
こんにちは。NISA SCHOOLの永松です。本記事は、投資ステージ2の方向けです。
ニッセイ企業型確定拠出年金をすでに利用していて、もしくはこれから利用する予定で、どんな投資配分(ポートフォリオ)にしたら良いのか、とお悩みではないでしょうか。
2025年時点、私の年齢は40代で、同じくニッセイ企業型確定拠出年金を利用しています。
ニッセイ企業型確定拠出年金で40代におすすめの投資配分について、一緒に考えていきましょう。
更新履歴
- ポートフォリオ実績をアップデートしました。
Geminiが示す、ニッセイ企業型確定拠出年金で40代におすすめの投資配分
昨今、非常に生成AIが話題に挙がっていますね。私自身も普段から投資に関する情報収集や戦略などの調査に活用しています。特に、GoogleのGeminiを利用しています。
ただ、投資戦略については、これからかなと。あと数年したら、確度の高い生成AIが出てきて、このようなブログは読まれなくなるかもしれないですね(笑)。
まずは、Geminiに「ニッセイ企業型確定拠出年金でおすすめの投資配分」を聞いてみました。
- 使用ツール:Gemini 2.5 Pro
- プロンプト:ニッセイ企業型確定拠出年金、40代推奨配分
- 調査日:2025.9.15
以下の通り3つのタイプに分けて、投資配分を示してくれました。
| タイプ | 基本方針 | ポートフォリオ例 |
| 安定重視型 | 値動きのリスクをできるだけ抑えつつ、預貯金よりも高いリターンを目指す堅実なポートフォリオ | ・ニッセイ利率保証年金など(元本確保型):30% ・DCニッセイ国内債券インデックス:30% ・DCニッセイ外国債券インデックス:20% ・DCニッセイTOPIXインデックス:10% ・DCニッセイ外国株式インデックス:10% |
| バランス型 | 国内外の株式と債券にバランスよく分散投資する、最も標準的といえるポートフォリオです。日本の年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本ポートフォリオ | ・DCニッセイ国内債券インデックス:25% ・DCニッセイ外国債券インデックス:25% ・DCニッセイTOPIXインデックス:25% ・DCニッセイ外国株式インデックス:25% |
| 積極型 | まだ運用期間が長く残っているため、積極的にリスクを取り、より高いリターンを目指すポートフォリオ | ・DCニッセイ外国株式インデックス:60% ・DCニッセイTOPIXインデックス:20% ・DCニッセイ外国債券インデックス:10% ・DCニッセイ国内債券インデックス:10% |
※加入プランによって、該当のファンドの取扱がない場合があります。
ポイントとして、
40代は、老後資金の準備期間としてまだ20年ほどあり、ある程度のリスクを取って資産の成長を期待できる重要な時期です。一方で、教育資金や住宅ローンなど、ライフプラン上の支出も多い年代のため、ご自身の状況に合ったリスク管理が不可欠です。
まず最も大切なのは、ご自身がどの程度のリスクを受け入れられるか(リスク許容度)を把握することです。「資産が一時的に20%減っても冷静でいられるか」「安定性を最優先したいか」など、ご自身の投資に対する考え方やライフプランと照らし合わせて、どのタイプに近いか考えてみましょう。
「自分で配分を考えるのは難しい」「定期的な見直しは面倒」という方には、以下のファンドを1本選ぶだけの簡単な方法もあります。
例:DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)、ターゲットイヤーファンド
とのコメントが記載されていました。
以上がGeminiの回答です。
どう思われましたでしょうか。
結構王道だな、というのが私の所感です。
古くからある王道の情報を集約して回答が生成されているように思われました。
2025.7.27にideco(個人型確定拠出年金)でも、類似した回答を生成したのですが、その時との違いは、バランス型でGPIFのポートフォリオを参照してきたことです。(参考:楽天証券idecoで40代におすすめの投資配分は?)
私がGeminiの回答にツッコむなら、以下2点です。
- 国内債券に投資する価値はあるのか?
- 金(ゴールド)に分散投資しないのは、これからのトレンドを無視しているのでは?
国内債券、外国債券(中国を含む)、新興国債券のリターン及びリスクをまとめました。[2025.8.31時点]
| ファンド名 | 年率リターン(%) | リスク(標準偏差)(%) | ||||
| 1年 | 3年 | 5年 | 1年 | 3年 | 5年 | |
| DCニッセイ日本債券インデックス | -4.89% | -3.15% | -2.39% | 2.14% | 3.04% | 2.53% |
| DCニッセイ外国債券インデックス | 5.07% | 5.35% | 4.31% | 7.48% | 7.95% | 6.80% |
| DCダイワ新興国債券インデックスファンド | 10.51% | 10.64% | 8.00% | 7.88% | 7.80% | 7.44% |
※リンク先は、ファンドページです。
国内債券「DCニッセイ日本債券インデックス」は、リスクは約2~3%と低いものの、1年、3年、5年と中期的にマイナスリターンを続けています。
これから日銀が利上げすると言われていて、金利が上がると債券価格は下落するので、これからもマイナスリターンになり続けるのではないでしょうか。
それをポートフォリオには個人的には入れないです。
外国債券「DCニッセイ外国債券インデックス」は、4.31%~5.35%とプラスリターンで推移しています。
新興国債券「DCダイワ新興国債券インデックスファンド」は、国内債券よりリスクは高いですが、それに見合ったリターンは得られています。
また、直近では先進国債券と同程度のリスクで、2倍近いリターンが得られています。
債券をポートフォリオに入れるなら、国内債券には投資せず、先進国債券+新興国債券の方が合理的だと考えています。
次に、金(ゴールド)は債券よりも分散投資先としてポートフォリオに組み入れるべきと考えています。
2020年以降、コロナショックや戦争など情勢不安などから、金への投資が高まっています。
2022年以降、年間1,000トン以上の金を各国中央銀行が外貨準備として購入しているため、金価格も上昇しています。今後、5年間でその購入量がさらに増加する見込みです。(参考:衰えを知らない中央銀行の金需要)
この直近3年から、今後5年のトレンドがGeminiが示す回答に含まれていなかったです。
ニッセイ企業型確定拠出年金では、「ニッセイゴールドファンド(為替ヘッジなし)」の取り扱いがあるため、金への投資も可能です。
ただし、為替ヘッジなしなので、円高による基準価格の下落回避はできませんが、円安による基準価額の上昇の恩恵が受けられます。
以下に、金ファンドと全世界株式ファンドのリターンとリスクを記載しました。
| ファンド名 | 年率リターン(%) | リスク(標準偏差)(%) | ||||
| 1年 | 3年 | 5年 | 1年 | 3年 | 5年 | |
| ニッセイゴールドファンド(為替ヘッジなし) | 35.43% | ー | ー | 16.49% | ー | ー |
| DCニッセイ全世界株式インデックスコレクト | 18.98% | ー | ー | 14.32% | ー | ー |
※リンク先は、ファンドページです。
直近1年のリターンで比較すると、金ファンドが全世界株式ファンドよりも16.45%と非常に高いリターンを得ていることがわかるかと思います。
その分、リスクも金ファンドの方がやや高いです。
以上のことから、金ファンドは投資先の選択して有力です。
NISAで金ファンドの選び方が気になる方は、「金に投資するなら、どの投資信託がおすすめ?選び方の基準を解説」をご覧ください。
私のニッセイ企業型確定拠出年金の投資配分とこれから始める人におすすめの投資配分
ここからは、私の実際のポートフォリオと、これから始める人におすすめのポートフォリオを紹介します。
私の前提条件としては、以下であることに留意してください。
- ニッセイ企業型確定拠出年金だけでなく、ideco、NISAでも投資している
- ニッセイ企業型確定拠出年金での掛金は、マッチング拠出をしておらず、月3.8万円程度とそこまで大きな金額ではない
2026.1.19時点のパフォーマンスは、以下の図の通りです。

投資元本約162.7万円に対して、純資産評価額約227.3万円で、トータルリターンは+39.7%(+約64.5万円)です。
運用期間を考慮した運用利回りは、+17.24%と非常に満足の結果です。
「加入者平均利回り」を選択すると、他の方とあなたの利回りを比較できます。
2~3年前は、現金比率を高めており直近1年で金に投資していたため、1年の利回りが平均よりも大幅に高くなっていると思われます。

2026.1.19時点のポートフォリオは、以下の図の通りです。
ざっくり言うと、外国株式47%、金53%です。

現在の積立設定のファンドは、「ニッセイゴールドファンド(為替ヘッジなし)」に100%に設定しています。
当初は、「DCニッセイ外国株式インデックス」に投資していました。その後、商品ラインナップが追加されて、全世界株式(オルカン)である「DCニッセイ全世界株式インデックスコレクト」に積立設定を変更しました。
2025年に入り、ディープシークショックを機に米国株が下落し始めたので、「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」に積立設定を変更しました。
その後、「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」に50%、「ニッセイゴールドファンド(為替ヘッジなし)」に50%に設定していました。
2025.10以降、米国株は割高だなと考えて、「ニッセイゴールドファンド(為替ヘッジなし)」に100%に変更しました。
私の全体のポートフォリオでは、株式が多くややリスクが大きいので、ニッセイ企業型確定拠出年金では金を多めに保有する方針にしています。
私が今40代でidecoを始めるなら、以下のポートフォリオに設定します。
- 株式インデックスファンド:70%~80%
- 金ファンド:20%~30%
例えば、あなたが40歳であればまだ引き出すまでに20年近くあります。
引き出すまでに10年以上あるのであれば、株式を中心にポートフォリオを組みます。
また、先ほど説明したように金は各国にとって重要な資産となります。すなわち、今後も価格は上昇していくと推測しています。
債券は、国の破綻リスク、為替リスク、さらには株式との逆相関しなくなってきているため、株式や金と比較すると魅力を感じないため除外します。
伝統的には、株式が上がれば債券は下がる、株式が下がれば債券は上がる、といった逆相関が見られていました。
しかし、2022年以降、インフレを抑えるために各国の中央銀行が政策金利を引き上げた結果、債券価格が下落しました。同時に、急激な金利上昇は将来の景気後退懸念を高め、株価も下落しました。このように、株式と債券が同時に下落する「正相関」が見られるようになりました。
株式のリターンよりもリスクを抑えたいと思うのであれば、株式インデックスファンド35%~40%、外国債券+新興国債券35%~40%、金20%~30%とするのも良いでしょう。
もし、直近1年以内で転職を考えている場合は、預金(元本確保型)を50%程度持っていた方が良いでしょう。
仮に、転職してニッセイ企業型確定拠出年金以外に変更になる場合、一度全資産を売却する必要があります。その際に含み損があると、損を確定することになっているため、利益を確保しておいた方が無難です。
株式インデックスファンドは、投資方針、リターン、リスクを見て、好きなものを選択しましょう。
組み合わせても良いかと思います。
迷いたくないなら、地域をまんべんなく分散できる日本を含む全世界株式「DCニッセイ全世界株式インデックスコレクト」がおすすめです。
以下に、株式インデックスファンドの投資方針をまとめました。
| ファンド名 | 投資方針 |
| DCニッセイ日経225インデックスファンドB | 日経平均トータルリターン・インデックスに連動 |
| DCニッセイ外国株式インデックス | MSCIコクサイ・ インデックスに連動 |
| ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド | Solactive GBS United States 500インデックスに連動 |
| DCニッセイ全世界株式インデックスコレクト | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動 |
| インデックスファンド海外新興国株式 | MSCI エマージング・マーケット・インデックスに連動 |
※リンク先は、ファンドページです。
「DCニッセイ日経225インデックスファンドB」は日本株式のみです。
「DCニッセイ外国株式インデックス」は日本を除く先進国株式です。
「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」は米国株式のみです。
「DCニッセイ全世界株式インデックスコレクト」は日本株式・先進国株式・新興国株式すべてを含んでいます。
「インデックスファンド海外新興国株式」は新興国株式のみです。
株式インデックスファンドのリターンとリスクをまとめました。
| ファンド名 | 年率リターン(%) | リスク(標準偏差)(%) | ||||
| 1年 | 3年 | 5年 | 1年 | 3年 | 5年 | |
| DCニッセイ日経225インデックスファンドB | 12.44% | 17.09% | 14.97% | 13.46% | 15.04% | 15.18% |
| DCニッセイ外国株式インデックス | 19.16% | 21.00% | 21.15% | 15.11% | 15.01% | 15.13% |
| ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド | 19.88% | ー | ー | 17.98% | ー | ー |
| DCニッセイ全世界株式インデックスコレクト | 18.98% | ー | ー | 14.32% | ー | ー |
| インデックスファンド海外新興国株式 | 19.31% | 12.80% | 11.57% | 15.74% | 14.63% | 13.92% |
直近1年では、「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」が19.88%と最もリターンが高く、「DCニッセイ日経225インデックスファンドB」が12.44%と最もリターンが低かったです。
ニッセイ企業型確定拠出年金に加え、NISAでの投資している場合は、全体のポートフォリオを見ながら、ポートフォリオを決定していくのが良いでしょう。
まとめ
ニッセイ企業型確定拠出年金で40代におすすめの投資配分を紹介しました。
基本的には、株式+金でポートフォリオを組むことをおすすめします。
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