こんにちは。バンカーズ(Bankers)は、1万円と少額から、金融のプロが厳選した企業に投資できるサービスです。
運営会社は、昭和44年創業で、長年金融商品取引業、融資事業を営む、株式会社バンカーズです。
2020年12月にサービスが開始されました。
「少額から、資産運用を始めたい」、「相場に影響されにくい投資がしたい」、「ポートフォリオ(資産配分)の拡大や分散を考えている」と思うなら、バンカーズを知っておいて損はありません。
そのようなあなたのために、バンカーズのコレだけは知っておきたい3つの特長、及びファンドの利回り分析を解説します。
更新履歴
- 利回り分析を更新しました。[2023.4.16]
バンカーズのコレだけは知っておきたい3つの特長
バンカーズは、融資型クラウドファンディングというサービスです。
「融資型クラウドファンディング」とは、資金を必要とする事業者に対し、複数の投資家が投資をしてお金を貸し出す仕組みです。
そのリターンとして、配当を受け取れます。
元本保証ではありません。
バンカーズの3つの特長は、以下3つです。
- 1万円と少額から投資可能
- 他社にはない、融資+商業手形割引の分散運用ファンドをラインナップ
- 担保や保証で、元本割れリスクを低減
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1万円と少額から投資可能
「企業に投資するには、大金が必要なんでしょ」と思いませんか。
いいえ、バンカーズでは1万円と少額から企業に投資が可能です。
また、バンカーズでは、投資の手間もかかりません。
バンカーズでは、証券・銀行業務の経験が豊富なプロフェッショナルが、次の4ステップで事業者を選別しています。
- 案件発掘プロセス(依頼経路確認、反社チェック、登記簿謄本取得、信用調査機関登録)
- 債務者判断・案件内容確認書類取り付け(決算書3期、直近試算表、資金繰表、担保不動産、事業計画書、代表者略歴、資産状況、家族構成等)
- 信用調査機関の格付け取得
- 判定(案件会議、審査部判定、判定会議の3ステップで審査)
さらに、運用中には定期的なモニタリングを実施しているため、あなたはインターネット上でファンドを選ぶだけで面倒なく投資できます。
以下は、ファンドの詳細画面です。
ファンド情報が丁寧にまとめられています。
[出典:バンカーズ]
「ファンドの概要」では、ファンドのスキーム図(お金の流れ)、諸条件(想定利回り、想定運用期間、募集金額、募集方式等)、ファンドのスケジュールがまとめられています。
「プロジェクト概要1:融資」では、融資部分に関する概要、スキーム図、資金用途、リスク分析、担保・保証、モニタリングについてまとめてらています。
「プロジェクト概要2:商業手形割引」では、商業手形割引での運用概要がまとめられています。
「リスク・管理態勢」では、ファンド特有及び共通のリスク、バンカーズの管理態勢がまとめられています。
「本ファンドの特徴」では、ファンドのポイントがまとめられています。
「投資家限定情報」は、会員登録すると見れるようになります。
ここまで丁寧にまとめられていると、安心して投資判断に利用できます。
他社にはない、融資+商業手形割引の分散運用ファンドをラインナップ
一般的な融資型クラウドファンディングは、企業の事業に対して融資を行い、金利を含めた金額を返済してもらうことで、投資家に配当を行っています。
バンカーズでは、リスク分散の観点から、この融資に加え、「商業手形割引」という手法をプラスした運用を行っています。
商業手形割引は、簡単に言うと、短期で手数料を稼ぐビジネスです。
バンカーズは、15,000件、200億円以上の商業手形割引を実行しており、ここ10年の不渡り実績はないという強みがあります。
例えば、「バンカーズ事業者ローン・商業手形ファンド第7号」では、融資と商業手形割引が以下のように組み合わせて運用されています。
- 募集金額:6600万円
- 融資:6000万円を事業者に融資し、金利(年率)4.5%で運用
- 商業手形割引:600万円を商業手形割引で、金利(年率)0%~7.42%で運用
これらの合算利回りから、バンカーズの営業者報酬が差し引かれたものが、想定利回りとなります。商業手形割引は、取引状況によって収益が変動するため、幅のある想定利回りとなっています。
担保や保証で、元本割れリスクを低減
バンカーズのファンドには、基本的に担保や保証が設定されており、元本割れリスクを可能な限り低減しています。
担保の種類は、不動産、貸金債券、診療報酬債権、売掛債権等、様々です。
保証の種類は、個人による連帯保証、企業による連帯保証があります。
担保や保証は、ファンドの詳細ページの「リスク分析」の欄で確認できます。
担保や保証に関するリスクは、リスク大(0点)~リスク小(5点)で評価されているため、一つの目安にしてみると良いでしょう。
また、バンカーズの親会社であるバンカーズ・ホールディングが、ファンドの一部に出資するセイムボート出資を行っています。
セイムボート出資とは、英語のin the same boatが由来で、ファンド運用者が投資家と共に同一のファンドに対して出資を行うことを言います。
一般的には、ファンド運用者と投資家との間には利害が対立する傾向にありますが、セイムボート出資を行うとファンド運用者と投資家とが利害が一致することになるため、投資家の信頼の獲得につながると考えられています。
元本割れがどのような場合に起きるのかは、「バンカーズのデメリットは?元本割れリスクと投資前に確認すべき点」で詳しく解説していますので、ご覧ください。
バンカーズの利回り分析
2023.4.16時点では、非常に多くのファンドの募集がありました。
直近50ファンドについて、利回り分布をわかりやすいように可視化しました。
横軸に運用期間(ヶ月)、縦軸に想定利回り(%/年)をプロットしています。
各ファンドについて、運用期間(ヶ月)、想定利回り(%/年)、最低投資額である1万円投資したときの想定配当金(円)についてまとめています。
ファンド名 | 運用期間(ヶ月) | 想定利回り(%) | 分配金*(円) |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第2-9号 | 12 | 4.00 | 400 |
オートリース事業支援ファンド第1-14号 | 12 | 3.84 | 384 |
不動産担保ローン事業支援集合ファンド2023年4月-1号 | 12 | 3.50 | 350 |
診療介護報酬債権担保ローン事業支援ファンド第1号 | 6 | 3.54 | 177 |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第1-27号 | 12 | 4.20 | 420 |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第1-26号 | 12 | 4.20 | 420 |
香港消費者ローン事業支援ファンド第2号【保全劣後型】 | 14 | 6.40 | 746 |
オートリース事業支援ファンド第1-13号 | 12 | 3.84 | 384 |
サービサー事業支援ファンド第1-9号 | 24 | 5.25 | 1050 |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第2-8号 | 12 | 4.00 | 400 |
不動産担保ローン事業支援集合ファンド2023年3月-1号 | 12 | 3.13 | 313 |
不動産担保ローン事業支援ファンド第6-2号 | 12 | 4.00 | 400 |
不動産リースバック事業支援ファンド第1-3号 | 12 | 3.50 | 350 |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第1-25号 | 12 | 4.20 | 420 |
自動車流通事業支援ファンド第1-2号 | 12 | 4.00 | 400 |
不動産担保ローン事業支援ファンド第2-23号 | 6 | 3.34 | 167 |
自動車流通事業支援ファンド第1号 | 12 | 4.00 | 400 |
オートリース事業支援ファンド第1-12号 | 6 | 3.67 | 183 |
自動車割賦販売事業支援ファンド第1号 | 12 | 4.00 | 400 |
不動産開発事業支援ファンド第5号 | 24 | 4.67 | 934 |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第3-2号 | 6 | 4.00 | 200 |
不動産担保ローン事業支援ファンド第2-22号 | 6 | 3.34 | 167 |
香港消費者ローン事業支援ファンド第1-10号 | 20 | 6.60 | 1100 |
香港消費者ローン事業支援ファンド第1-9号 | 18 | 6.50 | 975 |
香港消費者ローン事業支援ファンド第1-8号 | 16 | 6.40 | 853 |
香港消費者ローン事業支援ファンド第1-7号 | 22 | 6.70 | 1228 |
香港消費者ローン事業支援ファンド第1-6号 | 14 | 6.30 | 735 |
オートリース事業支援ファンド第1-11号 | 6 | 3.67 | 183 |
香港消費者ローン事業支援ファンド第1-5号 | 22 | 6.70 | 1228 |
香港消費者ローン事業支援ファンド第1-4号 | 20 | 6.60 | 1100 |
香港消費者ローン事業支援ファンド第1-3号 | 18 | 6.50 | 975 |
香港消費者ローン事業支援ファンド第1-2号 | 16 | 6.40 | 853 |
香港消費者ローン事業支援ファンド第1号 | 14 | 6.30 | 735 |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第1-24号 | 24 | 4.50 | 900 |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第1-23号 | 12 | 4.20 | 420 |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第1-22号 | 24 | 4.50 | 900 |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第1-21号 | 12 | 4.20 | 420 |
不動産担保ローン事業支援ファンド第2-21号 | 6 | 3.54 | 177 |
不動産担保ローン事業支援ファンド第5-2号 | 12 | 4.00 | 400 |
不動産担保ローン事業支援ファンド第2-20号 | 6 | 3.34 | 167 |
クレジット債権担保ローン事業支援ファンド第1号 | 12 | 4.00 | 400 |
オートリース事業支援ファンド第1-10号 | 6 | 3.67 | 183 |
不動産開発事業支援ファンド第4号 | 6 | 3.67 | 183 |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第1-20号 | 24 | 4.50 | 900 |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第1-19号 | 12 | 4.20 | 420 |
不動産リースバック事業支援ファンド第1-2号 | 12 | 3.50 | 350 |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第1-18号 | 12 | 4.20 | 420 |
フィンテック決済サービス事業支援ファンド第1-17号 | 6 | 3.65 | 182 |
不動産担保ローン事業支援ファンド第2-19号 | 6 | 3.34 | 167 |
電力事業支援ファンド第1号 | 12 | 3.50 | 350 |
min. | 6 | 3.13 | 167 |
max. | 24 | 6.70 | 1228 |
*小数点以下、切り捨てで算出
バンカーズのファンドでは、想定運用期間6ヶ月~24ヶ月、想定利回り3.13%~6.70%、想定配当金167円~1228円に期待できます。
元本保証ではありませんが、預金金利が0.01%/年を踏まえると、得られるリターンはかなり大きいです。
まとめ
バンカーズは、1万円と少額から金融のプロが厳選した企業に投資でき、想定利回りの配当金に期待できる融資型クラウドファンディングサービスです。
融資型クラウドファンディングには、株式や債券と異なり相場がなく、日々の価格変動を追って、ハラハラする必要はありません。
そのため、相場に影響されにくい投資をしたい方には、バンカーズが最適です。
また、株式や債券を保有していて、ポートフォリオの拡大や分散のために、想定利回りが決まっているバンカーズを利用しても良いでしょう。
バンカーズを利用するか否かの参考になれば、幸いです。
その他、バンカーズに関するトピックは、「融資型クラウドファンディング バンカーズの資産運用ガイド」でまとめていますので、ご覧ください。
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