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バンカーズのデメリットは?元本割れリスクと投資前に確認すべき点

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ご存知のように、バンカーズ(Bankers)は、資産運用したい個人と資金を借りたい企業を結ぶ融資型クラウドファンディングです。

2020年12月から新サービスとして始まりました。

 

バンカーズのデメリットは、元本割れリスクがあることです。「バンカーズで投資を検討中だけど、そのリスクがあるから躊躇している」という方は多いはずです。

元本保証ではない投資において、どんな投資サービスでも元本割れリスクは生じます。

大切なのは、どういう場合に元本割れする恐れがあるのか、を知ることです。

 

今回は、バンカーズのファンドが元本割れするケース、投資前に確認すべき点を丁寧に解説します。

バンカーズを利用するか否かの参考にしていただけたら、幸いです。

 

 

バンカーズのファンドが元本割れするケース

具体的な事例として、「バンカーズ不動産・商業手形ファンド第1号」で見てみましょう。

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[出典:バンカーズ]

 

このファンドの投資の流れは、次の通りです。

バンカーズ,スキーム

 

あなた(出資者)は、バンカーズを通じて融資型ファンドに出資します(①)。

営業者であるバンカーズが、不動産を担保に借手に融資を行います(②)。

借手は、そのお金を不動産取得のため他金融機関から受けていた融資解消に利用します(③)。

その後、第三者に不動産を売却して資金を得て(④)、ファンドに元本及び利息を支払います(⑤)。

営業者報酬が差し引かれた後(⑥)、あなたに元本償還と分配金が支払われます(⑦)。

 

上記の流れのうち、不動産売却が滞った場合は、借手が自社の資産や、再度他金融機関等から借入し返済できれば、元本割れはしません。

 

一方、以下2つの場合は、元本割れの恐れがあります。

  1. バンカーズが破綻した場合
  2. 借手が破綻した場合

 

営業者であるバンカーズが破綻した場合、自社の資産等がない状態の可能性が高く、元本割れの恐れがあります。

バンカーズ,元本割れ

 

また、借手が破綻した場合は、バンカーズが担保としている不動産を売却することで、元本の回収を行います。

ただし、すぐに不動産を売却できない場合は元本返済が遅延したり、不動産の値下がり等で元本を完全に回収できない可能性があります。

その際には、元本割れの恐れがあります。

バンカーズ,元本割れ

 

簡単にまとめれば、バンカーズ又は借手が返済不能になると、元本割れの恐れがあるということです。

 

バンカーズの投資前に確認すべき点

投資前に確認すべき点は、次の3点です。こちらは、あくまで個人的な見解です。

  1. 担保や保証があるのか?
  2. どういう場合に元本割れするのか?
  3. 財務情報

 

先ほどの事例と同じ「バンカーズ不動産・商業手形ファンド第1号」で見てみましょう。

まずファンドに「担保や保証があるのか」を確認しましょう。

各ファンドの「プロジェクト概要」の「担保」、「保証」の欄に記載されています。

バンカーズ,担保・保証

 

担保として、「借手が所有する区分所有物件」(不動産)が設定されています。

ここで注目しておきたいのが、Loan to Value(LTV)と言われる、評価額に対する融資額の割合です。

担保に対して、どれだけの融資をしているのかを見ることで、元本割れリスクを計ることができます。

融資額が評価額に近づくほど、リスクが高くなります。

このファンドでは、担保の評価額2960万円に対して、融資額は最大2000万円と設定されているため、LTVは約67.6%とされています。

960万円分は余裕を持たせていると見ることができます。

保証は、個人による連帯保証がついています。

 

次に、どういう場合に元本割れするかを確認しましょう。

各ファンドの「プロジェクト概要」の本文中の「保証」の欄に記載されています。

ファンドによって、ケースが異なるので十分に理解しておきましょう。

「バンカーズ不動産・商業手形ファンド第1号」のケースは先述したので割愛します。

 

バンカーズでは、事前審査に合格した企業に対して、ファンドとして商品化されています。ただし、100%元本割れしないという訳ではありません。

そこで、支払い能力を判断するために、営業者と借手の財務情報を確認しておきましょう。

どちらかというと、営業者よりも、事業を行う借手の支払い能力の方が重要と考えています。

 

営業者の財務情報は、各ファンドの「ファンド概要」の「営業者の財務状況」に記載があります。

バンカーズ,財務情報

 

一般的な財務分析として、1年以内の短期的な支払能力を見るために「流動比率」が使われます。

流動比率は、流動資産÷流動負債×100%で算出できます。一般に流動比率が100%未満だと、支払い能力を不安視されます。

2020年3月期貸借対照表・損益計算書」によると、営業者の流動比率は117.6%と問題ありませんでした。

さらに確認したいなら、直近の純資産を参考にしてみても良いでしょう。

純資産とは、会社の自己資本です。どれくらい返済不要な資金を持っているかを判断できます。

 

借手の財務情報は、各ファンドの「投資家限定情報」に記載があります。

こちらは、会員登録しないと閲覧できないため、ここでは非開示としました。

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以上が事例紹介と投資前に確認すべき点です。 

 

まとめ

バンカーズのファンドでは、営業者であるバンカーズや借手が返済不能になると、元本割れの恐れがあります。

元本割れリスクを理解するためにも、投資しようとしているファンドが、「担保や保証はあるのか」、「どういう場合に元本割れするのか?」、「財務情報」を事前に確認しましょう。

これらのことを踏まえ、あなたが許容できるリスクか判断しましょう。

 

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