 2021.11.6 |
NUProtein | バイオ | 2,964 | 3,800 | 95,000 | 2021.9.22 |
はなまる手帳 | ライフスタイル | 2,000 | 200 | 100,000 | 2021.8.22 |
Next Paradigm | 医療・ヘルスケア | 1,000 | 25,000 | 100,000 | 2021.7.27 |
Red Yellow And Green | 飲食・フードテック | 1,000 | 500 | 100,000 | 2021.6.6 |
ラズホールディングス | コマース・D2C | 996 | 6,000 | 120,000 | 2021.2.20 |
Game Sercer Services | ゲーム | 4,995 | 30,000 | 90,000 | 2021.2.12 |
FlatBoys | コマース・D2C | 1,500 | 2,000 | 100,000 | 2020.11.7 |
地元カンパニー | 地方創生 | 3,000 | 10,000 | 100,000 | 2020.7.29 |
min. | 996 | 170 | 87,000 | --- | |
max. | 4,995 | 100,000 | 120,000 |
※社名に、各プロジェクトの詳細記事のリンクを貼っています。
※スクロールして、ご覧ください。
イークラウドのプロジェクトでは、カテゴリーは様々あり、目標金額996万円~4995万円、1株価格200円~100,000円、最低投資額90,000円~120,000円でした。
また、イークラウドのプロジェクトが、いつIPOやM&Aの予定なのか気になりますよね。
各プロジェクトについて、IPO又はM&Aの目標について、まとめています。
社名 | カテゴリー | IPO or M&A | 目標 |
C-INK | エレクトロニクス | IPO | 202X年以降 |
由風BIOメディカル | バイオ | IPO | 202X年以降 |
LIFEHUB | ロボディックス | IPO | 202X年以降 |
ラウンズ | SaaS | IPO | 202X年以降 |
ダイバースファーム | バイオ | M&A | 202X年以降 |
PIJIN | その他 | IPO | 2024年以降 |
e-NA Biotec | 創薬・製薬 | IPO | 2024年以降 |
NUProtein | バイオ | M&A | 2023年以降 |
はなまる手帳 | ライフスタイル | IPO | 2027年以降 |
Next Paradigm | 医療・ヘルスケア | M&A | 2024年以降 |
Red Yellow And Green | 飲食・フードテック | IPO | 2026年以降 |
ラズホールディングス | コマース・D2C | IPO | 2026年以降 |
Game Sercer Services | ゲーム | IPO | 2027年以降 |
FlatBoys | コマース・D2C | IPO | 2026年以降 |
地元カンパニー | 地方創生 | IPO | 2026年以降 |
※留意事項:プロジェクトページより、読み取れる範囲で記載。
イークラウドのプロジェクトでは、IPOによるイグジットを目指すのが11社、M&Aによるイグジットを目指すのが3社でした。
目標は、どのプロジェクトも202X年代とされていました。少なくとも、2023年以降にイグジットが出てくるか、今後、着目しておきたいところです。
まとめ
イークラウドは、株式上場(IPO)やM&Aに期待できるベンチャー企業に投資できるサービスです。
ベンチャー企業への投資は、リスクを許容できる範囲にして、中長期的な目線を持って取り組んでみてはいかがでしょうか。
イークラウドを利用するか否かの参考になれば、幸いです。
その他、イークラウドに関するトピックは、「IPO前に、非上場株式を購入できるイチオシの4つの方法」でまとめていますので、ご覧ください。
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